カテゴリー: 家電 (page 4 of 10)

526. 炊飯器の落とし穴―「時刻表示」


家の炊飯器が古くなったので、買い替えました。台所には時計がないのですが、この炊飯器には、大きい液晶パネルに時刻が表示されていて遠くからでもはっきり見えます。なので、時計の代わりとしても使っています。

時刻が大きく表示された液晶

この炊飯器には、決まった時刻にご飯を自動的に炊き上げてくれる、予約炊飯機能が付いています。わが家では、この機能をよく使いますが、この便利な機能には思わぬ落とし穴がありました。

ある日、予約炊飯をセットして、買い物に出かけました。帰ってきて液晶表示を見たら、「やばい、もう炊き上がりの時間だ」と慌てておかずの支度を始めました。しかし、ご飯は一向に出来上がりません。実は、私が【現在時刻】だと思ったのは【炊き上がり時刻】だったのです。 

予約炊飯中の【炊き上がり時刻】 通常炊飯中の【現在時刻】

この炊飯器の表示は、通常炊飯中は【現在時刻】なのですが、予約炊飯中には【炊き上がり時刻】になるのです。確かに予約炊飯中には、液晶の左端に小さく【予約】の文字が表示されます。しかし、私は大きく表示された時刻に目を奪われ、ほとんど見えていなかったのです。

時刻の表示は、液晶も大きく見やすく配慮されていてとてもいいと思いますが、今、何の時刻が表示されているのか、見やすく気付きやすくすることも大事ではないでしょうか。そうすれば、表示時刻の勘違いも減りますし、もっと使いやすくなるのになと思いました。 

479. 数ヶ月間間違えていた!洗剤と柔軟剤の投入口


以前、柔軟剤を使って洗濯をしても良い香りやフワフワ感が洗濯物から感じられない時期がありました。「柔軟剤がいまいちなのかな?」と思い、柔軟剤を変えてみても結果は同じ。仕方が無いので解決しないまま洗濯機を使っていたのですが、ある日原因に気がつきました!

なんと洗剤と柔軟剤の投入口を間違えていました。「数ヶ月間気づかなかったなんて…!!」と自分で自分に呆れつつなぜこのようなミスが起きたのか考えてみました。思いついた限りでは、「洗剤、柔軟剤の文字がエンボスのみの表示であった」「暗がりに設置していたため文字を認識しづらかった」等が、要因として挙げられると思います。 

本体の左上にある洗剤・柔軟剤投入口
実際の設置環境では写真に写らないくらい
文字を認識しづらい

洗濯機が暗がりに設置されることは十分起こり得る状況なので、文字表記の仕方を含め、投入口の識別のし易さは重要ですよね。仕事柄、他の洗濯機はどうなっているのかなと気になりだした私は、他社も含めていくつか調べて見ました。

私が使っているのは2002年東芝製のドラム式洗濯機なのですが、最新モデルではその点の改善はなされているのでしょうか? 

東芝社製最新モデル洗濯機の
洗剤・柔軟剤投入口

2008年製同社ドラム式洗濯機の洗剤・柔軟剤投入口を見てみると、エンボス文字に加え、投入口の違いを識別させる意図なのか、黄色い丸と黒い丸が付けられていました。「なぜ黄色と黒?」と目印のカラーリングに関して疑問を感じながら、これでもまだ、識別は難しいなあと思いました。

では、他社はどうなのでしょうか? 

松下社製最新モデル洗濯機の
洗剤・柔軟剤投入口

松下(現パナソニック)社製の最新モデルでは、柔軟剤の投入口全体が水色になっていました。柔軟剤のイメージ色として青は比較的想起しやすいと思えますし、これならまだ識別し易そうです。

ちなみに、上記以外の主要メーカー(日本)についても同様に調べましたが、それらはエンボス文字のみの表示でした。洗濯時に毎回欠かせない「洗剤と柔軟剤を入れる」という行為に関してもっと配慮があっていいんじゃないのかなぁ。 

471. 『エアコンの消費電力の表示


冬のある日、私は暖房にどれだけ電気代がかかっているのか気になり、部屋のエアコンの底にある消費電力の表示を見てみました。すると写真のような記載がされていて、冷房は1項目なのに対し、暖房は「暖房標準」と「暖房低温」の2項目に分かれていました。

暖房標準と暖房低温

私は「暖房低温」という表示を見て、低く温度設定をしている暖房だと思いました。さらにその定格消費電力は960Wと、「暖房標準」の460Wに比べ倍以上の数値になっていました。

このことから、「暖房低温」の状態、つまり温度をより低く設定しているほうが、より電気代がかかるのだと思いました。それ以来、違和感がありながらも高い設定温度でしばらく暖房を使っていました。部屋を思う存分暖めて省エネができるなんて、こんないいことないですよね。

しかし数日後、こんなに楽して省エネなんてありえない!と我に返った私は、「暖房標準」と「暖房低温」の意味を詳しく調べてみることにしました。すると、私が考えていたものと全く逆のものでした。

  • 暖房標準:室外の空気の温度が7℃、室内の空気の温度が20℃であるときの暖房の消費電力※
  • 暖房低温:室外の空気の温度が2℃、室内の空気の温度が20℃であるときの暖房の消費電力※

簡単にいうと、外気温に応じた消費電力のことだったのです。外が寒いほど部屋を暖めるのにより電力が必要という、ごく当たり前のことですね。これで納得し再び暖房の設定温度を下げたのですが、一時は世間の常識が信じられなくなってしまいました。

業界では標準的に使われている表示にも、ユーザにとってはこれほどまぎらわしいものがあるんですね。

※参考サイト:http://www.jraia.or.jp/product/com_aircon/jis_02.html ページ最下部の「暖房能力試験条件」に説明があります。 

459. コンセント激戦区に投じた一手


世界を巻き込んでの次世代DVD戦争。もちろん、私はBlu-rayもHD DVDも所有しておりませんが、TVやHDDレコーダーあるいは、流行のゲーム機などによるコンセントの争奪戦は、掃除機をも巻き込んで拡大の一途を辿っております。

掃除機でもかけようとコンセントを拝借しようものなら、うっかりビデオデッキの電源ケーブルを抜いてしまったり。すぐに差し直したところで、ビデオデッキはむなしく00:00を刻みます。

そんなコンセント激戦区にピッタリなステキグッズを見つけました。ケーブルを色分けで識別できる『CABLE-ID』という商品です。 

何となく機器をイメージする色にしています
マジックで接続機器の名前も書いておけます

似たような商品で、ケーブルにぶら下げておけるタグのようなものや、コンセントの差込口に機器の名前を書いておける電源タップなどもありますが、『CABLE-ID』は直接ケーブルに巻き付けることができるので、外れてしまったりすることもなく、導入後もコンセントや電源タップの差込口を選びません。

ちなみに、会社のコンセント激戦区はこんな感じです。 

これも機器の色と対応している

低コストで『CABLE-ID』と同じ効果があります。こっそり工夫してくれた人、ありがとうございます。

401. 切ったつもりが連続運転・・・


最近、古くなった電気ストーブを廃棄し、どうせ買うならと思い切って最新の遠赤外線ストーブを購入しました。「暖かいし、首振り機能もタイマーもついているし、ちょっと高かったけど買ってよかった~」と身も心もほくほく。そんなある日、問題が起きました。

いつものように、戸締りをしたり、ストーブのスイッチを切ったりとバタバタと出かける準備をしていたときのこと。「あれ?ストーブの電源切ったかな?」と心配になりもう一度ストーブを見てみると・・・誰もいない部屋をもくもくと暖め続けているではありませんか!!切ったはずのスイッチが連続運転に切り替わっていたのです。再確認したから良かったものの、このまま出かけてしまっていたら・・・と思うとヒヤリとしました。

このストーブのつまみは写真1のように、右に回すとタイマー、左に回すと連続運転になっています。消し忘れが怖いので、我が家ではいつもタイマー機能を使用しているのですが、この「切タイマー」、スイッチを切る際に急いでいたりして力が入りすぎたり操作が雑になると、写真2のように連続運転の位置までつまみが回ってしまうのです。 

写真1:タイマー機能使用状態 写真2:つまみを回しすぎて連続運転の状態

また、「切」と「連続運転」につまみが合うと、「カチッ」とつまみが止まる様になっているのですが、「連続運転」の位置はつまみが回せる限界位置でもあるため、つまみがそれ以上動かず固定されるのです。つまみを強く回してしまったとき、「切」を通り過ぎて「連続運転」で「カチッ」としっかり止まったため、スイッチを切った気分になってしまったのです。

うっかり者の自分もいけませんが、毎回、外出前の慌しい状況で慎重な操作を要求されるのは、ほくほく気分も半減です・・・暖かさは抜群なんですけれどね。

<スイッチの操作についての過去の日記>
●380. 気を遣うスイッチのホットカーペット:http://usability.ueyesdesign.co.jp/diary/380.html 

« Older posts Newer posts »