Category: デジタル家電 (page 1 of 9)

820. Appleが失ってしまったものを持ち続けるDELL 〜XPS 15 9575の充電コネクタ〜

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ここ何年かは主力ノートPCはAppleのMacBookシリーズでした。Air/Pro/無印と数台は使用してきましたが、最近のモデル(USB Type-Cコネクタで充電を行う年式)でちょと不便に感じている点があります。それは写真のように充電ケーブルのコネクタ部分にLEDライトがなくなってしまった点。2枚目の写真はもう少し前、MagSafeという磁力式のコネクタだった頃のものです。こちらは充電中はオレンジ、充電が完了すると点灯、コネクタまたはコンセント側が外れていると消灯です。つまりここを見るだけで色々な情報を得ることができていました。充電コネクタ挿して充電してたつもりがコンセントが抜けてたり省エネタップでスイッチが切れてた、なんてミスにも気付きやすくなります。

ところがこの2016年モデル以降ではそれがなくなってしまいました。理由としてはこのケーブルが単なる充電ケーブルではなくUSB Type-Cという汎用のケーブルだからということもあるのでしょう。だからといってデザイン(コスト?)重視のAppleは本体側に充電ランプを復活させるといった気配りも見せず終いです。つまり今のMacBookシリーズには本体にもコネクタにも充電器にもLEDは一切なく、電源が入らない時に本体故障なのかACアダプタ故障なのかケーブル断線かがまったく判断できないことになります。

MacBook Pro 2016年モデルの充電コネクタ

MacBook Pro 2014年モデルの充電コネクタ

そして先日久しぶりにWindowsが快適に使えるノートPCが必要になって購入したのがDELL XPS 15 2-in-1 9575 (2018年モデル)です。2016年以降のMacBookやMacBook Proと同じくUSB Type-Cコネクタで充電しますが、付属の充電ケーブルには白色のLEDがついていました!充電中かどうかでステータスは変わらず、純粋にコンセントからの通電があると白く点灯します。コネクタが本体に刺さってなくても点灯しています。コンセントからの通電があるかどうかのフィードバックに徹しているわけですね。それでもないよりあった方がずっと助かります。ここまでは電気が来ているぞ、ということがわかるわけですから。

DELL XPS 9575の充電コネクタ

しかもこの機種はバッテリー残量を5段階で示すLEDセットや充電中かどうかを示すLEDが本体側にも備わっています。これらは正常に動作してOSが起動している時には画面で確認すれば済むことですが、それ自体が不可能な非常時にはとても重要な診断手段となります。

DELLは企業一括導入やコストパフォーマンスを優先した低価格なイメージですがこういう細かい配慮でコストカットをしない点は評価できると思います。このXPSシリーズは比較的上位グレードのモデルですが、今後バリューモデルがUSB Type-C充電方式に変わっていく時にどうなっているかで真価がわかるのかも知れません。

819. 削除確認の初期選択肢が選べるデジカメ〜SONY DSC-RX100M6

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先日デジカメを買い換えました。SONYのCybershot RX100シリーズのM2(マーク2)からM6へと同系統4世代ぶりの買い換えとなります。おおむね操作方法も踏襲されていてスムーズに乗り換えできました。

そしてとても助かっているのが、削除ボタン(ハードキー)を押した時の確認画面で「削除」と「キャンセル」どちらを最初に選択しておくか設定で選べるようになっていた点です。M2では「キャンセル」に固定でした。なので、

  1. 削除ボタン
  2. カーソル↑
  3. 決定

と常に3ステップ必要だったのが、デフォルトを「削除」にしておけば、1.と3.だけで済みます。些細な違いのようですが、連続して何枚も失敗写真を削除/整理する時には地味に効いてきます。M6はAFや保存も高速化されてバシャバシャ撮れるので、ついたくさん撮影してしまい、その場でざっと取捨選択できるのは非常に有り難いのです。

設定画面で初期状態を選べる

削除ボタンを押した状態

「え?こんなの選べたっけ?」と慌ててM2の方も調べてみましたが該当項目はなかったので、M3からM6のどこかの時点で追加された機能のようです。この手の削除操作における確認フローは常に手間と誤操作回避のトレードオフが悩ましい問題ですが、いっそユーザに判断を委ねてくれるというオープンさはとても良い配慮だと思います。

815. 肝心なところが隠れて見えない…〜Panasonic DMR-BXT970〜

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私は毎晩ワールドビジネス・サテライト(WBS)を録画し、翌日の朝食を食べながら視聴しています。さすがに朝食を丸一時間もとってる時間はないので、WBSも関心のないトピックを「30秒送り」ボタンでチョンチョン跳ばしながらダイジェストで観るワケですが、ひとつとても困っていることがあります。

上の写真はスキップをした瞬間の画面。いわゆるOSDとして全体のどこまで再生したかを示すバーグラフや時間、現在のモードを示すフィードバックが一定時間表示されます。4秒くらい放っておけば消えるのですがこれが時短視聴するにはちょっと長い。そして不運なことにWBSもPanasonicを画面右上に情報提示をしているので重なってしまい、何のトピックなのか把握できないのです。きっと同じような理由で右上と決まってるんでしょうね。結果的にスキップの度に4秒待たないと次へ進んでいいかどうか判断できず、大幅に効率が落ちています。

じゃぁPanasonicは左上や右下など他の位置にすれば良かったのかといえば、もちろん他の番組ではそちらもかぶってしまう可能性があるので一概には言えません。欲を言えばユーザが位置や消えるまでの時間を選べるかすれば良かったなと。Panasonicはこの機種以外にも歴代のDVD/BD/UHDBDプレーヤーを何台か使ったことありますが、総じてOSDがしつこいです。再生始まってもずっと出っぱなしな表示すらあったり(「戻る」ボタンで消える)。おそらく操作に不慣れなユーザーを慮ってのことなんだと思いますが、最近では画質や性能でPanasonic製品を選ぶ人も増えていると思うので、そうした層にも選択肢を与えてくれると嬉しいなぁと思います。

814. 業務用機器にはフェイルセーフの工夫が一杯 〜SONYビデオカメラ HXR-NX80〜

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写真は昨年発売されたSONYの業務用ビデオカメラHXR-NX80です。大手家電店でも置いていないことがほとんどだし、カタログも民生用とは別なので一般には存在自体あまり知られていないモデルです。いわゆるHandycamブランドでもありません。

皆さんは業務用カメラというと普通の家電店に売ってるものと何が違うと思いますか?画質や性能がスゴい?まぁこれより更に上の放送局が使う様なものになってくるとまた違いますが、実は画質とかはそんなに違いません。同じレンズやセンサーの民生モデルもありますし、光学手ぶれ補正なんかは民生モデルの方が先をいってるくらいです。

業務用が業務用たる所以はどちらかというと失敗しないための何重もの配慮だと思います。長時間撮影し続けた際に高熱でエラーになったりしないという品質面ももちろんですが、ヒューマンエラーで撮るべきものが撮れてなかった、というミスを防ぐための工夫が随所に見られます。

こちらの写真はメモリーカードスロットです。なんと2枚入ります。うっかり残り容量を確認し忘れて足りなくなってしまった時の予備としても動作しますし、片方は常に録画しておいて「スタートとストップを勘違いして撮ってるはずが撮れてなかった」というモードエラーを防ぐ設定にすることもできます。

また業務用ビデオカメラの特徴として、外部マイクを複数取り付けてられる点がありますが、こちらはその操作パネルです。2本のマイク個別にゲイン(音量)調節ダイヤルやフィルター、電源供給ON/OFFといったスイッチが並びます。ここは一度設定を決めたら迂闊に触ってしまったら大変なことになるので、きちんとカバーがついていて、指やものが当たったりしてもガードするようになっています。しかも透明なので設定内容はいつでも目視で確認できます。

プロだって人間ですからうっかりミスも時にはやってしまいます。こうした業務機器のデザインはそうした現場あるあるをしっかり分析して、そういうトラブルを未然に防げるよう配慮がされているんですね。

811. リングひとつで大違い 〜AppleTVのリモコンの密かな改良〜

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AppleTVを第4世代から4K対応モデルに買い換えました。1年程度でもったいない気もして当初見送っていたのですが、アップデートでAmazonプライムビデオに対応したので、とあるお気に入り番組が4Kで見れるならば、とアップデートの報せを聞いたその日にApple Storeに余ってゲットしました。

写真は新旧、というかどちらも現行モデルですが、左が今回購入した4Kモデル、右が第4世代のリモコンです。第4世代から十字キーがなくなりタッチパッドになりました。Apple製品らしく大変シンプルでオシャレで、そしてひどく使いにくいものでした。形状に突起がなさすぎて、目線をテレビに向けたまま手探りで操作しようとしたら逆さまだった、なんてこともしょっちゅうです。結局使うのを止めて、iPhoneアプリで操作していました。

それが4K付属版(写真左)はご覧のようにMENUボタンに白枠がついたのです。単に色がついただけでなく、高さがついてリング状に盛り上がっているのです。プラスチック部品の成形に関してあまり詳しくないですが、色がはっきり違うので、単にボタンの金型を変更して塗ったのではなくリングパーツを追加しているんじゃないでしょうか。コストとしては上乗せでしょう。

ともあれ、触感でもかなりはっきりとMENUボタンを認識できるようになり、これを基点に他のボタンやリモコンの向き自体が間違っていることなども認識しやすくなったんじゃないかと思います。広報的にはまったくアピールされていなかったと思いますが、開封一番「おっ」と声が出た地味に嬉しい改良でした。

(なお、我が家の第4世代は発売直後に購入したものです。もしかすると現在は第4世代でもリモコンは新型に差し替わっている可能性があります。)

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