カテゴリー: パッケージ (page 11 of 30)

573. ありがたい「半袖」タブ


今年から晴れて社会人となり、Yシャツに袖を通す機会が増えました。このため、クリーニングに出す機会も増えたのですが、困ったことにクリーニングから帰ってきたYシャツが、半袖か長袖かわからなくなっていました。この問題は、季節の変わり目に発生します。

クリーニングされたYシャツは、アイロン掛けされビニール袋に詰められるため、袖の長さを確認できません。色柄が似ているときはもうお手上げです。忙しい朝からYシャツと“にらめっこ”です。意を決して袋を開けようと試みますが、袋を一度開けるとシワが付きそうでためらってしまいます。 

袋から開けた後のYシャツ

「Yシャツの柄と種類ぐらい覚えて当然」これも社会人の常識なのか、と感じ始めたある日の朝、肌寒くなってきたので長袖のYシャツを選ぼうとしましたが・・・。

特に柄が似ているため半袖か長袖かわからない

「しょうがないか」とビニール袋を破ろうとしたそのとき、襟元の「半袖」という表示が目に飛び込んできました。

ありがたき半袖タブ

この「半袖」というタブ。いつもと違うクリーニング店に出したYシャツに付いていました。これなら袋を開けなくても一目瞭然です。

新品のYシャツには、このようなタブやシールが付いていて、容易に半袖か長袖かがわかります。しかし、行き付けの店のクリーニングには、このタグが付いていなかったためわかりにくかったのです。また、私の持っているYシャツは、好みのものや流行りのものを選んでいたせいか、似たような色、柄ばかりになっていて、さらにわかりにくくなっていました。でも、この「半袖」タブは半袖か長袖かをわかりやすくし、“にらめっこ”に決着をつけてくれるありがたい工夫だなと思いました。

私もこの「半袖」タブを見習い、ちょっとした配慮のできる社会人を目指したいと思います。

569. 紙パックからのメッセージ


私は紙パックをリサイクルするようにしています。そのことで先日うれしい出来事がありました。オレンジジュースなのですが、見た目は写真のように普通のものです。

ごく普通のパッケージ

ところがリサイクルするために開くとどうでしょう。「リサイクルありがとう。」というメッセージが現れたのです。メッセージは紙パックの見えづらい場所に書かれていて、写真のように下からのぞかなければ見えません。

隠されたメッセージ

私は今まで色々な商品のパッケージに、「お買い上げいただきありがとうございます。」などといったメッセージを見てきました。私はそれに対して特に何も感じることはありませんでした。不特定多数に向けられたメッセージは、簡単に聞き流されたり無視されてしまいます。ところが今回紙パックのメッセージを読んで、私は誰かに心から感謝されたような気がして、うれしくなりました。なぜでしょうか。

この紙パックには、メッセージをわざと隠すという工夫がしてあります。リサイクルをしようと紙パックを開いた人だけに、メッセージが伝わる仕組みになっていたのです。コミュニケーションの基本は受け答えですから、自分の行為に対して適切な反応があることによって、メッセージが心に響くのだと思います。私はメッセージを読んだとき、これからもリサイクル頑張ろう!という気持ちになりました。 

567. ダブルの袋ですっきり収納! -工夫の凝らされたガムのパッケージ-


私はボトルタイプのガムをよく買います。ガムがむき身で、一度に何粒も口の中に放り込め、手軽な点がとても気に入っています。

そんなボトルタイプの手軽さを携帯用に巧みに取り入れたガムが発売されていました。パッケージの封を切りチャックを開けると、ボトルタイプと同じようにガムと捨て紙(噛み終わった後のガムを包む紙)が入っています(写真1)。パッケージの裏側にはミシン目があり、切ると袋になっています(写真2)。説明書きには、その中に捨て紙を入れると図示されていました。 

写真1:ガムと捨て紙が入っている袋 写真2ミシン目を切ると袋状になっている

さっそく、捨て紙をこの袋に入れてみました(写真3)。なるほど、ガムと捨て紙を別々の袋に分けたおかげで、両方ともスムーズに取り出す事ができます(図1)。

写真3:捨て紙を入れた様子
図1:パッケージ断面図

銀紙に包まれているガムを屋外で噛んでいた時には、捨て紙となる銀紙を噛み終わるまで保管する必要がありましたが、一度保管するとその存在感が薄いためなかなか見つけられませんでした。最悪、取り出す時の事を考えず、うっかり捨ててしまう事も…。捨て紙がなくてガムが捨てられないなんて、とても困ってしまいます。一方、この商品では、パッケージ自体に捨て紙を保管するので、これさえ持っていれば大丈夫ですね。また、ボトルタイプだと捨て紙を外に出しておく事に衛生面で抵抗があったのですが、これならそんな心配もなさそうです。

この商品は、ガムを取り出し、噛み終わって捨て紙を使うまでの一連の行動を考えて、さらにボトルタイプの不満点も解消した、とても工夫されたパッケージだなと感心しました。

余談ですが、私は捨て紙に包んだガムを一時的にこの袋にしまっておき、後でゴミ箱に捨てるなんて使い方を独自に展開しています。 

565. コンビニ弁当、ごはんとおかずをよく見れば…


楽しいお昼の光景です。

今日も楽しくコンビニ弁当の人

注目していただきたいのは、弁当のご飯とおかずの位置関係です。ご飯側が手前で、おかず側が奥です。食べるときはなんとなくこのほうがしっくりきます。ではこれがコンビニの店頭で売られているときはどうなっているでしょうか。

コンビニでの弁当の陳列

ほとんどの弁当がおかず側を手前に陳列されています。そして、バーコードや賞味期限などが書いてあるラベルは奥の縁側に中身の邪魔にならないように張られています。気になって何件かコンビニを回ってみたところ、セブンイレブン、ローソン、サンクス、ファミリーマートといった主なコンビニではこのようにおかずが手前になっていました。

コンビニ弁当はほとんどが多段型ショーケースの下段のほうに陳列され、斜め上から一覧するので、奥側は少し見づらくなっています。弁当を選ぶとき大きな決め手となるおかずを手前にして、ぱっと見られるようなこの配慮。選びやすさが増してありがたいですね。

558. これで安心!ご飯に落ちない乾燥剤


私はふりかけが大好きで、ふりかけがあればご飯何杯でもいけます。そのため、袋タイプのものをカバンに入れて持ち歩いています。(写真1)

写真1.大好きなふりかけ

しかし大好きなふりかけでも1つ不満に思うことがあります。それは、ご飯の上に乾燥剤が落ちてしまうことです。食べたい衝動を抑えながら、乾燥剤についたご飯つぶを取る作業は耐えがたいものです。

一般的に、使い切りでないふりかけには、乾燥剤が入っています。ビンタイプのふりかけは、ビンの口よりも大きい乾燥剤を使用することが多く、出にくくなっています。しかし袋タイプは、口が大きく、ふりかけと乾燥剤が一緒に出てしまうことがあるのです。

そんな時、どんなにふっても乾燥剤が外に出ないふりかけを見つけました。中を覗いてみると、乾燥剤がふりかけと区切られ、袋の外に出ないようになっています。(図1)

図1.袋の中身

この仕組みのおかげで乾燥剤を気にせず、ふりかけることが出来ますね。これで食事前にイライラせずにすみそうです。

ただ、ゴミを分別する時は、はさみでフィルムを切って乾燥剤を取り出さなければなりません。その点で、もうひと工夫あると更に素敵なふりかけになること間違いなしです! 

« Older posts Newer posts »