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582. 大事なことだから目立ってお知らせ! ~主張する簡易説明書~


お気に入りの音楽を満載したiPodを車でも使いたいと思い、FMトランスミッター(オーディオプレーヤーの音源をFM電波で送信する機器)を買ってみました。車に戻り、早速取り付けようとパッケージを開けると、「ここからスタート」と書かれた紙が顔を覗かせています。

ここからスタート?

紙をスルスルと引っ張ってみると、「クイック操作ガイド」というものが出てきました。このトランスミッターは、まず最初にiPodの種類に合わせて部品を組み替える必要があるようで、「クイック操作ガイド」にはこの部品の組み替えから、車に接続して使えるようにするまでの手順が載っています。

クイック操作ガイドでした

最近のデジタル機器などでは、この「クイック操作ガイド」のように、製品を使い始めるまでの手順が簡単にまとめられている“簡易説明書”が封入されていることが増えてきたように思います。他の製品では、簡易説明書を上に重ねておくなどの方法で目に留まるように考えられていましたが、この製品の場合は、パッケージを開けると本体や部品よりも先に取り出せるようになっていたり、「ここからスタート」とキャッチーなフレーズで存在感を主張しています。

簡易説明書に書かれている内容は使う前に知っておいて欲しい内容ですから、「簡易説明書を用意する」だけではなく、「その簡易説明書が先に読まれる状況を作る」というところまで考えることが大切ですね。 

581. パチンとジョイント!きちんと収納できるアイシャドウチップ


朝はめっぽう弱い私ですが、毎朝メイクをして身だしなみを整えることは欠かせません。時には雑誌のメイク特集を読んだり、ショップのメイクコーナーに立ち寄ったりもしています。そこで先日、変わった形のアイシャドウチップを見つけました。

ジョイントタイプのアイシャドウチップ

これは5つのチップがジョイントしているアイシャドウチップです。一般的なチップといえば、5センチくらいの短いものや筆タイプがありますが、この形は初めて見ました。ちょうどいつも使っているものが古くなっていたので、好奇心で使ってみることにしました。

購入してまず、よく使う色を5つのチップに割り当ててみました。ケースが透明なので、外見からでも色を判別できます。次に塗ってみることにしました。写真のように目的の色の連結部を取り外し、使わない部分をおしりにパチンとくっつけます。すると柄の長いチップとして使え、描き心地もなかなかです。収納する時はそれぞれにきちんとフタができるので、チップ同士で色が混ざることもポーチに色が付くこともありません。デリケートな目の上に使うものなので、清潔に収納できるのは嬉しい限りです。

今まで私が使っていたアイシャドウチップは、持ちにくいとか収納しにくいといった不便さを感じていましたが、形が定着しているのでそういうものだと思って使っていました。そんな中、ジョイントタイプというちょっと変わった形のチップが、これまでの不便さを取り除いてくれました。細やかな気遣いが盛り込まれており、好奇心で購入したチップですが、今では毎朝愛用しています。 

580. 頼りになる注文票


「ぎゅうてい一丁!」

牛丼屋さんで食事をしていると、この様な掛け声がよく飛び交います。例に挙げた「ぎゅうてい」は「牛焼肉定食」の略ですが、他にも「牛すき鍋定食」などの似たようなメニューがあり、なんとも紛らわしく感じます。自分が店員だったら絶対間違えてしまうだろうと不安になりましたが、ふと店員さんが扱っている注文票を見ると、ひらがなで略称が書かれていることに気付きました。「なるほど、この注文票で略称が確認できるのか」と納得したのですが、なにやら印刷されている略称が部分的に太文字で書かれている様です。さて、この太文字はなんでしょうか?

注文票の略称の一部が太文字で書かれている

実はこれは、記入ミス防止の工夫らしいです。ここで使われている注文票の略称は、読み方を統一するためにひらがなで書かれています。そのため、一見して違いがわかりにくく、下手をすると間違ったメニューに印をつけてしまう恐れがあります。そこで、略称を部分的に太文字で書くことにより、判別性を高めています。

この工夫のおかげで、店員さんは「注文を受ける」「注文票に記入する」「注文を厨房へ伝える」という一連の行動の流れをスムーズに実行できます。「うまい」「やすい」「はやい」がウリの牛丼屋さんなので、注文の記入なんかに時間をかけていられません。言ってみればこの工夫は「はやさ」のための“隠し味”といったところでしょうか。 

579. 警報のスイッチ


出張でイタリアに行ったときのことです。ホテルでシャワーを浴びているとき、浴室に湯気がこもってきたので換気をしようと思いました。スイッチを探しましたが、それらしきボタンは見あたりません。そのとき写真のように壁の上のからヒモがたれていて、天井にも換気のためと思われる穴があいていたため、そのヒモを引いてみました。

浴室の様子

しかしいくら強く引いてみても、換気がオンになりません。よく見るとヒモの横に何か書いてありました。

注意書き

「IN CASE OF EMERGENCY…」 なんと、非常用の警報スイッチだったのです。私はゾッとしました。下手にオンにしていたら、気持ちのいいシャワーの時間から一転、やっかいな騒ぎになっていたからです。

イタリアに住んでいる知人に聞いてみたところ、このような警報スイッチはイタリアでは普通にあるそうです。しかし日本人の私が、ボタンが見つからない状況であのヒモを見たとき、思い起こしたものは昔よく見た換気扇のスイッチでした。そう、下の絵のような。 

ヒモのついた換気扇

しかし、郷に入れば郷に従え。警報を鳴らしてから日本ではこうじゃなかったなんて言い訳は通用しません。海外旅行に行く前に、行く土地の文化を予習しておいて損なことはないですね。もっとも、起こしてしまったハプニングも、後でいい思い出になることもありますが。

578. かんたんアイシャドウ


メイク初心者さんに強い味方が登場!「見たまま塗るだけシャドウ」と言うキャッチコピーが付けられたAUBEのアイシャドウ、デザイニングアイズです。

AUBEのデザイニングアイズ

今までにもメイク初心者さん向けのアイシャドウはありましたが、各名称が書かれた透明シートが被されている程度の配慮にとどまっており、「名称はわかってもそれをどこに塗るかどうかわからない」「透明フィルムを剥がすと意味がない」と、わかりにくいものでした。

他社のメイク初心者さん向けアイシャドウ

デザイニングアイズではパレットの形状がまぶたそのものを模していて、それぞれのカラーをまぶたのどこに塗れば良いかが直感的にわかるというものです。私も試してみましたが、まさに見たまま塗るだけで自然なグラデーションが仕上がり目元に立体感が出せました。これは本当に簡単!

他社のメイク初心者さん向けアイシャドウ

メイク初心者さんにとって鬼門のアイメイク。デザイニングアイズを使えばメイク上手さんに一歩近づけるのでは無いでしょうか!!

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