カテゴリー: デジタルガジェット (page 9 of 18)

389. POWERボタンの位置が改善されたニンテンドーDS Lite


ゲームをプレイしていて「POWERボタンを誤って押してしまい強制終了」 という状況ほど悲しいことはありません。 頑張ってプレイした数時間がすべて消えてしまうのですから…。

ニンテンドーDS(以下、旧DS)ではこのような悲しい過ちを犯してしまいがちでした。 原因はPOWERボタンとSTARTボタンが同じ面に配置されている点にあり、 ボタン形状も似ていることから両者を押し間違えることが何度もあったのです。

旧DS
POWERボタンが筐体上面にあり、同じ面のSTARTボタンと押し間違えることがある。

以前の機種ではSTARTボタンは筐体上面/POWERボタンは側面に配置され 両者の差別化が図られていたのですが、フタに覆われていない側面にPOWERボタンがあるとカバンの中での誤作動が多く 「いつの間にか電源がONになっていて遊ぼうと思ったら電池切れ…」 という悲しい状況も起こっていました。 その誤作動を起こさせないために旧DSではPOWERボタンが 筐体上面にレイアウトされたのだと考えられますが、 STARTボタンと押し間違えるという新たな問題が生まれてしまったという訳です。

以前の機種
POWERボタンが側面にあるため、いつの間にか電源ONになってることがある。

そこで、新DSではPOWERボタンの位置・機構が変更され、 位置は以前のように側面に戻り、 ある程度の力を入れてスライドさせないと電源がONにならないバネ仕掛けのスイッチになりました。 この改良によりゲームプレイ中に押し間違えることも、 いつの間にか電源ONになっていることも無くなりました。

新DS
POWERボタン位置が側面に戻り、バネ仕掛けのスイッチに変更。

新機種が発売されるたびに、ゲーム内容の面白さだけでなく 前機種での不満点にしっかり対応してくれているのはありがたいことですね。

364. ふと思うこと / 携帯電話でのパスワード入力について


最近携帯電話を替えました。春ですし。(編注:執筆時点は春でした)
機種変更に併せてEdyやモバイルSuicaなど、前の機種で使っていたおサイフケータイのデータも新しい機種へ移しました。

それから、何日か経った頃でしょうか。
Suicaの残高が少なくなっていたのでチャージ(入金)をするため、モバイルSuicaを起動、ログインをしようとしたのですが、いつも使っていたパスワードが入力できません…!

前の機種でモバイルSuicaを登録するときに、数字とアルファベットを組み合わせた奥深いパスワードにしたのが仇となってしまったようです。

一般的な携帯電話の場合、1つのキーに数字と複数のアルファベットが割り当てられています。“C”と入力したいときはアルファベット入力モードにして[2]を3回押すわけですが、新しい機種では、[2]を押した瞬間、他の人から見られてもパスワードがバレないように“*”と表示されてしまいます。
数字だけのパスワードであれば、それぞれの数字に対応するキーを押していけば問題なく入力できるのですが、これがアルファベットとなると、いま入力している文字が“A”なのか“C”なのかさっぱりわからなくなってしまいます。 

図1:入力した内容が*で伏せられている

ちなみに前の機種では、“A→B→C”と文字を送っている間は入力している文字が表示されたままで、カーソルが次に移ったタイミングで“*”が表示されるようになっていました。

図2:カーソルが移ると“*”になる

セキュリティと操作性の面、どちらを優先させるのかは悩ましいところですが、複数の機種をまたいで使われるサービスが運用されている以上、その受け皿となる携帯電話も、必要のある部分に限っては、統一されたインタフェースにしていかなくてはならないのでしょうかね。

361. これなら安心。iPodの音量制限


通勤途中、電車の中でiPodを使って音楽を聴いていました。イントロを飛ばそうとして曲を早送りしようとしたところ、大音量になってしまいビックリしてしまいました。 iPodはスクロールホイールを指でなぞることによって、カーソル移動や早送りなどの操作をすばやくすることができる反面、音量調整時に勢いあまって大音量になる危険をはらんでいます。

先日新しくiPod nanoを購入し、音量制限の機能が付いていることに気が付きました。この機能は制限した音量以上にならないように設定ができます。 

最大音量を耳で確認しながら設定できます

ユーザがこの音量制限を設定しておけば、不意に音量を操作してしまっても必要以上に音が大きくならないので、ビックリするようなことはありません。

このような操作ミスや故障による被害を最小限に食い止めるための設計をフェイルセーフといいます。この音量制限の機能はユーザ自身が設定をしなくてはいけませんが、iPodの操作特性による危険をうまく軽減したフェイルセーフだと感心しました。 

357. イヤホンが抜けると自動的に一時停止するiPod


私は自転車通勤をしているのですが、片道30分と距離があるので、いつもiPodで音楽を楽しんでいます。まれに自転車のハンドルやレバーにイヤホンのコードを引っかけてしまい、プラグを引き抜いてしまうのですが、そんなときにiPodがちょっとした気遣いをしてくれるのです。

iPodのイヤホンを抜くと再生中の曲が一時停止する

iPodはイヤホンのプラグが抜けると、自動的に曲を一時停止してくれるのです。「さあ今からサビの部分がはじまるぞっ!」、そんなときにイヤホンのプラグが抜けて、音楽が聞けなくなるとがっかりしますよね。プラグを挿し直そうとしても曲はどんどん進んでいきますし、同じ所まで巻き戻すのも面倒です。でもこの機能があれば、すぐに同じ所から聞き直すことができます。

家庭用の音楽プレーヤならば、イヤホンのプラグが抜けてしまっても音楽を聞き続けることはできます。でもiPodはスピーカを持たないので、再生し続けても意味がないですよね。

「激しい動きの中で使用される」、「スピーカを持たない」、というiPodの持つ特徴を踏まえて生まれた機能だと思います。ちょっとしたことですが、そんなところまで考えてあるiPodは完成度が高いなと思いました。

2007.07.08追記

読者の方からご指摘を頂きましたが、自転車の運転中にイヤホンを使用すると、周囲の音が聞こえ無くなることがあり危険を伴います。使用する際は音量を控えめにしましょう。

また、自治体によっては車両運転中のイヤホン、ヘッドフォンの使用を条例で禁止している場合があります。ご注意下さい。

356. 鳴るの?鳴らないの? 携帯電話の起動音


携帯電話の電源を入れると、通信事業者のロゴが表示されると共に起動音が鳴ります。この音を聞くたびに、「こっそり電源を入れたら音が鳴って周りの注目を浴びてしまった!」という状況が想像されます。

無論、音が鳴らないように設定することはできます。マナーモードにしていれば音は鳴りませんし、各種効果音の音量設定は可能です。ただし、設定の変更およびその確認をできるのは「電源が入っている時」に限ります。いざ電源を入れようとする時には、効果音が鳴るのか鳴らないのかを確認することはできません。このため、ドキドキしながら電源ボタンを押す羽目になるわけです。

一方、ニンテンドーDSのような携帯ゲーム機の筐体には音量調節つまみがついているのが一般的です。携帯電話にもこういうつまみが付いていればいいのですが…。

ちなみに調べてみたところ、「簡単・使いやすい」を売りにしたDoCoMo?の「らくらくホン」など、音量調節つまみを搭載した機種も存在するようです。

参照:DoCoMo?「らくらくホンIII」 http://www.nttdocomo.co.jp/product/easy_phone/f672i/topics_02.html

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