写真は日清食品の日清焼そばです。自炊が面倒くさくなった時にお手軽に食べておくのに我が家では学生の頃からほぼ常備してあります。5個入りパックで買ってきて、ひと月くらいで消費しきる位のロイヤルカスタマー(?)です。

そんな私でもいつもやらかしてしまうミスがあるのです。

日清焼そば。好きな袋麺のひとつです。

こちらは添付の粉末ソース。お湯で麺がほぐれてきた頃に投入するのですが、だいたいこれを一発で開けることができません。袋を良くみると向手右側に「こちら側のどこからでも切れます」とあります。このパッ○マンみたいなアイコンは旭化成の特許技術であるマジックカットであることを示しています(マジックカットについてはこちら)。つまり水平方向にならどこでも簡単に切れるというわけです。しかし!私にはその表示よりもどうしても上下のギザギザがシグニファイアとして視覚、触覚的に優先してしまうのです。つい縦方向に割く前提で、まさにマジックカット表示のある赤い部分をつまんで振り、中の粉末ソースを左側に寄せ、グっと力を入れる。切れない!?あ、間違えた。今度は上を持ち直してまた振って粉末を下に寄せる。ようやく横方向に割ける、ということを、本当に自分でもバカみたいだと思いますが月に何度もやってしまいます。

添付の粉末ソースの袋

きちんと専門家の方に聞いたわけではないのですが、本来このギザギザは開けやすくする為の加工ではないんだと思います。開け口として意図してつけられた凹みは「ノッチ」と呼ばれ通常最適な一カ所にのみつけられます。ギザギザは工場で裁断する時に、頂点がある刃の方が食い込みやすくより小さい力で切れるからということのようです。実際利用者が切る必要がない新聞もギザギザしてますね。こちらのページのQ4に新聞がギザギザしてるのは裁断する刃のせいだと書かれています。手がスパっと切れないための加工だという説も目にしますが、だったら手でもつ左右にも必要な気がします。

つまり、「ギザギザは袋を開けやすくする為についている」というのはユーザ(私だけ?!)が勝手に構築したメンタルモデルなんでしょう。アルミ包装のような強い素材でなければ結果的に上手く機能することもある為、その成功体験がますますメンタルモデルを強化して今に至る、というところでしょうか。

世の中に同じことで面倒を感じている方がどれくらいいらっしゃるかわかりませんが、なんかこう「ここをもって振る!」「ここをこの向きに破る!」みたいなことが強調されたデザインで改善が図れそうな気はします。

 

P.S.

あとこれは完全自己責任な気もしますが、何故かもうひとつの添付品である青のりを出来上がり後にふりかけるのを忘れてしまうのをなんとかしたい…なんかもったいないのでとっておくんですが結局使い道がなくて捨ててしまうんですよね、、