先日実家に帰ったとき、私は体調を崩してしまったため、実家に置いてあった体温計で熱を測りました。
ブザーが鳴り体温を確認してみると、結果は予想よりも低く微熱でした。表示された値に納得できなかった私は、使い方を誤っていないかと母に尋ねたところ、なんと「その体温計はブザーが鳴った3分後に測り終わるんだよ」という答えが返ってきました。それまで私は、体温計のブザーは『検温が終わったことを知らせるため』に鳴るものだと思い込んでいたため、非常に驚きました。
後日調べてみたところ、その体温計のブザーには以下の特徴があることが分かりました。
- 測定温度の変化が緩やかになるとブザーが鳴る
- ブザーが鳴って3分以上経過することで検温が終了したものとする
- ブザーは測定中1回しか鳴らない
これでは検温時に時間を測れる状況にいないユーザは、3分間を想像でカウントして測定終了まで待つしかありません。
以前実家では、測定終了後にブザーが鳴る一般的な体温計を使用していたため、両親も初めて現在の体温計を使用したときはブザーの意味を勘違いしたそうです。
以前使用していた体温計のブザーが鳴るタイミングを表す図 |
現在使用している体温計のブザーが鳴るタイミングを表す図 |
体温計は身体の異常時に使用するものであるため、ユーザに正確な体温を伝えることが要求されます。最近では検温終了後に振動して知らせるタイプもあるようですが、私の事例のように勘違いを起こさないためにも、業界で統一・標準化を図ってみてはいかがでしょうか?
コメントを残す