私は帰省するときに上越新幹線を利用しているのですが、そのたびに不便だと感じていることがありました。ご存知の方も多いと思いますが、東京駅の上越新幹線のホームには、それ以外にも東北・山形・秋田・長野新幹線といった異なる方面行きの列車が乗り入れています。また、それぞれの列車は車両数も停車位置も異なっているので、階下の改札フロアからは、自分が乗ろうとしている車両の停車位置や、ホームがわかりにくくなっています。そのため、私は別のホームに上ってしまい、重い荷物を持って引き返すといった事がよくありました。

ところが、先日そんな不便さを解消する案内表示板を見つけました。 

案内表示板
案内表示板(拡大写真)

この案内表示板は、現在位置から見た階段の位置と車両の停車位置との関係をうまく図示しています。情報を視覚化して整理することによってわかりやすくした、よい例だと感心しました。これなら、JR東日本管轄(注1)の新幹線をあまり利用したことがない人や方向オンチの人でも自分が乗る車両までスムーズにたどり着く事ができそうです。

また、途中で分岐する併結列車(注2)であるかどうかも乗車する前に確認できて安心ですね。

  • (注1) JR東日本管轄の新幹線は、東北・上越・長野・山形・秋田新幹線の5路線。
  • (注2) 併結列車:行き先方面の異なる編成同士が連結されている列車のこと。新幹線では、山形新幹線つばさと東北新幹線やまびこが東京-福島駅まで、秋田新幹線こまちと東北新幹線はやてが東京-盛岡駅まで併結運転しています。東海道新幹線にはありません。