カテゴリー: 家電 (page 5 of 10)

390. 危険を回避することができない~コーヒーメーカー


先日、会社でコーヒーメーカーを購入しました。

東芝のコーヒーメーカー HCD-6LJ

このコーヒーメーカーのボトルからカップにコーヒーを注ぐ際に、多くの人が「熱い」と言います。なぜかというと、下の写真の様に、ボトルの蓋に空いている穴が指の方向にあるため、熱い湯気が指にあたってしまうからです。

注ぐ時の手

コーヒーメーカーの様な道具は、ユーザの安全を十分に考えてデザインされていると思っていました。そのため、私の使い方が間違っているのかもしれないと思い取扱説明書を見ました。
しかし、この製品に対しての「安全な注ぎ方」や「注ぐ際の危険」については何も説明がなく、PL法対策のために書かれたような「ボトル(ガラス容器)なしで使わない」「ボトル(ガラス容器)をのせたまま、本体を動かさない」などの「警告」や「注意」に関する記述が面積の多くを占めています。
いくら「警告」や「注意」が多く書かれていても、この取扱説明書では、ユーザが安全に使える様にはなりません。

危険が伴う道具に関しては、ユーザが安全に使えるような「形状やデザイン」を第一に考える必要があります。それに加え、ユーザが危険を回避できるような使い方を取扱説明書に明記するなど、安全対策を二重に行うことでユーザが道具を安全に使用できるのではないでしょうか。 

380. 気を遣うスイッチのホットカーペット


寒い時期、仕事が終わって疲れて自宅に帰ったとき、できるだけ早く部屋を暖めたいものです。私は、まずコートを脱ぎながら電気、エアコン、ホットカーペットをつけます。

そんなとき、手も冷たく、あわてているためか、カーペットの電源をONにすることがすんなりできないのです。その理由は電源スイッチにあると考えました。 

ホットカーペットの操作パネル

自宅で使っているホットカーペットは、電源の入/切と、暖房エリアの設定を1つのスイッチで行うタイプです。カチカチと一目盛りずつスライドするスイッチを、暖房エリアを選んで、目盛りの位置にきちんとセットしなければなりません。このとき、一目盛り動かそうとして、勢いがついてニ、三目盛りずれてしまうこともあり、少し注意深い操作が要求されます。

電源と暖房面積切り替えスイッチ
左側エリア(青枠)をONにしたい・・・

私は、大抵カーペットの左側エリアに座っています。電源を入れるときは、まず一番右端まで勢いよくカチカチカチッとスイッチをスライドさせ、その後一つ左に戻すやり方で、「左側」にセットします。こうすると、注意深く操作する回数が1回で済むからです。

このような工夫をしながら使いこなしてはいますが、日々、カーペットの電源を注意深く入れなければならないというのは、何だかいやになっちゃいますね。 

371. 測り終わるのはいつ? 体温計のブザーの意味


先日実家に帰ったとき、私は体調を崩してしまったため、実家に置いてあった体温計で熱を測りました。

ブザーが鳴り体温を確認してみると、結果は予想よりも低く微熱でした。表示された値に納得できなかった私は、使い方を誤っていないかと母に尋ねたところ、なんと「その体温計はブザーが鳴った3分後に測り終わるんだよ」という答えが返ってきました。それまで私は、体温計のブザーは『検温が終わったことを知らせるため』に鳴るものだと思い込んでいたため、非常に驚きました。

後日調べてみたところ、その体温計のブザーには以下の特徴があることが分かりました。

  • 測定温度の変化が緩やかになるとブザーが鳴る
  • ブザーが鳴って3分以上経過することで検温が終了したものとする
  • ブザーは測定中1回しか鳴らない

これでは検温時に時間を測れる状況にいないユーザは、3分間を想像でカウントして測定終了まで待つしかありません。

以前実家では、測定終了後にブザーが鳴る一般的な体温計を使用していたため、両親も初めて現在の体温計を使用したときはブザーの意味を勘違いしたそうです。 

以前使用していた体温計のブザーが鳴るタイミングを表す図
現在使用している体温計のブザーが鳴るタイミングを表す図

体温計は身体の異常時に使用するものであるため、ユーザに正確な体温を伝えることが要求されます。最近では検温終了後に振動して知らせるタイプもあるようですが、私の事例のように勘違いを起こさないためにも、業界で統一・標準化を図ってみてはいかがでしょうか?

348. 勘違いさせる曲送りダイヤル


少し型は古いですが、今でも我が家にあるCDプレイヤーです。皆さんはこの写真を見て、どの部分を使って音量調節を行うと思いますか?

正解は(A)のボタンです。(B)のダイヤルからは、曲の変更などの操作が行うことが出来ます。(B)のダイヤルで音量調節を行うのではないかと思った方もいるのではないでしょうか。

実は私も、初めてこのCDプレイヤーを使うときは(B)のダイヤルから音量調節を行うと思いました。使い始めてしばらく経つのですが、「ダイヤル=音量調節」というイメージがあるためか、未だに音量を下げるつもりが曲順を変えてしまうことがあります。 友人が操作していても、私と同じ失敗をしているのを見かけます。

自分が今までに使ってきたCDプレイヤーやカーステレオなどの機器を思い浮かべてみると、主要な操作をするためにダイヤルとボタンが配置されている場合、ダイヤルから音量を調節するものばかりでした。
失敗をした友人に聞いてみても、私と同じように、今までに使ってきた機器はダイヤルから音量を調節するものが多かったそうです。

このようにダイヤルで音量調整を行う機器を使ってきた経験から、私と友人には「ダイヤルとボタンが配置されている場合、ダイヤルで音量を調節する」という仮説(=メンタルモデル)が形成されたと考えられます。
これは、私達だけではなく、もっと多くの人にも当てはまることかもしれませんね。ユーザがこのようなメンタルモデルを持っているのであれば、それにあわせた操作デバイスのデザインが重要になってきます。

もしもこのCDプレイヤーが、私達のようなユーザのメンタルモデルを考えてデザインされていれば、私のように間違ってお気に入りの曲を飛ばしてしまう、という悲しい失敗をしなくて済むのかもしれません。

用語解説:メンタルモデル(Mental Model)

333. せっかく吸ったゴミが…~ゴミが捨てにくい掃除機~


先日、「吸引力が衰えない掃除機」がキャッチコピーのダイソン『DC12』を購入しました。そのキャッチコピー通り、細かい粉塵までどんどん吸い込んでいく様は感動ものです。

しかし、確かに吸引力は申し分無いのですが、ひとつ不満な点があります。それは、とても「ゴミが捨てにくい」ということです!公式サイトのアニメーションムービーでは「清潔なゴミ捨て~ボタンを押すだけでゴミ捨て可能-手にホコリがふれません」と、紹介されているのですが、実際に同じように捨てようとしても…

  1. ゴミが、クリアタンク内にひっかかりやすく、簡単には落下しない
  2. フタが、落下するゴミを受け止めてしまうこともある
  3. 不安定なフタを固定すると両手が塞がり、引っかかったゴミを取り出せない 
ゴミ捨て問題画像

と、スムーズにゴミを捨てることが出来ません!ゴミが捨てにくい原因は、取っ手とフタとの位置関係にあると思います。片手で持ちながらフタもホールドできるという位置関係にすれば、 もう片方の手が空くので、ポンポンッとクリアタンクを叩いてゴミを落としやすくなるのではないでしょうか。

中川提案モデル

公式サイトのアニメーションムービーは「そんなスムーズに捨てられないよ!」と突っ込みたくなります。キャッチコピーでは良いことしかアピールされていませんが、実際に使ってみないと使い勝手は分からないものですね。

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