サイクルコンピュータというものをご存知でしょうか。

簡単に説明をしますと、自転車に取り付けて、走っている速度や走った距離を測ってくれるデジタル機器です。走りながら平均速度を見て自分のペースを把握したり、信号で止まったときにそこまでの距離を見て達成感を味わったりと、まぁ完全に自己満足なシロモノです。

一般的に、サイクルコンピュータには色々なモードが用意されていて、走行速度や最高速度、走行距離などの表示をボタンで切り替えて見られるようになっています。

表示を切り替えるボタンが1つのものもあれば、複数あるものもありますが、僕が使っているこのサイクルコンピュータ、見た感じどこにもボタンが付いていません。 

どこにもボタンが・・・

実はこれ、表示部というか本体そのものが押せるようになっています。仕掛けとしては、本体の裏面に小さな突起があり、ハンドルとの接続部でストロークがとれるようになっているため、本体そのものを大きなボタンとして押すことができるのです。

そのまま押せる

~最高速度への飽くなき挑戦、大いなる勇気~

と馬鹿なことを思いがちですが、とにもかくにも安全に気を配ることが最優先です。信号や自動車、歩行者は当然のこと、道路の段差や小石まで、自転車を運転しているときはたくさんのものに気を配りながら走らなければなりません。「ボタンの位置に当たりをつける」という、手探りの行為が省略されるだけでもずいぶん気持ちに余裕が生まれ、身の安全・周囲の安全に気を配ることができます。

製品情報のWebページにある『手袋をしたままでも確実に操作可能』という謳い文句だけではもったいない!利用状況に合わせて操作負荷の高い手順を短縮した、スピード感あふれるインタフェースのご紹介でした。