Category: Web、GUI (page 1 of 24)

822. 劇的にシンプルに ~日本郵便再配達受付フォーム

[good]

6月の記事で入力項目が無駄に多すぎるんじゃないかと指摘した日本郵便の再配達受付フォームが先日みたら大幅に改善されていました。

こちらがその新しいフォームの1ページ目です。

新しくなった再配達依頼フォーム

以前のバージョンではここで

  1. 郵便番号
  2. 追跡番号またはお知らせ番号(2つの欄から選んで記入)
  3. 不在票お届け日
  4. 郵便物の種類
  5. 再配達先
  6. ゆうびんIDを使うかどうかで送信ボタンを選択

という情報を入力していたのですが、2.と6.だけになりました。しかも2.では手元の不在票に載っているのが追跡番号かお知らせ番号か区別して欄を使い分ける必要もなくなりました。

桁数の少ない(=内包している情報が少ない)お知らせ番号の場合は、ボタンを押して画面遷移した後で結局追加入力があるわけですが、よりケース毎に特化して無駄な欄を目にすることがなくなったということですね。

またこれも以前の記事で指摘していた点ですが、「郵便物などの種類」選択欄ではついに、種別コードがラベルに併記されるようになりました。不在票にはこの番号が書いてあるわけなので、同じ番号を探して選択するだけでよくなったわけです。ステップ数は同じですがユーザ側の認知的な負荷は激減ですね。

郵便物種別選択欄

別に当日記記事を読んで修正してくださったわけではないと思いますが(笑)、私個人の不満は大幅に改善されていて嬉しい出来事でした。みなさんにとっての使い勝手はいかがでしょう?

821. 更に大画面になったiPhoneに欠かせない簡易アクセス

[info]

iPhoneは毎年買い換えるマンの古田です。

今年はフラッグシップシリーズであるXの大画面モデルXS Maxが登場したので、1年ぶりにラージサイズモデルに返り咲きました。本モデルではディスプレイのベゼル(外枠)が狭くてなり、外径寸法はPlusシリーズとほぼ同じながら画面サイズが上下に伸びる形となっています。

iPhone 7 PlusとXS Maxのサイズ比較

ディスプレイとして表示面積が増えることは動画やゲームなどの映像表現やブラウザなどでの情報効率が向上するメリットがある一方、タッチデバイスとしては困った事も出てきます。片手持ちして親指で操作するような場合に、指が届きづらい場所が増える、という点です。

Appleでは当然それを見越してPlusシリーズの頃からアクセシビリティ機能のひとつとして簡易アクセスというものを盛り込んであります。Xシリーズでは、画面の下部1cmくらいの範囲で短く下にフリックすると、画面全体が下にスライドして持ち替えなくても画面上部のボタンなどに指が届きやすくなります。

ホームボタンがあったPlusシリーズではホームボタンに2回タッチ(押し込まない)で起動できました。正直Plusのサイズだとまだなんとかなっていたので、むしろ意図しない場面でこれが発動してイラっとすることの方が多かった気がします。しかし、画面の上下幅がさらに広がったXS Maxではもはやこれを活用しないとどうにもなりません。起動方法としても誤爆は起きにくくなった気がします。これで全てが解決という感じではありませんが、活用してきたいと思います。Apple伝統の知らなければ気付きづらい機能なのでご紹介。

ちなみに同様に大画面化、狭額縁化が進むAndroidの世界ではどうなっているかというと、知る限りではGoogle標準の機能はなかったように思います。ただしメーカー独自に対応している例がいくつかあります。以下の記事にSAMSUNGやHUAWEIの事例が紹介されています。

大画面スマホで便利な片手操作モード比較。[いろんなこと。]

以前使っていたSHARPの端末にも同じような機能が搭載されていました。Android勢はスライドではなくサイズ圧縮で寄せるアプローチが多いようですね。左右も縮んで近づいてくれる点と、隠れるボタンがないので縮小したまま全ての操作が継続できる点ではAndroid勢の方が優れているような気もします。

819. 削除確認の初期選択肢が選べるデジカメ〜SONY DSC-RX100M6

[good]

先日デジカメを買い換えました。SONYのCybershot RX100シリーズのM2(マーク2)からM6へと同系統4世代ぶりの買い換えとなります。おおむね操作方法も踏襲されていてスムーズに乗り換えできました。

そしてとても助かっているのが、削除ボタン(ハードキー)を押した時の確認画面で「削除」と「キャンセル」どちらを最初に選択しておくか設定で選べるようになっていた点です。M2では「キャンセル」に固定でした。なので、

  1. 削除ボタン
  2. カーソル↑
  3. 決定

と常に3ステップ必要だったのが、デフォルトを「削除」にしておけば、1.と3.だけで済みます。些細な違いのようですが、連続して何枚も失敗写真を削除/整理する時には地味に効いてきます。M6はAFや保存も高速化されてバシャバシャ撮れるので、ついたくさん撮影してしまい、その場でざっと取捨選択できるのは非常に有り難いのです。

設定画面で初期状態を選べる

削除ボタンを押した状態

「え?こんなの選べたっけ?」と慌ててM2の方も調べてみましたが該当項目はなかったので、M3からM6のどこかの時点で追加された機能のようです。この手の削除操作における確認フローは常に手間と誤操作回避のトレードオフが悩ましい問題ですが、いっそユーザに判断を委ねてくれるというオープンさはとても良い配慮だと思います。

818. 日本郵便の再配達受付フォームのわかりづらさを検証する

[bad]

日本郵便(郵便局)のWeb再配達受付フォームは何回使っても慣れません。今回はなんであぁも使いづらいのか真面目に考察してみたいと思います。

まずこちらがポストに入れられる不在連絡票です。こちらの情報をWebフォームに転記することでマッチングを行います、

日本郵便の不在連絡票

一般にここから読み取らなければならないのは(通常把握している自身の郵便番号を除けば)2点。「ア」の種類番号と、シールで貼られた副伝票の追跡番号またはお知らせ番号です。これを踏まえて以下のWebフォームを埋めていきます。

スクリーンショットが長くてちょっと見辛いですが、ステップ毎に追ってみましょう。

再配達依頼フォーム

1.郵便番号

そもそもなんでこれを改めて入力する必要があるんでしょうね。追跡番号やお知らせ番号で荷物が一意に絞れるのであれば、必要ない気がします。競合他社では求められない気がします。もしかすると不正防止のためのチェックデジット代わりかも知れませんが、不在票を抜き取られてる時点で郵便番号は自明な気もします。

2. 追跡番号またはお知らせ番号

荷物固有のIDとして2種類あるのが話をややこしくしています。おそらくですがもともと追跡可能なゆうパックには発送時点で追跡番号が振られるんだと思います。桁数も多く全国でユニークな(重複がない)番号です。

一方お知らせ番号は本来追跡の仕組みがない定型外郵便などがポストに入りきらずに持ち帰った場合などに配達員がその場で発番しているローカルな番号なんではないかと思います。

いずれにせよ利用者目線で区別する必然性はあまりない気がします。足りない桁を0で埋めてでも12桁の番号に欄を統一してシステム側で振り分けるとかできそうなものです(郵便番号を入れているので全国共通番号でなくても絞り込めるんじゃないかと)。

3. お届け日

これまた利用者目線では必要性がよくわからない項目です。お知らせ番号だと6桁しかないので地域によっては1日で使い切ってしまい、日付を組み合わせないと絞り込めないのかも知れません。でもだったらそれこそ6月30日->0630みたいなルールで桁増しして追跡番号と共通化してくれればいいんじゃないでしょうか。またもし追跡番号の時には必須でないのであれば、2.の選択に応じて欄自体が増減してものではと思います。

4. 郵便物等の種類

毎度ここがもっともフラストレーションがたまるところです。まず、2.では横に並んでいた追跡番号とお知らせ番号のゾーンが今度は縦に配置されています。このレイアウトだと独立した2つの欄がありそれぞれに入力を求められているように見えて、その実は2.で選んだどちらかの欄だけ入れれば良いのです。

そして毎度不思議に思うのが、何故不在連絡票では種類番号という2桁の数字で記載しているのに、フォームではその数字で入れられないどころかラベルとしても振ってないのかということです。ユーザの思考フローはこうです。

  1. 種類番号を読み取る
  2. すぐ下の一覧からその番号が何を示すか調べる(例えば75なら「上記以外」)
  3. フォーム上で「上記以外」を探して選択する

ここで更なる問題として「上記以外」が複数の列に4つも存在するという点があります。郵便物、ゆうパック、追跡番号とお知らせ番号それぞれの国際郵便物です。自分の荷物がどの「上記以外」に該当するのか、75という数字がどこにもないのでどうしたらわかるのでしょう?正解は不在連絡票の一番上のタイトルにある「ゆうパックご不在連絡票」から追跡番号の2列目の一番下の「上記以外」ということになります。デザインした人からすると「こんなに大きく太く書いてあるだろ?」ということかも知れません。しかし実際には位置が離れていてほぼ目に入りません。普通、こういう時に見出しに動的な情報が載っているとは思わないでしょう。

改善案としてはここも2.の番号種別を選んだ時点でまず余計な選択肢を消して欲しいです。2.で追跡番号を選んだ人からすれば、4.のお知らせ番号のゾーンはまるごとノイズでしかありません。もしかすると郵便局はちょっと前まで公的な存在だったので「あらゆるブラウザ環境に対応する為、JavaScriptなどによる動的なページ制御は使用禁止」という保守的な発注仕様だったのかも知れません。しかし現在では非対応なブラウザはほぼないですし、最悪「JavaScript非対応なら両方出しっぱなし」ということでいいんじゃないかと思います。いずれにせよ各選択肢には種類番号はいれるべきでしょう。

5.の再配送先はまぁいいかなと思います。初めてツッコミどころがない欄です。

正直最後に「次へ進む」と「ゆうびんIDを利用して登録する」も慣れない人には無駄に悩ませる要因だと思います。後者のメリットがわかりません(例えば受付内容をメールで送ってくれたりします)。私は登録済みなので習慣で後者を選んでログインして申し込みしてしまいますが、むしろユーザ登録の仕組みがあるなら先にログインさせておけば、郵便番号の入力が省けたりしそうなものです。

などなど、LINEボットなどによる依頼など野心的な取り組みをしているヤマト運輸に比べると色々と作りが古かったり気が利かなかったり周回遅れ感は否めません。月に1度は使うものなのでもっと改善に力を入れて欲しいと思います。ちなみに他社事例ではAmazonの委託で配送をするデリバリープロバイダなどもまたイケてないのですが、こちらはまた機会を改めて。

 

816. 外国人に“やさしい日本語”とは、文節区切りを明示すること?

[info]

先日 こんなサイトを 見つけました。災害時などの 情報発信で 日本語が 苦手な人にも わかりやすい「やさしい日本語」を 使いましょう という 啓蒙サイトです。

減災のための「やさしい日本語」

このサイトに よると、多少は 日本語が 読める という 外国人 向けに、

  • フリガナを つける
  • むずかしい 漢字を さける

という ごく一般的な 方針に 加え、

  • 単語や 文節の 区切りに スペースを 入れる

というのが 有効な ようです。なるほど 確かに、元々 単語の間に スペースがある 欧文と 違い、日本語は 単語同士に 区切りがなく、言語解析の 世界でも 形態素解析という 研究ジャンルが できる位の 第一関門と なります。しかも、単語/文節区切りを した後で 個々の 単語の 意味を 調べる 第二段階へ 進めばいい かというと そうでもなく、そもそも 単語を 知らないと 文章を 区切ること自体も できない という、第一関門、第二関門が 複雑に 絡んだ 認知処理を しなければ なりません。これは 機械翻訳技術としても 難しい のは もちろん、日本語に 不慣れな ノンネイティブな 人にとっても 難関な わけです。辞書を 引くにも 単語としての 区切りが できなければ そもそも 不可能な わけです。それを 無意識に やってのけられる 我々 ネイティブの 側で あらかじめ やっておいてあげる、というのは 大変 合理的な 発想だと 感じました。

試しに 本記事を 上記サイトの 例に 倣って 区切りを 入れて 見ましたが いかがでしょう?さすがに ちょっと 読みづらい ですね(笑)。でも これらは 電子データで あれば 比較的 簡単に 切り替え 表示 できると 思います。必ずしも 全角スペースで なくとも、色分けや 下線など 様々な 表現が 考えられる でしょう。形態素解析も 実用的な プログラムライブラリが 無料で 公開されて いますので、例えば 既存の 日本語 サイトに ほぼ全自動で 区切りスペースを 入れるような 仕組みは 作れそうです。そういう 機能の ブラウザ(プラグイン)が あっても いい ですね(全角スペースの 代わりに 色付きの 半角スペースに してみました)。

多くの 外国人 観光客を 迎える 今後に 向けて、ホスピタリティの 1つ として 考えてみても いいこと かも 知れません。

Older posts