のぞみの座席の肩についたニギリ
矢印の先に注目

最近、出張で東海道新幹線「のぞみ」に乗った際に、座席の方に写真のようなコブがついているのを発見したんですが、コレってなんでしょう?ちなみに窓際の席には窓際、通路側の席には通路側についていたと思います。3列の真ん中はどうだったか覚えていません。新幹線のモデルによるのかも知れませんが、少なくともσ(^^)は初めてみました(その時は700系だったと記憶)。12月上旬に乗った時には無かったと思います。

身内で話したところ、立ち上がる時に掴む場所ではないだろうか、とのことでした。確かに前の席の人がリクライニングしてたりすると微妙に立ち上がる時に不安定気味ですよね。ここを掴めばラクかも知れません。

ただ予めそう聞いてないと、咄嗟に手が伸びて掴むというアフォーダンスは持ってないような気がします。掴んだら前のシートが倒れちゃうんじゃないかとか、引っ張ったら非常用の傘になってるんじゃないかとか(ねーよ>自分)。咄嗟に掴む可能性も考えると、利き手を選ばないように真ん中につけといた方がユニバーサルデザインって感じですよね。たぶん普通にバスについてるような取っ手で良かったんじゃないかと思いますが、新幹線ともなるとデザイン的に凝りたかったのかな?

2002/1/18日補足

社内で更に有力な説が持ち上がりました。新幹線が終点で折り返す時に、掃除のオバチャン達が一斉に座席を180度回転させる際につかむところではないか、というのです。彼によると真ん中の席にはこのニギリはなかったそうで、だとするとこれはかなり信憑性が高いですよね。だったら上記で触れたアフォーダンスの話も納得です。用途を知ってる人が使うんだし、横向きに座席を回す方向に掴むのなら悪くない形です。

2002/22日補足

徳永さん他からご指摘をいただきました。通路を歩いている人が咄嗟につかまるところだそうです。全席指定ののぞみなどでも移動はしますもんね。のぞみの途中のバージョンから装備されたそうです。掃除のおばちゃん達はもっと豪快にシートの背を押して回すそうです。
 でもそうだとするとやっぱ知ってないと咄嗟に手がでにくい形な気がするなぁ。

2002/2/25日補足

小山さんからも、あれは身障者の方がつかまるところらしいという情報をお寄せいただきました。またJR西日本の車輌ではこのような握りの代わりに、滑べり止めのシートのようなものが貼られているそうです。見てみたいですね。