最近携帯電話を替えました。春ですし。(編注:執筆時点は春でした)
機種変更に併せてEdyやモバイルSuicaなど、前の機種で使っていたおサイフケータイのデータも新しい機種へ移しました。

それから、何日か経った頃でしょうか。
Suicaの残高が少なくなっていたのでチャージ(入金)をするため、モバイルSuicaを起動、ログインをしようとしたのですが、いつも使っていたパスワードが入力できません…!

前の機種でモバイルSuicaを登録するときに、数字とアルファベットを組み合わせた奥深いパスワードにしたのが仇となってしまったようです。

一般的な携帯電話の場合、1つのキーに数字と複数のアルファベットが割り当てられています。“C”と入力したいときはアルファベット入力モードにして[2]を3回押すわけですが、新しい機種では、[2]を押した瞬間、他の人から見られてもパスワードがバレないように“*”と表示されてしまいます。
数字だけのパスワードであれば、それぞれの数字に対応するキーを押していけば問題なく入力できるのですが、これがアルファベットとなると、いま入力している文字が“A”なのか“C”なのかさっぱりわからなくなってしまいます。 

図1:入力した内容が*で伏せられている

ちなみに前の機種では、“A→B→C”と文字を送っている間は入力している文字が表示されたままで、カーソルが次に移ったタイミングで“*”が表示されるようになっていました。

図2:カーソルが移ると“*”になる

セキュリティと操作性の面、どちらを優先させるのかは悩ましいところですが、複数の機種をまたいで使われるサービスが運用されている以上、その受け皿となる携帯電話も、必要のある部分に限っては、統一されたインタフェースにしていかなくてはならないのでしょうかね。