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791. 暗示的な情報提示〜SUZUKI バレーノのメーター〜

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先日車を修理に出す機会があって、代車としてスズキのバレーノという車種を借りてしばらく使用しました。写真は同車のメーターパネルです。

パネル上部にアーチ状の青いライトが光っています。これはアイドリングしている状態ですが、走り出すと水色や黄緑色へと変化します。これは瞬間燃費の良し悪しを示していて、青<水色<黄緑色と順に燃費が良くなっていきます。この手のアンビエントな照明による情報伝達は過去に他社の車にも搭載されていますし、私自身も十数年前に業務で似たような提案をして試作品を使って試走したこともありますが、市販車でじっくり乗ったのは初めてでした。

自動車のメーターパネルはただでさえたくさんの警告ランプがあり、その意味を正しく理解していないユーザも少なからずいます。しかも昨今は燃費情報やクルーズコントロール関連、先進安全装置関連などの表示が上乗せされて情報量過多気味です。運転中に必要な情報が瞬時に読み取れなければならないメーターパネルにノイズとなる無駄な情報を無闇に増やすわけにはいきません。そこで、安全運転に関わるランプ類と比べるとやや優先度が落ちる燃費情報に関して、こうしたバックグラウンド的な表現を採っているんですね。最近の一般的な車種では「ECO」という文字や葉っぱを模したアイコンを、高燃費走行中に点灯させるのが主流です。また少しいい車になると、グラフィック表示で燃費数値を表示したりグラフを出すものもありますが、そういったものよりは直観的でかつ必要充分な情報量をもっている気がします(正確な数値は相当こだわる人以外には情報負荷でしょうし)。

こうした発想はMITの石井裕教授が考案したアンビエントディスプレイ[ASCII]という考え方に由来しています。意識して注視をしなくても周辺視で状況把握ができること、異常時にアラートを出すのではなく、平常時に平常運転であることをユーザに負担をかけずに伝達するといったものです。私は20年来の彼とこのアイデアのファンですが、ようやくさまざまなところで実用化されてきたなと感慨深いものがあります。

個人的にはタイヤの空気圧とかオイルの劣化とかもっと安全に深く関わり、かつ結果として燃費走行にも寄与する要素のフィードバックに使えたら嬉しいなと思いますが、それらの情報はそもそもセンサーで読み取れてない車種がほとんどなので、まずはできるところで、というところでしょうか。

 

 

783. 遠隔操作に新たな発想 ~Mercedes-BenzのEクラス タッチコントロールスイッチ

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普段タッチパネル式のカーナビを使用されている方には、馴染みがないかもしれませんが、ドイツの自動車メーカーMercedes-BenzやAudiなどは、「タッチパネル式」ではなく、センターコンソールに設置した「遠隔操作デバイス式」を採用しています。ディスプレイが遠方、上方に設置しているため、運転中に操作する際は、最小限の視線移動ですむ遠隔操作の方が優れている…というのが採用された理由のようです。

写真1:Mercedes-Benz Eクラスの遠隔操作デバイス

ですがこの遠隔操作デバイス式、2003年頃に登場した当初から文字入力が煩わしいなどの理由により、各メーカーとも使い勝手に関する評判が低いものでした。その後ショートカットボタンが追加されたり、手書き入力が出来たりと改良が重ねられましたが、いまだに遠隔操作デバイス式を快く思わないユーザーも多いそうです。

そんな中、今年7月にフルモデルチェンジしたMercedes-BenzのEクラスに、タッチ式のステアリング(ハンドル)スイッチが装備されたとのニュースが入り、近くに行く用事もあったので、Mercedes-Benzのショールームへ行ってきました。

それがこちら。ステアリングスイッチの左右両方に、液晶画面のように光っている所がタッチ式スイッチです。

写真2:Mercedes-Benz Eクラスのステアリングスイッチ。 左側が中央のディスプレイ用、右側がメーターディスプレイ用。

写真3:黒いエリアが、タッチコントロールスイッチ。 中央に決定ボタンになっている。

左側のステアリングスイッチが中央のディスプレイ用、右側がメーターディスプレイ用。写真ではわかりづらいですが、光っている部分がスマホの画面操作のように指で操作できるようになっており、中央に決定ボタンがついています。という訳でいざ操作。

結論から言うと、これがとても操作しやすい!従来もステアリングの上下スイッチで操作できましたが、わざわざ一つずつカチカチと操作するのでなく、指でなぞるだけで選択範囲を動かせるため、操作する手間がだいぶ楽になった印象です。

そして注目すべきは、タッチコントロールで操作した際にディスプレイに現れるメニューです。

写真4:タッチコントロールのメニュー。左側のステアリングスイッチを触れると、中央のディスプレイに出てくる。

こういったメニューの形、普段どこかで見覚えありませんか?そう、スマホのフリック入力の際に現れる十字メニューです。

十字方向にそれぞれメニューが配置されているため、どの方向に指を動かせばいいか、分かりやすいですね。ちなみにショールームの方に聞いても、やはりフリック入力のUIを意識したデザインとのことでした。

タッチパネル式で良いのでは、と思うかもしれませんが、ハンドルから手を離さずに操作できるのは安全面を考えても、優れているといえるでしょう。むしろ、タッチパネル式のカーナビにも採用しても良いくらいです。

ただでさえ運転中は様々な注意が必要ですし、このような使いやすいUIが今後も車載機器に増えてくることを期待したいですね。

 

735. ケータイ置き忘れを知らせてくれるカーナビ~Panasonic Strada~

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最近のカーナビは運転中により安全に通話ができるよう、Bluetoothヘッドセットとしてケータイ/スマフォとリンクするものが増えています。車内スピーカーとマイクを使って、ケータイ端末を手に持たずとも通話ができるわけですね。その為のリンクは一度ペアリング設定をしておけば、カーナビの電源を入れるだけで自動的につながり、車に乗る度に特別な操作をしなくても待機状態になります。

で、先日PanasonicのカーナビStradaの最新モデルを試用した際、下記の画面が出ることに気付きました。なるほど!そのナビ起動時の携帯電話との再リンクが行われない(携帯電話機が発する電波が見付からない)場合、こうして電話機を忘れて来ていないか警告をしてくれるわけですね。

携帯電話が接続されていません。携帯電話を忘れていませんか?と表示されたナビ画面

ちょっとした気遣いですが、これのおかげで携帯電話を自宅や外出先に置き忘れたまま車を走らせてしまうリスクを減らせるのは大きいと思います。自分の使っているナビにも是非ほしい機能だと思いました。

725.カーナビのルート表示の色分けについて 〜KENWOOD彩速MDV-Z701〜

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先日15年ほど最上位機種を買い続けてきたPioneerに一端別れを告げ、KENWOODのカーナビ、彩速 MDV-Z701を購入しました。ピンチ操作でズームなどスマフォライクな操作性に惚れてのことで、そこは非常に満足しているのですが、肝心の地図の見やすさはやはりPioneerに一日の長があるかなと思いました。

写真は一般道と高速道を含むルートが表示された状態です。Pioneer同様、一般道は黄緑、高速道は水色と色分けがなされています。これはドライバーからすると結構大事だと思っていて、一目見て「この先で高速乗る/降りるんだな」と把握できます。自動車メーカー純正品だといまだに色分け自体していないものもある中で、キチンとやってくれて好印象です。

もちろんこの色分けは重要視しているので店頭デモ機で確認して購入に至ったんですが、どうも実際に車載して仕様してみると見分け辛い…微妙なカラーの違いなのか、液晶パネルが光沢なせいかは不明ですが、走行中のチラ見ではどっちの色なのか判別できないんです(写真で撮ってしまうとまだ見分けついてしまいますが実車ではもっと近い色に見えます)。折角の配慮が活きてこなくて残念です。その昔、モバイル/自動車系の学会でPionnerは地図配色について発表していて色覚異常者にも配慮して各要素の色分けを熟慮していると言っていたのが印象に残っています。やはり老舗は細かい点にもこだわりぬいているということでしょうか。KENWOODさん、バージョンアップで配色の微調整してくれないかな…

写真はホーム画面と呼ぶ状態です。ナビゲーションとオーディオが画面を半分ずつ共有するモード。ここではルートが黄色というなぜか全く別個の配色で描かれているのもやや首をかしげます。昼間でも黒ベースの地図ですしオシャレさ優先なんでしょうけど、、、

各製品一長一短でなかなか100%満足のいく製品には出会えないものです。

704. 角丸な駐車券

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外出先の駐車場に車を入れた時の駐車券、個人的には胸ポケットに入れておくのがレジでも精算機でも一番サッと出せて便利だと思うんですが(財布に入れてしまうとゲート型精算機の時にすぐに出せなかったり)、Tシャツ1枚のことが多い夏場は胸ポケットがなくて不便に思うことが多々あります。そこで今年は胸ポケット付きのTシャツを何枚か買って過ごしてみることにしました。しかし使ってみると予想外の不便さが露呈しました。綿などのTシャツだと、駐車券の鋭利な角が繊維に引っかかりまくってサッとポケットに入ってくれないのです。時には肌までチクっとしてアウチッ!ってことも…

「これテプラとかについてるカッターみたいなので角を落としといてくれないかなぁ…」などとボヤいてたのですが、、、

ありました!写真は横浜市のたまプラーザ駅の駅ビル、たまプラーザテラスの駐車場のものです。ちゃんと四隅が角丸に加工されており、そのおかげで綿シャツの胸ポケットにもスルっと入っていってくれます。この加工機構を加えることで発券機のコストがどれくらい違うんでしょうね。できればもっと多くの施設で採用してほしいと思います。

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