カテゴリー: パッケージ (page 12 of 30)

555. 手を汚さずに開けられる!納豆のたれ袋 ~おかめ納豆 ふわりん~


納豆のたれ袋を開けることに失敗した経験はありませんか?私はマジックカットのパッケージ(写真1)で、開いたと思っていたのに開いていなかったり、たれが飛び散って手が汚れてしまったりという経験から、たれ袋を開けることに慎重になっています。

写真1:従来のたれ袋(マジックカット)

そんなある日、手を汚さずに開けられる納豆のたれ袋を見付けたのでご紹介します。

写真2:「おかめ納豆 ふわりん」のたれ袋

たれ袋は、このようになっています(写真2)。まず目につくのが左上の赤い部分。実はこれ、切り口なんです。切りとる方向を表す矢印の印刷もありますし、その矢印に沿ってミシン目まで入っているので、余計な力をいれずに切ることができます(写真3)。注ぎ口も細くなっているので、開けることに失敗してたれが飛び散るなんてこともありません。おまけに、親切にも裏には開け方の説明まであるんです。

写真3:簡単に開けられます!

マジックカットのパッケージは、持つ位置や力加減によって失敗してしまいがちでしたが、私はこの商品に出会ったおかげで、安心してたれ袋を開けられるようになりました。

553. 持ちやすい!注ぎやすい!牛乳パックホルダー


突然ですが、僕には毎日牛乳を飲む習慣があります。

ところが先日、利き手の左手をケガしてしまいました。普段牛乳パックを冷蔵庫から取り出して、注いで、戻すまでを全て左手で行っていた僕には、慣れない右手での作業に「牛乳パックってこんなに重かったっけ?」というくらいストレスが溜まる日々でした。

ケガも治り、しばらくたったある日。会社の冷蔵庫を開けると、取っ手の付いた牛乳パックを発見! 

牛乳パックホルダー

実際に注いでみたいと思い、持ち主から借りて使ってみると、「軽い!持ち上げやすい!注ぎやすい!」

注いでいる状態

パックの両脇を支えるアームと、三角形のくぼみにはまる支えの部分で、パックの重さを分散させていて、手に掛かる負担が軽減されています。
手の小さい子どもや握力の弱まった高齢者など、様々な人に配慮されたよい商品だと感じました。

コレがあれば、ケガをしたときのあの苦労はしなくてすんだのになぁと、ちょっと悔しい思いをしました。 

546. 熱くない!レトルトリゾットのパッケージ


三度の飯より仕事、という訳ではないのですが、ご飯を作る時間がないときがあります。そんなときに利用しているのが「レトルト食品」。料理をつくるよりは簡単便利!なはずなのですが、マイナス点も様々あります。その一つとして思っていたのが、レンジで温めると、熱くて持つのも難しいこと(猫舌ならぬ猫手?)。都度、布巾などをあわてて用意したりしていて、「レトルト食品って簡単さが売りなのに、結局めんどくさいものだなあ…」と思っていました。
その先入観を払拭してくれたのが”コレガリゾット”という商品です。

外袋から出してみると、レトルトパックに、持つ部分の指示が印刷してあります。 

袋の上部、左右に持つ部分の指示が印刷されていました。

「わざわざ持つ部分を指定するなんて…?」と思いつつ、温めスタート。電子レンジをのぞき込んでいると、見る見るうちに膨らんできました!

膨らんだ様子です。

温めた後、指示された部分を、恐る恐る持ってみると…熱くない!印刷で指示された部分は、通常のマチよりも面積が広くとられており、持つのに十分なスペースが確保されているのです。もう一つ、温められると袋が膨らみリゾットが底の部分にたまります。持つ部分から離れるのも、熱さを感じない理由となっているようです。

袋の上部に蒸気の逃げ口があり、温められて発生した蒸気が上に行くようです。
蒸気が上にいくので中身は底にたまるようです。

また、従来のものでは、リゾットのように中身が袋に密着している場合、お皿に出しにくいことにも困っていました。熱いのに一生懸命袋をゆすったりしなければならず、結局食べるまでに冷めてしまったりしていました。しかし、このレトルトパックでは、袋が膨らむことで、つるりと出すことができるのです。熱さを感じず、簡単にお皿に出して、出来立てのような温度で食べることが出来る…!いつも困っていただけに、ちょっと感動。

レトルト食品に対してあきらめていためんどくささが解消されて、便利な反面、また不精してしまうのではと心配です…。

544. 試着しやすい! サングラスの値札


サングラス売り場で試着する時にいつも不便に感じることがあります。サングラスってかけたときの見え方が重要ですよね?でも、店内に設置してある鏡の前でいざ気に入ったものを試着しようとすると、サングラスのブリッジ部分(レンズの間)に付けられた値札のせいで肝心な顔が隠れてしまい、試着しても自分に似合うかどうかいまいち分かりにくいのです。しかも値札が鼻にあたって着け心地も良くありません。

値札がブリッジ部分に取り付けられたサングラス

しかし、同じような値札でもツルの部分にとり付けられたものもありました。この場合だと顔が隠れず、着け心地も損なわれず試着することができます。

値札がツルに取り付けられたサングラス

値札が正面に位置しているということで、ブランド・価格などの情報が把握しやすいという利点があります。しかし、サングラスという自分が掛けた時の見栄えが重要な商品であればこそ、実際に手にとり試着する時の事を考えたこの工夫に、ユーザに対する配慮を感じました。

542. 発想の転換 ~コンビニ弁当の梱包テープ~


私は、よくその時々の気分で利用するコンビニを変えるのですが、この日も新たな味を求め、普段あまり行かないセブンイレブンで弁当を購入しました。家に戻り、ふたを開けるため弁当を手に取ると、パッケージの四辺に見慣れないテープが。最近のセブンイレブンの弁当は、梱包をラップ式からテープ式に替えて販売しているようです。

梱包用テープ これが四辺に貼ってあります

ふむふむ、これならラップよりゴミが少なくなるしエコ対策の一環かな?なんて思いながら、テープの浮いている部分に指を入れて剥がそうとしました。するとテープは期待を裏切り、ぺりっとちぎれてしまいました。普通、テープの梱包と言うと「剥がす」イメージがあったので、少々呆気にとられてしまいました。

実はこのテープ、一筋縄じゃいかなかったのです!

テープの縦方向に2本のミシン目(オレンジと透明部分の境界線)が入っていることにより、小さな切れ端でぶちぶちとちぎれてしまったり、またその切れ端が指にべったりついてなかなか剥がれないのです。温厚な私でも、さすがにこの時ばかりは弁当相手に悪態をついてしまいました。 

問題のシーン

うーん、これは一体どういうことなのでしょう。気になったのでセブンイレブンに問い合わせてみると、真相がわかりました。実はこのテープには正しい切り方があったのです!それは、下の図のようにテープをつまんでちぎるという方法です。

なんと!

おおお!目からウロコです!実際にやってみるとベタベタ手につくこともなく簡単にちぎれます。テープをつまんでちぎるなんて発想、これっぽっちも頭にありませんでした。ちなみに、縦に入ったミシン目の正体は、「いたずら対策」なのだそうです。テープを剥がそうとすると、ミシン目からちぎれて復元が出来なくなるので、開封したことが簡単にわかるそうです。

弁当を開ける時の外し方を、従来の「剥がす」から「切る」に変えたことで、開封の容易さと安全性の二つを両立させた、とても面白いテープじゃないでしょうか。

« Older posts Newer posts »