カテゴリー: デジタルガジェット (page 12 of 18)

201. カレンダー表示機能~CASIO EXILIM


前回日記で紹介したデジカメ(CASIO EXILIM EX-Z3)を日々使用しているうち、メモリにだいぶ写真が蓄積されてきました。

私は、現像した写真ならば、期間ごとにアルバムを作り、時間の経過に沿ってアルバムの中の写真を整理します。
 では、デジカメで撮影したデータは、どのように整理し検索するのでしょう?
 例えば、友人に旅行の写真を見せようと思った時に、目的の写真をすぐに表示したいですよね。

今回は、写真の整理・検索方法について紹介したいと思います。

このデジカメには、その日一番最初に撮影した写真のサムネイルが、日付けごとに記録されていく「カレンダー表示機能」があります。

表示方法は、PLAYモード時に縮小ボタンを押下すると、以下の順に遷移します。

「1枚表示」→「9枚表示」→「カレンダー表示」

1画面→9画面→カレンダー表示

目的の写真は、サムネイルと日付けの両方を見ながら探します。
 見たい日付けの写真に、カーソルを合わせて確定すると、その日一番最初に撮影した写真が表示されます。
 表示後は、通常の1画面表示に戻るので、前後の写真も表示できます。

22日の最初に撮影した写真
ユーザの思考

日付けごとに写真が整理されることにより、以下の理由で検索が行いやすくなっています。

  1. 1ヶ月の間に、どんな写真を撮影したのか、全体を把握しながら探すことができる
  2. カレンダー表示は、期間ごとに探しやすい為、例えば「1ヶ月前の旅行写真を見せたい」等の利用状況に合っている
  3. 日付けごとに括られている為、以前の写真を少ない押下回数で探すことができる

前回の日記にも書きましたが、デジカメは気軽に写真が撮れるので、ついたくさん撮影してしまいます。
 カレンダー表示機能は、蓄積されていく写真をユーザが手間をかけずに整理でき、かつ目的の写真を探しやすい良い例だと思いました。

関連ページ
CASIO EXILIM EX-Z3 製品情報(リンク先消滅)

σ(^^)の手違い(重複掲載)により初出時と日記番号およ
びURLが変更になっています(202 -> 201)。リンク、ブックマークしていただいた方にはご迷惑をおかけします。(古田)

199. 失敗した写真は安心して消去~CASIO EXILIM


数カ月前に、新しいデジカメを購入しました。(CASIO EXILIM EX-Z3)
 最初、コンパクトで持ち運びやすいところに惹かれましたが、実際使用してみたところ使いやすさのほうにも魅力を感じています。

デジカメは、手ぶれをしてしまった時や構図が良くなかった時に、気軽に何枚も撮
りなおせるところが良いですね。
 失敗しても、のちほど気に入った写真だけを残し、その他は消去できます。

今回は、その消去モードについて紹介します。

まずPLAYモード時に、下キーを押下すると消去モードに入ります。
次に、画面右下の選択肢から「消去」を選び、確定すると消去されます。

EXILIM全体
消去前→消去後

以下に良い点を4つ挙げます。

  1. 各キー近辺に印刷されているマークの色は、PLAYモード時を指す場合、全て緑色で統一されている
     消去モードは、下キーの下部に緑色でゴミ箱マークが印刷されている為、入り口が分かりやすい
  2. 画面の左右に、三角の矢印がついている為、左右キーにて前後の写真を閲覧できることが分かりやすい
     似たような写真が複数ある場合、消去直前にもう一度確認することができる
  3. 選択肢のサイズが大きく、かつフォーカスの色にメリハリがあり見やすい
     フォーカスがあたっている時と、あたっていない時の判別が分かりやすい
  4. 繰り返し消去の操作が、誤操作の心配なく安心して行える
     1枚消去すると、その次の写真が消去モードのまま表示される
     その時、フォーカスはキャンセルに戻される為、間違えて確定してしまっても大丈夫

デジカメは、気軽に写真が撮れるので、ついたくさん撮影してしまいます。
それだけに、写真の整理(消去)が分かりやすく、やりやすいことが大事です。
また、間違って消去してしまうと戻せないので、操作ミスを防ぐ設計も重要だと思います。

196. カーナビGUIにおける言語障壁~外国人の方にカーナビを教えに行ってきました~


先日、弊社の登録モニターの方がユーザテストに参加してくださった時に、「隣に住んでいるドイツ人がカーナビを使っているんだけど、画面の表示もマニュアルも読めなくて困っている。かわりに私がマニュアルを読むんだけど、日本語は読めても機械が苦手で内容は理解できない。」と苦労話を語ってくださいました。

難しい機械の説明を(しかも今回は英語で)かみ砕いて説明してほしい。そいう時こそ使いやすさ研究所突撃隊(仮称)の出動です。  ということで、早速お宅訪問して来ました。相手は30代のドイツ人女性。幸い英語がOKだったのでσ(^^)でもなんとかコミュニケートできました。1時間半ほどあれこれ説明をしてきたんですが、その中で現在のカーナビを外国人が使う上での障壁が色々と見えてきたので、ご紹介したいと思います。

メニュー項目が読めない

彼女はディーラーに頼んで英語での案内に対応した機種を指名買いしたんだそうですが、残念ながらGUIメニューはすべて日本語。まったく読めません。そこでメニューの各項目を1対1で内容を説明しようとしたんですが、彼女達にとっては漢字を“見”分けることすら困難なようで、手元に手書きでノートをとっているんですが、その元の漢字表示を書き写すことができないんです。一生懸命形をマネして書こうとするんですが、結局自分でもわからなくなって、適当にグチャグチャっと書くしかない様子でした。MacOSやWindowsのようなガイドラインのしっかりした環境では字が読めなくても、「上から何番目の項目」という覚え方ができます。ところが、カーナビのメニューはスクロールをするため、その作戦も使いにくいのです。スクロールがループしちゃうようなのは特に厳しいですね。

各メニュー項目にインデックス番号が振ってあるだけで、外国人の方には随分楽なんだろうなと思いました(「1番は目的地設定です」という教え方/覚え方ができる)。

検索方法に制限

名称を入力して検索する方法は、多くの機種では読みを50音パレットで入力します。日本語がわからない外国人には漢字で与えられた文字列をひらがなにすることはできないワケなのでNGですね。また仮に「フルタさん」のように名前を音で知っているケースも、ひらがながわからなければNG。どうせ読み仮名情報をデータベースでもっているので、パソコンのようにローマ字入力もできるようになっていれば救えるケースは少なくはないのかも知れませんね。

また漢字が読めないということは、例え選択式メニューであっても住所検索などが使えないことになります。知人宅を訪問したりするのに、住所のメモをもらったとして、例えそれが日本語で書かれていても英語でかかれていても入力は困難です。メモと画面上のメニューとで漢字を同定することも困難ですし、そもそも日本の住所表記をパージング(都道府県名部分や市区町村部分に分割)すらツラいんでしょう(ご存じのように、カーナビは都道府県名->市区町村名->…というように順を追って選択していく方式)。

電話番号ならヨサゲなんですが、実際問題、プライバシー絡みの問題で、個人宅は収録していない機種や、していても確認で名字の入力を求められる機種がほとんどでこれもダメなんですよね。

また目的地が個人宅以外の場合、やはりジャンル検索とか周辺検索も厳しいですね。各カテゴリにわかりやすいアイコンが付いてると良いんでしょうね。

もちろんカーナビ設計のおいて、日本語の読めない外国人のユーザ・コンテクストを取り込むよりも優先順位の高い要件はたくさんあるでしょう。とはいえカーナビもいよいよ普及期に突入しようかという商品なので、こういったユニバーサルデザイン的な観点ももっと考慮に入れていってもらえるようになると良いなと思う出来事でした。

P.S.
 こういった活動は、我々にとっても道具が使いきれない人達の生の声を聞ける機会という意味で貴重な場です。必ずお伺いできるという約束はできませんが、なにか日常の道具利用で困っていることや疑問に思っていることがお有りでしたらお気軽にお寄せ下さい。

177. SO505i レンズカバーは開けない方が悪い?!


4月にドコモの携帯505iシリーズが発表され、その後続々と発売されていますが、 今日はSO505iについて取り上げます。

すごい勢いで注目されていたSO505i、そのスタイリングや使わせ方はおもしろいところもあると思われます。 やはり一番の着目点は、100万画素クラスになったカメラでしょう。

撮影スタイルも横撮りで、かなりデジカメの操作性に近くなりました。特にメニュー構成は、最近のSONYのサイバーショットPシリーズに似ており、「うおっ。デジカメっぽい〜」と私は感じました。となると、「結構使い易いんじゃないの???」と思った方、残念なお知らせがあります。 実は、レンズカバーを閉じたままでも、シャッターが押せてしまいます。 よく分からずに連続で押し続けると、真っ暗な画面がそのまま保存される仕組みです。 購入したばかりの時は、仕事の関係上5〜6人でいじっていましたが、必ず誰か黒い画像を作成していました(笑) 。

レンズカバーが閉じたままカメラ起動した状態

この真っ暗な画面を見ながら思いだしたのが昔の銀塩カメラです。我が子の晴れ舞台を一生懸命撮影し、現像してみたらレンズカバーを外し忘れて一枚も取れていないという、かわいそうな状況。 もちろんSO505iは、真っ暗な画面でレンズカバーが閉じているのが分かりますし、画面に何も映ってないので、撮影したはずが撮れていないという上記の状況とは違うのですが、それでも「画面に何も映らないなぁ」と思いつつシャッターを押してしまうのは何なのでしょうか…

とにかく、レンズカバーが閉じたままでシャッターが押せてしまうような状況は、撮影サイズが一番大きな「1280×960」に設定されていたら、残りメモリがどんどん減ってしまいますね。そのような状態を、カバーを開けないあなたの責任でしょ、と言い切るには少し乱暴な気がします。

一方で、携帯を開いた状態でカメラ起動すると「電話を閉じて下さい」とメッセージが表示されますが、なぜレンズカバーが閉じていることは警告しないのでしょうか。ちょっと不親切なのではないでしょうか…

159. コードレス・ヘッドフォンの意外な盲点


写真は、先日購入したコードレス・ドルビーヘッドフォンです。「なんじゃ、そりゃ?」という方のためにざっと説明しますと、「コードレス」は読んで字のごとく、音声を赤外線などで飛ばしてコードと煩わしさを排除したってこと。「ドルビーヘッドフォン」とは、DVD-Videoなどに収録されたサラウンド効果付の音声トラックを、部屋中にたくさんスピーカーを置くこと無しに、ヘッドフォンだけで体感できるようにしたものです。厳密に書くと、「コードレス型Dolby Headphone対応ヘッドフォン」かな?詳細は後述のURLでどうぞ。

さて、このヘッドフォン、効果の程は店頭で感動して衝動買いしてしまったほどで、非常に満足しているのですが、使い勝手の面ではいくつか不満点があります。

まずこのヘッドフォンの電源制御なんですが、「頭に装着したら自動的に電源が入る」ことになっています。これは下の写真のように、左側のパッドの角度でスイッチがON/OFFする仕掛けによって実現しています(電源が入ると左側の矢印の位置のLEDが点灯)。

これが親切のようで、我が家では不都合を生じています。使わない時にそこら辺に置いておくだけで、このスイッチが入ってしまい電池を消耗してしまうのです。メーカーの意図としては使わない時は最初の写真のように送信機の上にセット、というカンジだったんでしょうが、片手でさっと載せるには微妙にやりにくい設計な上に、置いただけで充電されるワケでもないので、あまりそうするメリットがないのです(ちなみに充電はわざわざ送信機から生えたケーブルを接続する必要があります)。

スイッチひとつ分のコストは上がるでしょうが、せめて両方のパッドが同時に角度ついたらオン、という形にしておいてくれたらなぁ、と思います。

更に、キレーに前後対称なデザインのせいで、どちらを前にして装着すれば良いのかわからないんです。特に我が家はプロジェクターで視聴する関係で、部屋が暗い状態で使うので、ロゴなどによる視認も難しいのです。で、どうするかというと手でパッドを動かして電源を入れてみて、上述のLEDが光る方を確認したりします。例えば、上の2本の接続バーを前後で色を変えておく、くらいの工夫があれば十分だった気がします。ウチでは今度、夜光テープでも買ってきてどちらかにだけ巻いてみようかなどと思っています。

P.S.
 更新が滞ってすみませんでした。ようやく業務が一段落したので、たまっていたネタをいっきに3件ほどあげました。普段、「最新の日記」(latest.php3)しかチェックしない方も少し戻ってみてくださいませ。

関連ページ
DOLBY HEADPHONE(製品情報)(リンク先消滅)

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