770. これ上下逆にする理由あります!?〜全録レコーダーDMR-BXT970のB-CASスロット

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先日、Panasonicの所謂全録レコーダー、DMR-BXT970のB-CASカードが故障しました。全録レコーダーは個別予約不要で全てのチャンネルを24時間録り続ける方式のレコーダーで、コンテンツ保護絡みで必要な(しかしユーザには扱いが面倒になるだけであまりメリットがない)B-CASカードも2枚使用します。このカード(のICチップ?)がある日故障しエラー画面が出るようになってしまいました。無償交換はしてもらえたものの、交換品が届くまで録画ができないといういい迷惑です、、という個人的な愚痴はさておき、まずはB-CASカードが2枚入っているとご理解ください。

BXT970のB-CASスロット

で、本機ではそのB-CASカードの動作チェックをする画面があります。2スロット(視聴・通常録画用とチャンネル録画(全録)用)それぞれに対応するボタンを押すと、右にOKやNGと結果が表示されます。この場面を駆使しつつ、カードを抜き差ししてみたり、ICチップの端子を掃除してみたり、スロット内にエアダスターを吹いてみたりして、本当に故障したのかどうか診断をしていたわけです。

が、どうも様子がおかしいなと悩むこと数分。なんと、この画面の上下(視聴・通常録画用が上)と、物理的なスロット配置(チャンネル録画用が上)が逆じゃないですかっ!

画面表示(1) 画面表示(2)

ご丁寧に黄色のフォーカスと連動して下のイラストまで書き換えているのに、なんでまた、、という感じですね。まさかここが逆転してるとは思いもしなかったので、スロットは無事で2枚のカードのうち1枚が問題であることを検証するまでに、しばらくハマりました。

 

関連日記:

748. 肝心な情報が出ていないダイアログ 〜PanasonicレコーダーDMR-BXT970〜


769. 空き駐車スペースをすぐに探せる電光表示〜EXPASA海老名

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先日東名高速道路でEXPASA海老名(サービスエリア)に耐寄ったところ、写真のような空きスペース案内の電光掲示板が設置されていました。レーン毎の混雑状況が具体的にグラフィック表示されていて、どこへ行けば停められるか迷わずに判断できました。

駐車場の各レーン毎に空き状況を示す電光掲示板

ちなみに一番手前のボードに出ている自動車のアイコンは小型車を意味していて、「小型車」という文字とアイコンが交互に表示され、日本語が読めないユーザにも配慮されていました。

サービスエリアといえば休日は大変な混雑です。昔からトイレの空き状況表示板なんてのもあったり、少しでもスムーズに施設を利用できるよう工夫がぬかりないですね。


768. 段ボール箱をつぶした時のちょっとした配慮

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我が家ではウォーターサーバーを契約しています。定期的に宅配便で水が届くのですが、先日その包装段ボールに写真のように「押し込む→A」と書かれているのを発見しました。

段ボール箱のフタに「押し込む」マーク

どうもよくよく詳細を見てみると「お片付けロック」というもので、箱をつぶした後にまた膨らんでしまうのを防ぐ為、反対側と貫通させる形でロックしておく切れ込みでした。実際に使ってみた様子が下の写真。

押し込んで固定した様子

なるほどこれをしておけば、回収日まで玄関先に立てかけておくにも無闇に膨らんでしまうのを防げるわけです。これは他の通販会社も採用してほしい配慮です。

どうもこの公式リリースをみると2014年からやられていた様子。2年も気付かなかったなんでもったいないことをしました。

 


767. 利用可能プラットフォームが明示されない電子マネー対応レジ

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最近、おサイフケータイで電子マネー決済ができるお店がますます増えてきてますね。時間もかからず、銀行で現金を引き出す機会も減って大助かりです。

ただ同じFelicaを用いる決済プラットフォームにも楽天Edy、Suicaなど交通系ICカード、WAON、nanaco、iDなど色々あり、お店によって対応しているものが違うのが困りものです。複数のものが使えるお店も多いのですが、中には写真のようにリーダーだけそっと置かれていてどこのプラットフォームでの決済を受け付けるのか見た目でわからないものもあります。きょろきょろ見回すと対応クレジットカードと一緒にロゴの一覧が貼ってある場合もありますが、このお店(ドトール、交通系ICカードのみ対応)ではそれすらありませんでした。

ICカードリーダーが設置されたレジ

真ん中のマークは非接触ICカードのFelica対応を示してますが、国内の非接触ICカードはほぼFelicaなので、実質的に意味をなしていません。最悪電子マネー決済に非対応で、会員証やポイントカードの類のために置いてあるという可能性も否めません。「店員に聞けばいい」と思われるかも知れませんが、並んでいる間にどこのが使えるかわかっていれば残高確認したり必要ならばオンラインチャージして準備をしていることも可能なわけです。

見た目はスッキリしてオシャレかも知れませんが、ユーザの利便性を考えると、ICカードリーダーそのもの、または直近に対応サービスのロゴ一覧を掲示しておいてほしいものです。


766. 異なる動作に不要な一貫性 〜ティーサーバーのボタン〜

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写真は東名高速のサービスエリアに設置されたティーサーバーです。例によって標準のデザインでは使い方が理解されなかったのか、後付けのラベルが貼られています。デザイナーとしては悔しい事案でしょう。

お茶は単押し、水と湯は長押しとラベルが貼られたサーバー

さてこの例は何が問題だったのでしょう?話を難しくしているのは、緑茶と玄米茶は短押しするとコップ1杯分のお茶が出てくるのに対し、お湯と水は押している間だけ出る方式な点にありそうです。こうなっている理由はたぶん色々あるのでしょう。お茶は一杯分の都度抽出する仕組みなのかも知れませんし、お湯や水は例えばほ乳瓶とかコップに注ぐ以外の用途があったりしそうです。目的によって最適化されているのはむしろ利便性を追求した結果である可能性があります。

問題なのは、動作が異なるにも関わらずボタンは同じデザインになっていることなんでしょう。そしてボタン群の上下に「お茶は一度押すと定量抽出されます」「水・お湯は押している間、抽出されます」と丁寧に四ヶ国語で書かれていますが、結果としてあまり読まれず、こうした後付けラベル(日本語のみ)を貼らざるをえなかったと思われます。

上2つと下2つで少し距離を離してグルーピングしたり、ボタンを丸と四角に違えるなどやりようはあったかも知れませんが、そもそも2:2とは限らず、設定で3:1で使える様に汎用化されている可能性もありますね。

皆さんならどんな代案を考えますか?

 


765. エラーに見えないエラー 〜自走タワー式駐車場の操作盤〜

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我が家で契約している駐車場は自走してゴンドラに車を乗せて指定位置まで上げるタワー式です。車ごとゴンドラに入り、窓を開けた位置にある写真のような操作盤にカードキーを刺し、発車ボタンを押すとゴンドラが動いきます。ゴンドラが自分の駐車スペースの前に着いたらまた車を動かして駐車し、ドライバーだけゴンドラに乗って下に降ります(車を出す時は逆)。

ある日、前の人が発車ボタンを押してもゴンドラが動かないと悩んでいました。

カードを逆に挿した写真。

カードは刺さっており、7セグのディスプレイは、4階、R方向となっています。実はこれエラーなんです。カードが逆向きに刺さっています。正しく刺すと下のように3つ目の7セグ表示器にも数字が出るんです。

カードを正しく挿した写真。

タワーはちゃんと4階まであるし、ゴンドラの前後に駐車スペースがあるので、FかRが出るのも正しい表示です。どうして逆刺しのエラーで4階、R方向なんてそれらしいエラーになるんでしょう?エラー音すら鳴りません。せっかく3つの7セグ表示器があるので、「E」「R」「R」とかにすればいかにもエラーっぽくてミスに気付きやすいんじゃないでしょうか?(まぁ7セグなんでRというよりAに見えますが…)エラー番号を表示するにしてもせめて最初は「E」にして正常表示とは区別してあれば彼もミスに気付けたかも知れません。

 


764. ゲストにも有益なゲスト証シール

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最近では会議室などでゲスト向けのWi-Fiを提供している企業も増えて来ました。弊社にもあります。社内LANとは分離されてるとはいえ、勝手には利用されないよう暗号鍵(パスワード)を入れないとつなげないところがほとんどだと思いますが、それをお客さんに伝えなければなりません。今までみたパターンだと、

  • 口頭で伝える
  • 壁に貼ってある
  • クリアファイルに入れたりラミネートした紙をテーブルに置いてある

などがあります。セキュリティ意識が高い企業だと定期的に暗号鍵を変更しているかと思いますが、たまにこうした伝達手段が更新されておらずつながらないなんてことも。

先日お邪魔したとある企業さんでは、セルフチェックイン端末がロビーに設置されており、名前や訪問先担当者の名前を入力すると、シールになったゲスト証がプリンターから出てきます。なんとそこにSSIDと暗号鍵が記載されていました。

受付を済ませると発行されるゲストシール

これはなかなかスマートですね。大元でデータを更新しておけば会議室毎の掲示情報を更新する手間もいらないし、迎える社員側が知っている必要もありません。胸に貼ってしまうと若干読みづらいですが(笑)。

そもそもゲスト証はうっかり返却し忘れてしまうこともありがちですが、使い捨てだとそれもありません。カードキーになっているところだとそうもいきませんが、そこにシールで貼っておくのもいいかも知れません。


763. コーヒーショップの待ち時間の心理戦をなくす工夫 〜タリーズの番号呼び出し方式〜

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スターバックスなどのシアトル系コーヒーショップでは、注文後にレジカウンターの端で完成を待って受け取るシステムになっています。この時、スターバックスでは「トールのキャラメル マキアートでお待ちのお客様〜」みたいに注文した商品で呼ばれます。しかし受け取りコーナーで待ってる人は綺麗に整列しているわけでもなくまばら。更にオーダーによって時間が前後することもある為、呼ばれても「私のオーダー内容と同じだけど、もしかしてあの人も同じものを先に注文してるかも?」などと周囲に目配せをして、誰も動かないようであれば行く、みたいな一瞬の緊張が走ります。

そんな折り、普段あまりいかないタリーズにいったところ、写真のようなボードが掲げてありました。

IMG_7789

なるほど、レシートにお客様ナンバーが印字してあり、その番号で呼び出されるわけですね。銀行とかケータイショップ、回転寿司店などでよくみる番号票をレシートが合体しているという訳です。スタバなんかではカスタマイズすると「マンゴーパッションティーフラペチーノティーヌキホワイトモカシロップツイカでご注文のお客様〜」とか呪文のような呼び出しになり、呼ぶ方も呼ばれる方も煩わしいです。タリーズ方式の方が合理的だなと関心しました。

(タリーズの全ての店舗で導入されてるわけでもなさそうです)


762. 要不要選択の論理的統一感 〜マイナンバーカード発行申請フォーム〜

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確定申告ネタ続きます。昨年マイナンバー制度が施行され、e-Taxで使う公的個人認証サービスも住基カードからマイナンバーカードに移行する必要があり、遅ればせながらマイナンバー通知カードのバーコードからスマフォでマイナンバーカード発行依頼をしてみました。スマフォのカメラで顔写真を送信することで発行依頼が完了する便利なものです(できあがったら役所から連絡が入り取りに行きます)。

写真はその最後のステップの記入項目です。

電子証明書発行を希望するかどうかと点字の印刷(?)を求めるかどうかを選べるのですが、ここの表現たとってもわかりにくいです。前者は不要な時にチェック、後者は必要な時にチェックするのです。一瞬混乱します。一瞬であろうと混乱するということは、もっと急いでる人は間違えることだってあり得るということです。どうしてこんなややこしいことになっているのでしょう?入念な検討の結果こうなっているのでしょうか?例えば、統計的にみてこの時期にわざわざマイナンバーカードを発行する人は電子証明書目的の人だからデフォルトでは「要」であろう、逆に点字は不要な人が多いだろうということを鑑みてのことかも知れません。そもそも、どのみち電子証明書の手続きは窓口でオプションとして行うものなので(少なくとも住基カードの頃はそうでした)、今この申請時点で要不要を選ぶ理由もよくわかりません。ここで不要としたからといって、何がかわるのか、後日やっぱり気が変わったらどうなるのか、といったこともこのフォームからは読み取れません。マイナンバー制度になって選択肢が増えた、「署名用」と「利用者証明用」の違いもここでは説明されていません。e-Taxで使うには結局どうしたらいいのでしょう?ヘルプへのリンクくらいは欲しいと思います。

他にも色々気になる部分があります。前者は「希望」という言葉を見出しに使い、後者は選択肢に埋め込んでいます。かたや体言止め、かたや「〜する」とサ変動詞だったり。それぞれ別の人が書いたかのようです。細かいですがこういう表現を統一したりといった配慮の積み重ねで使いやすいインターフェイスが出来上がっていくのだと思います。例えばですが、

—-

希望するものにチェックをつけてください。

□電子証明書(署名用)[?]

□電子証明書(利用者証明用)[?]

□点字

([?]はヘルプへのリンク)

—-

とかではダメだったのでしょうか?「利用者証明用電子証明書 不要」という漢字13文字にもなるもはや中国語かっ、という文言をよりスッキリ見せるためにあえて()書きにしています。チェックボックスをオンにする=要、というようにGUI部品の意味づけを統一する方が、解釈の負担が減るんじゃないかと思います。一方で操作の負担という観点で、「基本的に証明書が必要な人が多いはずだからデフォルト「要」にしておきたい」というならチェックボックスを予めオンにしておくということもできるでしょう。

政府や自治体の公共システムは民間サービスと違い、使いづらかったら競合他社に逃げられる、といったことも心配する必要がないので、使いやすさ、わかりやすさはあまり重視されません。一方で一度作ったものはそう滅多なことではリニューアルされずダメなことがわかっていてもそのまま使い続けられ、非常に多くの人が不便を強いられます。ちょっとの不便でも長い時間×多くの人に影響しその積は某大なものになるので、どうにかしてこういう分野でも使いやすさ、わかりやすさに投資する気運になるといいなと思います。


761. 人と機械のホウレンソウ 〜freeeのレシート自動読み取り機能〜

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私は昨年から確定申告にクラウドサービスのfreeeを利用しています。レシートを片っ端からスキャナで読み込んでアップロードすると、日付や金額をOCR(画像認識)で読み取って、あとは勘定科目(仕分け分類)だけ指定してやればレシート打ちが完了という大変有り難い機能が搭載されています。

この機能。さすがに100%の認識率とはいかずたまに日付や金額を正しく認識できない場合があります。

freee

この写真は駐車場のレシートを読み込んだものですが、金額は正しいものの日付が間違っています。駐車場のレシートは入庫日時と出庫日時が個別に記載されていたりでまぁよく失敗するジャンルです。それ自体は仕方ないのですが、認識できなかった時にしれっと読み込んだ日の日付を入れてくれるのが困ります。世の中にはまめにレシートが発生した日にスキャンしてアップロードするマメな人もいるかも知れません。唯一そんな人には有り難みがあるかも知れませんが、大多数はそんなことはしないのではないでしょうか?実際には何十枚ものレシートをまとめて取り込んで仕分け作業を連続して行うと思います。その時、こうした画像がズラーっと並んだ画面の中で、認識に失敗していて目視確認が必要なものに目印をつけてくれた方が有り難いのです。認識できなかったことを隠して勝手にそれらしいデータで埋めて素知らぬ顔をするなんて、まるで「報・連・相」のできない部下をもった気分です。認識ができなかった時や、自信がない時は、テキトーなデータを入れるのもいいですが、同時に正直に赤枠でもつけて教えてほしいものです。

これから機械学習を応用した製品がますます世に溢れてくると思いますが、いきなり完全に信頼して全てを任せられるようにはならない場合がほとんどでしょう。そうした場面で人間と機械が協調していくにもはやりこの「報・連・相」が重要な観点になってくるのではないでしょうか。


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