写真はMacユーザにはお馴染みのApple製MP3プレーヤー、iPodです。
このプレーヤーは記録メディアに5GBのHDDを採用しており、1,000曲(Apple談)もの曲を保存/再生することができます。ですので、目的の曲を探すためのナビゲーション方法も他のシリコンオーディオ・プレーヤーより工夫が成されています。
具体的には写真にある丸い大きなダイヤルを使います。MP3ファイルはアーティスト名やアルバム名を記録する仕組みがあり、iPodではその情報を使ってツリー状に整理して表示されるので、このダイヤルでそれを選ぶことで聴きたいアルバムや曲を選択していきます。
残念なのはこのダイヤルで、よく携帯電話やマウスについているダイヤルやホイールと違って、クリック感(カクカクっていうの)が全くなく、ツルンツルンのクリンクリンなんです(拙い表現ですみません。是非店頭でお確かめ下さい)。ズラーっと並んだリスト項目のあとひとつだけ下を選びたいって時に、力加減が難しいんです。よく使う設定など、「3項目め選んで、次に2項目め」みたいなことが完全に頭に入っていても、結局画面を見ながらでないと操作ができません。
で、上記の点を補完するためか、設定でダイヤルを回してリスト項目を1つずらす度に「カッカッカッ」と効果音を鳴らすことができるんです。店頭で使ってみて「んー、まぁ、ないよりはマシかぁ」と思って購入したんですが、家に帰って使ってみて愕然。この効果音、本体のどこからともなく鳴ってるんですが、なんとヘッドフォンには出力されてないではありませんか!Appleは一体誰にこの音を聴かせたくて設計したんでしょう?少なくとも標準添付品のようなインナータイプのヘッドフォンをしてたらユーザ自身には聞こえませんぜ?
ただでさえ日本人には一杯一杯の18mm径のインナーフォンを添付してるんだから(日本では普通15mm、耳の小さい人用に13mmというのも売ってます)。
はぁ。Appleっていつからこういう、ユーザの使い勝手に配慮が足りないデザインをする会社になってしまったんでしょうね。昔はそれが自慢だったのに…
いや、わかってるんですけどね。「インターフェイスの神様(某Mac雑誌談)」が去り、彼が帰ってきた時からだって。彼は本当のところ、自分でこういうデバイスを使って音楽聴いたことあるのかしら?
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