カテゴリー: 公共、住宅 (page 42 of 53)

145. 利用頻度の高いものを大きく~米国のとあるホテルのエレベータ


現在、UPA(Usability Professionals’ Association)というユーザビリティの学会のカンファレンスで、米フロリダはオーランドという街に来ています。

写真は滞在しているホテルのエレベータです。

エレベーター内の操作パネルの写真

数字の書かれた丸いのはボタンではなく、その隣を押すのがいまいちイケてないです。おかげで階数×2倍も丸が並んでいて、滞在4日目の今でも指が迷います。

ただ感心したのは、最も利用頻度が高いと思われる1F(LOBBY)のボタンが丸3つ分のスペースをブチ抜く大きさにしてあるところです(写真は押されてランプが光っている状態)。これだけは迷わず押すことができます。認知的にも人間工学的にも優れた配慮ですね。

144. エスカレーターの上り下りでの色分け?


写真は名古屋の上前津という地下鉄の駅のエスカレーターです。上りと下りでベルト(手すり)の色が違っていますね。上りが青で下りが赤でした。これって名古屋市交通局統一のルールなんでしょうかね?ちょっと時間がなくて他の駅までは確認できませんでした。知人に聞いたところ、エレベーター設置は進んでいるが、エスカレーターはターミナル駅位でないとそもそも設置されていないのではないか、とのことでした。名古屋エリアにお住まいの方で、エレベータのある地下鉄駅にお出かけになる方がいらっしゃいましたら、是非チェックしてお知らせいただければウレシイです。

もし統一されているんだとしたら、強力な識別手段ですよね。美観重視の百貨店やホテルなどではやりたがらないでしょうが、せめて公共施設ではこういったルールを全国共通で実施してくれればと思います。

もっとも東京の駅だと常に誰かが乗っていることが多いので、遠目にも上り下りの判断はしやすいという土地柄もあるかも知れませんが。

2002/7/5日補足

上記知人からの話はσ(^^)の聞き違いで、上りはほとんどの駅に設定されてきて
いるが(しかも青)、下りは少ない、とのことでした。宮地さんからも同様の情報をいただきました
。また百貨店などでは閉店間際にすべて下りに切り替えたりするケースもあるそうで、
そうなると色分けは難しいですね。

いずれにせよ、下の投票状況を見ると、どうもルールがあるわけでもなさそうです
ね。

139. イケてないベビーシートのマニュアル


トイレにあるベビーシート

写真1は最近よく見かける個室トイレ用のベビーシートです。お父さん、お母さんが手を離せない間赤ちゃんを座らせておくためのものですね。

先日利用したこのトイレのベビーシートには写真2のような注意書きが貼られていました(ボケててすみません)。

注意書き
(1) ストッパーの左右に足を入れて、赤ちゃんをしっかりとすわらせてください。
(2) シートの上に立つと危険です。

この注意書きはいくつかの点でイケてないと思います。

まず2つの図に番号が振られていますが、図の内容はなんら順序をつけるようなものではなく、上が正しい使い方、下は反対にやってはダメな使い方です。

また下の図は禁止事項なので大きく×をつけるなどが必要だと思います。

そして今時珍しく英語の表記がないです。

皆さんもこの張り紙のすべての日本語がご自身で解読不能な文字で書かれている状況を想像してみてください。例えば韓国語やアラビア語などのチンプンカンプンさ加減は、多くの外国人がかな漢字混じりの日本語を見た時の印象に近いかも知れません。何かわからんが番号の順に2つの動作をしろと言われている、あるいは使い方にその1とその2の2種類あるよって書いてあるのかと思ってしまうかも知れません。

勿論、常識的に見て2番目は危ないってわかるじゃん、というご意見もあるでしょうが、そういう話をしだすと、そもそもこの張り紙の意義もほとんど無くなってしまう気がしまうのでちょっと置いておきましょう。

133. イケてないドアの取っ手のサンプル


横一文字の取っ手のついたドアの写真

写真はσ(^^)の自宅の近所にあるラーメン屋さんのトイレのドアです。当サイトの用語解説も含め、アフォーダンスの例としてドアの取っ手の話をするのは定番なんですが、このお店のドアはあまりにも「イケてなさ」具合がハマりすぎていて、当研究所スタッフにも大ウケでした。最初に見つけたのは何ヶ月も前だったんですが、ちょうどその時デジカメを携行しておらず、再訪まで随分間が空いてしまいました

皆さんはこの取っ手から、このドアをどのように扱うアフォーダンスを感じますか?σ(^^)なんかは両手をしっかり添えて、上に開きたいカンジです。

すごーく念入りに調べると、写真の端に蝶つがいのパーツが見えています。また上を見上げるとクローザー(急激に閉まるのを防ぐ安全装置)がついていますので、それらを手がかりにどちらに開くかを判断できなくはありませんし、真ん中辺りをゆっくりと押せば開かなくはないので、「×」事例というよりは、どこかでアフォーダンスの話をする時の事例として取り上げていただければと思い「◇ご紹介」事例としたいと思います。

関連ページ
当サイトの用語解説「アフォーダンス」

132. 新幹線の座席のニギリ


のぞみの座席の肩についたニギリ
矢印の先に注目

最近、出張で東海道新幹線「のぞみ」に乗った際に、座席の方に写真のようなコブがついているのを発見したんですが、コレってなんでしょう?ちなみに窓際の席には窓際、通路側の席には通路側についていたと思います。3列の真ん中はどうだったか覚えていません。新幹線のモデルによるのかも知れませんが、少なくともσ(^^)は初めてみました(その時は700系だったと記憶)。12月上旬に乗った時には無かったと思います。

身内で話したところ、立ち上がる時に掴む場所ではないだろうか、とのことでした。確かに前の席の人がリクライニングしてたりすると微妙に立ち上がる時に不安定気味ですよね。ここを掴めばラクかも知れません。

ただ予めそう聞いてないと、咄嗟に手が伸びて掴むというアフォーダンスは持ってないような気がします。掴んだら前のシートが倒れちゃうんじゃないかとか、引っ張ったら非常用の傘になってるんじゃないかとか(ねーよ>自分)。咄嗟に掴む可能性も考えると、利き手を選ばないように真ん中につけといた方がユニバーサルデザインって感じですよね。たぶん普通にバスについてるような取っ手で良かったんじゃないかと思いますが、新幹線ともなるとデザイン的に凝りたかったのかな?

2002/1/18日補足

社内で更に有力な説が持ち上がりました。新幹線が終点で折り返す時に、掃除のオバチャン達が一斉に座席を180度回転させる際につかむところではないか、というのです。彼によると真ん中の席にはこのニギリはなかったそうで、だとするとこれはかなり信憑性が高いですよね。だったら上記で触れたアフォーダンスの話も納得です。用途を知ってる人が使うんだし、横向きに座席を回す方向に掴むのなら悪くない形です。

2002/22日補足

徳永さん他からご指摘をいただきました。通路を歩いている人が咄嗟につかまるところだそうです。全席指定ののぞみなどでも移動はしますもんね。のぞみの途中のバージョンから装備されたそうです。掃除のおばちゃん達はもっと豪快にシートの背を押して回すそうです。
 でもそうだとするとやっぱ知ってないと咄嗟に手がでにくい形な気がするなぁ。

2002/2/25日補足

小山さんからも、あれは身障者の方がつかまるところらしいという情報をお寄せいただきました。またJR西日本の車輌ではこのような握りの代わりに、滑べり止めのシートのようなものが貼られているそうです。見てみたいですね。

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