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587. 意識は前向き 安全操作 ~サイクルコンピュータ


サイクルコンピュータというものをご存知でしょうか。

簡単に説明をしますと、自転車に取り付けて、走っている速度や走った距離を測ってくれるデジタル機器です。走りながら平均速度を見て自分のペースを把握したり、信号で止まったときにそこまでの距離を見て達成感を味わったりと、まぁ完全に自己満足なシロモノです。

一般的に、サイクルコンピュータには色々なモードが用意されていて、走行速度や最高速度、走行距離などの表示をボタンで切り替えて見られるようになっています。

表示を切り替えるボタンが1つのものもあれば、複数あるものもありますが、僕が使っているこのサイクルコンピュータ、見た感じどこにもボタンが付いていません。 

どこにもボタンが・・・

実はこれ、表示部というか本体そのものが押せるようになっています。仕掛けとしては、本体の裏面に小さな突起があり、ハンドルとの接続部でストロークがとれるようになっているため、本体そのものを大きなボタンとして押すことができるのです。

そのまま押せる

~最高速度への飽くなき挑戦、大いなる勇気~

と馬鹿なことを思いがちですが、とにもかくにも安全に気を配ることが最優先です。信号や自動車、歩行者は当然のこと、道路の段差や小石まで、自転車を運転しているときはたくさんのものに気を配りながら走らなければなりません。「ボタンの位置に当たりをつける」という、手探りの行為が省略されるだけでもずいぶん気持ちに余裕が生まれ、身の安全・周囲の安全に気を配ることができます。

製品情報のWebページにある『手袋をしたままでも確実に操作可能』という謳い文句だけではもったいない!利用状況に合わせて操作負荷の高い手順を短縮した、スピード感あふれるインタフェースのご紹介でした。 

586. もうイライラしません。ワンタッチで閉められる、楊枝入れのふた


昔からおなじみの変わらないデザイン。楊枝入れのケース。私はこのふたを閉めるのが大の苦手です。やわらかい素材でできているため、中の楊枝がはみ出てしまい、いつも一発でふたを閉められません(写真1)。

写真1:うまくふたが閉まりません

普段はイライラするので、写真1の状態で放置してしまうことが多いのですが、先日、ついにひっくり返し、楊枝を床にばらまいてしまいました。ほとんどの楊枝が使いものにならなくなってしまったので、新しい楊枝を購入しに、ホームセンターに行ったところ、ちょっと変わった楊枝入れを見つけました。

この楊枝入れは写真1のタイプとは違い、固めのプラスチックが使われています。また、ふたをかぶせるタイプではなく、開閉するタイプなので、簡単に開け閉めできます。 

写真2:ふたを閉めるときは上から押さえるだけです

この楊枝入れなら、忙しい時でも、イライラすることはなくなりますし、片手で『ぱっちん』と閉めることもできるので、きちんとふたをする習慣ができました。

他の人に『ちゃんとふたを閉めて!』と怒られることも、楊枝を無駄にすることも減り、少しストレスが減った気がしました。 

585. 乾燥剤が主張しない薬ビン


1人暮らしを始めてからしばらく経ちますが、自由に時間を取れる反面、不規則な食生活の上、野菜不足になりがちです。肌荒れも気になってきたので、最近は野菜不足のフォローのためにビタミン剤を愛用しています。この前の買い替え時に、なんとなくいつもとは違うメーカーのものを購入してみました。フタを取ってみると手ごたえに違和感があったので、フタをよく見てみると、内側に乾燥剤のケースがくっついているのを発見しました。

写真1:フタの内側に乾燥剤が!

以前使っていたビタミン剤のパッケージは、ビンの中にビタミン剤と乾燥剤が一緒に入っていたので、ビタミン剤を取り出すときに乾燥剤まで転がり出てきてしまうこともしょっちゅうで、そのたびにイライラさせられていたのです。乾燥剤を捨ててしまったこともあるのですが、そうしたらビタミン剤の糖衣が湿気でペトペトになってしまい、うんざりさせられました。邪魔だったけど、必要なものだったのね…。

写真2:中身を取り出そうとするたびにコロコロ…

今回のパッケージでは、乾燥剤がビタミン剤と一緒に転がり出てくるようなこともなく、縁の下の力持ちとして、しっかり湿気から守ってくれています。
おかげで毎日のちょっとしたイライラが解消されました。

584. 使いやすさ研究所10周年に寄せて


ご無沙汰しております。初代使いやすさ日記ライターの古田です。

最近は後進達が素晴らしい日記を次々書いてくれるのですっかりご無沙汰でしたが、一応今でも裏方としてお手伝いさせていただいています。で、久々に登場した理由というのが、なんと本日2009年11月5日は、使いやすさ研究所開設10周年記念日なんです! (使いやすさ日記の10周年は今月24日)

会社としてメーカーさん等の開発支援を生業にしつつも、中立的な視点でユーザビリティを考え、情報発信をしていこうということで、あえて社名を冠さない別サイトを立ち上げて早10年です。早いものです。今でこそ多くの素晴らしい情報サイトが溢れているこの業界ですが、当時は日本語で読めるところはほとんどなくて、なんとかもっと多くの人にユーザビリティのことに感心を持ってもらいたいと手弁当状態で始めたのがきっかけでした(最初のサーバーなんて、σ(^^)の私物の余りパーツで組んだ自作PCでしたからね…)。開発者やデザイナーだけでなく、消費者の側の人達にも使いやすさに関心を向けて製品を選ぶようになって欲しいという狙いもあって、サイト名もあえて直球の専門用語で当時はあまり知られてなかった「ユーザビリティ」という言葉は避け、日本語で馴染みやすい「使いやすさ研究所」としました。

その後、新聞に載ったり、使いやすさ日記の選り抜き版を冊子にしてイベントで配ったりして、徐々にアクセスを増やしつつ現在に至ります。この10年で業界ではユーザ・エクスペリエンス等のより広範な概念に発展進化しつつ広がりを見せ、一般消費者も携帯電話等のデジタル製品を中心にコミュニティサイトや雑誌などで使い勝手を気にして製品選びをする気運がずいぶん高まってきたと思います。当サイトが無かったとしても世の中の流れはこうなるのが必然だったように思いますが、そのお手伝いくらいはできてたんでしょうか。もしそうだったら大変嬉しく思います。

ここのところの世界的な不況を受けて、ちょっぴり活動規模がしぼんでしまってる現場もあろうかと思います。しかし一方でユーザビリティやユーザ・エクスペリエンスが現状を打破するイノベーションの鍵となり得る可能性も大いにあると思いますので、開発現場の方々には是非粘り強くこの分野に活動を続けていただきたいです。また、消費者の方々も長く使える堅実な製品選びの為も、使いやすさには気を配っていただけたらなとも思います。研究所員一同もそういった活動のお手伝いを引き続きしていけたらと考えています。

今後とも使いやすさ研究所をよろしくお願いいたしますm(..)m。

■アドレスが変更になります

さて、ついでにこの場をお借りして、使いやすさ研究所のアドレス変更のご案内をさせていただきます。10周年を記念してとかではないのですが、本サイトのアドレス(URL)が以下に変更になります(変更は赤字部分)。

旧アドレスは11月一杯までしか利用できませんので、リンクをはったりブックマーク(お気に入り)やRSSに登録いただいている方は、お手数ですが変更をよろしくお願いいたします。

583. 省スペース!半分に折れるカレールウの箱


カレーのルウが半分だけ余ったとき、皆さんはどのように保存していますか?

私は、中身だけを保存し、箱を捨てていました。しかし、賞味期限がルウのパッケージではなく、箱に記載されていることが多いため、いつ買ったのかわからないルウが発見されることもしばしばありました。

賞味期限のために箱を取って置くべきか、スペースを考え、箱を捨てるべきか悩んでいたところ、こんなパッケージのルウを見つけました。

このルウの箱には、横と真ん中に折りたたみ線が付いており、半分に折りたたむことができます(写真1,2)。 

写真1:このように折りたためます
写真2:折り方も記載されています

この箱であれば、賞味期限も確認できますし、省スペースで保存できます(写真3)。

写真3:この状態で保存できます

水の分量を確認したいときやレシピが載っているときなど、『箱をとって置けばよかった・・・』と後悔することも多かったので、箱を捨てずに済むのはとても助かります。ちなみに半分に折る作業も少し楽しいです。

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