カテゴリー: 公共、住宅 (page 23 of 53)

442. 石鹸がどろどろにならないソープディッシュ


私は普段、家族の中で最後にお風呂に入ることが多いのですが、いつもどろどろにふやけた石鹸をつかって体を洗っていて、とても気持ちの悪い思いをしています。

というのも、私の家は2世帯7人家族で、祖父母は夕方5時ごろからお風呂に入り始め、帰宅の遅い私は深夜0時ごろにお風呂に入ります。その間石鹸は、家族によってお湯にさらされるため、私が使うころにはふやけてしまい、ひどい時は握ると変形するほどになります。

お風呂場を使う時間が長いので仕方がないとは思いますが、石鹸がどろどろになることや、減りがとても早くなることを、どうにかならないものかと思っておりました。そんな折、偶然良いものを見つけました。このソープディッシュです。 

さっそく石鹸を置き換え試してみましたが、効果は歴然、最後にお風呂に入っても石鹸が柔らかくなっていないのです。目の粗いスポンジをつかっているため、水はけが良いので石鹸がふやけにくくなり、減りも少なくなりました。

ボディソープより石鹸派の方は、是非試してみてください。もう、どろどろの石鹸を使わずにすみますよ。 

438. ドアのガードアーム


仕事を終え、家に帰る。玄関の前に立ち、ポケットの中の鍵に手を伸ばす。機能主義的な手触りだ。また終電だよとつぶやきながら鍵を差し込み、「カチャッ」とシリンダーを回す。ドアのノブに手をかけ、ドアを開ける…

『ガチャーン!』

ドアが途中までしか開かず、辺りに場違いな音がとどろき渡る。来訪者確認用のガードアームが僕の寂しげな帰宅シーンを見事にシャットアウト。

「またやっちゃった…」 

ガードアームでドアが全開しない

うちのドア、施錠されている状態からは「カチャッ、カチャッ」と二段階回さないとロックが解除されません。ちなみにドアの内側(家の中)からみると、下図のようになります。

ドア内側からみた図

ガードアームとは、しつこいセールスマンや、こわい系の人が簡単に中へ入ってこられないようにする、いわばドアチェーンと同じ役目をするものなのですが、これって家の中から使うもの、在宅時に持ち味を発揮して欲しい機能ですよね。もちろん、外出時に鍵の施錠と併せてガードロック状態をつくることができるので、その意味での防犯性が上がることは理解はできるのですが、自分の家から閉め出されたようで釈然としません。

例によって、「セキュリティと使いやすさの共存は難しい」と納得しないといけないのでしょうか… 

433. あれ、買えない?Suicaで自動販売機


JR東日本の駅のホームでは、現金とSuica(※1)の両方が使える自動販売機が見受けられます。

Suicaも使える自動販売機

私もたまに利用しているのですが、初めてSuicaで買ったとき、こんな体験をしました。

自動販売機の接触面にタッチし、欲しいジュースのボタンを押すと、

「・・・」

出てきません。

「あれ、なぜ?」

使ったことがある人にはおわかりでしょうが、Suicaで買う場合、現金とは逆で、欲しい商品のボタンを最初に押してからタッチしなければいけなかったのです。ちょっと考えれば気付くことですよね。でも、今までは、最後にボタンを押すことが当たり前だったので、はじめは何がいけなかったのか全くわかりませんでした。

“自動販売機でジュースを買う”こんな単純なことだからこそ、今までのメンタルモデル(※2)が覆されると、混乱を招くのです。その後は、もう2度と買い方を間違えることはありませんが、最初にボタンを押すことに、私はまだ若干の抵抗を感じています。

Suica対応で、新しい買い方が可能になったのだから、自動販売機も、形状やレイアウトを含めたリニューアルを期待しています。現金でも、Suicaでも、自然に買えるような、新しいスタイルを見たいですね。

【補足】

この自動販売機、Suicaの接触面の上には、写真のように手順について説明書きがあります。 

Suica接触面の上に、およそ15cm四方の小さな説明書きがある
※1 Suica…JR東日本が導入したIC乗車カード。電子マネーとしても利用できる。
※2 用語解説:メンタルモデル(Mental Model)

428. 目的の車両までもう迷わない!ひと目でわかる新幹線の案内表示板


私は帰省するときに上越新幹線を利用しているのですが、そのたびに不便だと感じていることがありました。ご存知の方も多いと思いますが、東京駅の上越新幹線のホームには、それ以外にも東北・山形・秋田・長野新幹線といった異なる方面行きの列車が乗り入れています。また、それぞれの列車は車両数も停車位置も異なっているので、階下の改札フロアからは、自分が乗ろうとしている車両の停車位置や、ホームがわかりにくくなっています。そのため、私は別のホームに上ってしまい、重い荷物を持って引き返すといった事がよくありました。

ところが、先日そんな不便さを解消する案内表示板を見つけました。 

案内表示板
案内表示板(拡大写真)

この案内表示板は、現在位置から見た階段の位置と車両の停車位置との関係をうまく図示しています。情報を視覚化して整理することによってわかりやすくした、よい例だと感心しました。これなら、JR東日本管轄(注1)の新幹線をあまり利用したことがない人や方向オンチの人でも自分が乗る車両までスムーズにたどり着く事ができそうです。

また、途中で分岐する併結列車(注2)であるかどうかも乗車する前に確認できて安心ですね。

  • (注1) JR東日本管轄の新幹線は、東北・上越・長野・山形・秋田新幹線の5路線。
  • (注2) 併結列車:行き先方面の異なる編成同士が連結されている列車のこと。新幹線では、山形新幹線つばさと東北新幹線やまびこが東京-福島駅まで、秋田新幹線こまちと東北新幹線はやてが東京-盛岡駅まで併結運転しています。東海道新幹線にはありません。 

427. ドリンクホルダーを拡張するアタッチメント


特に予定の無い休日、私は決まって映画館へでかけます。映画に欠かせないのがポップコーンとジュース、この2つと一緒に楽しむ映画はたまりません。

しかし一旦席に着くと、ポップコーンの置き場所に困ってしまいます。膝の上に置いたり小脇に抱えたりするのですが、安定しないせいか何となく落ち着きません。

ある映画館でいつも通りポップコーンとジュースを注文したところ、そんな問題を解決してくれるナイスなアタッチメントを手渡されました。 

ポップコーンとジュースを差し込めるアタッチメント

このアタッチメントは、下の出っ張った部分を肘掛けのドリンクホルダーに差し込んで使います。表面には2つ穴があるので、ポップコーンとドリンクの両方を固定できるのです。これで落ち着いて映画に没頭できますね。

肘掛けのドリンクホルダーに・・・
アタッチメントを差し込めます!

必要な人にだけアタッチメントを渡せばいいので、合理的なアイデアだと思いました。また軽食を注文した際は、トレーの付いた大きめのアタッチメントを用意してくれるそうです。購入した商品にあわせて柔軟に対応ができるのも、このアイデアの良いところですね。

今あるものに何かを加えて使いやすくするというアプローチは、ドリンクホルダー以外にも色々と活躍の場所がありそうです。「全ての人が使いやすいデザイン」は理想ですが、「使いやすく調節ができるデザイン」というのも、なかなか面白そうだと思いました。 

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