カテゴリー: デジタルガジェット (page 11 of 18)

294. ピントが合わせられない~SANYOのプロジェクター~


打ち合わせのためにプロジェクターの準備をした時のことです。「このプロジェクター、ピントが合わせられないんだけど…」と尋ねられました。私はレンズ付近のダイヤル等でピントとズームの調整ができると思っていたので、早速ツマミをいじったのですが、ズーム操作になってしまいました。「あ、間違えた。」と思い、ピントの操作部分を探したのですが、どうも見当たりません。

ズーム操作部分しか見当たらない

実はピント調整をするためには、ツマミの下にあるダイヤルを回せば良かったのですが、ズームのツマミとピントのダイヤルが一体化して見えるため、わかりませんでした。

ズームとピントの操作部分が一体化して見える

その原因は、ツマミの位置がピントのダイヤルの真上にあることです。実際には奥のダイヤルを操作するための部分なのですが、この位置のせいで手前にあるピントのダイヤルを操作するものに見えてしまいます。

このツマミが奥のダイヤルの真上にあれば、もっとわかりやすかったのかなと思いました。

285. わかりにくいデジタルカメラのアイコン ~形状とアイコンの関係~


このデジタルカメラは、消去の操作を何度やっても間違えてしまいます。

下の写真を見て下さい。ゴミ箱のアイコンは、どこのボタンを指していると思いますか?十中八九、ごみ箱のアイコンの下にあるMENUボタンだと思ってしまうでしょう。

問題のアイコンの写真

実は消去の操作は、MENUボタンではなく十字キーの下を押して行います。 十字キーの下側から問題のアイコンへと線を引き、関連性を高めているようですが、あまり有効な解決策にはなっていないようです。

原因はいくつか考えられますが、ここではデジタルカメラの形状を踏まえて考えてみたいと思います。

十字キーは少し盛り上がっている部分にあります。しかし、十字キーの操作を説明するアイコンはそこにありません。このためゴミ箱のアイコンは、十字キーではなくMENUボタンと関係があるように見えてしまいます。本体の形状がアイコンの位置を制限してしまったのではないでしょうか?

もし、少し盛り上がっている部分があとすこし広く、その上に問題のアイコンがあったらどうでしょうか?十字キーと問題のアイコンの間に正しい関係性が生まれ、消去を十字キーの下で行うことが読み取れるようになるでしょう。

使いやすい製品をデザインするためには、アイコンの位置や本体の形状などをトータルで考える必要がありますね。

278. ブラインド操作を可能にする”iPod shuffle”の円形ボタン


iPodは、今最も人気のあるポータブルオーディオですが、私はそのシリーズで唯一液晶がないiPod shuffleを愛用しています。

その理由は、ポケットの中や服の上からでも指先の感覚だけで操作が可能(いわゆるブラインド操作)な点が気に入っているからなのです。

[iPod] [iPod shuffle]

液晶搭載のiPodには、円形のタッチパッドがあり、そこで本体の操作の全てが行えるようになっています。一方、iPod shuffleの円形の操作部分は、タッチパッドの機能は備えておらず、上下左右に4つのボタン(早送り・早戻し・音量+・音量-)があるだけです。

初めて目にしたときには、回転操作を行わないのなら円形である必要があるのだろうか?とか、今までのiPodらしさを表現しただけなのではないか?などと思っていました。しかし、実際に使用してみると、この円形ボタンのおかげで、他のiPodシリーズよりもブラインド操作がスムーズに行えることに気付きました。

■円形ボタンの3つの使いやすさ■

ボタンの厚み・・・円形ボタンに少しの厚みがあり、ポケットの中や服の上からでもボタンの位置が分かる。

ボタンの位置・・・ボタンが本体の端にあるので、本体の向きが分かり、ボタンの上下左右を間違えずに操作できる。

ボタンの配置・・・5つのボタンを1つにまとめてあるので、親指だけで全てのボタンを操作できる。

液晶のないiPod shuffleですが、歩行中や満員電車の中などではそれ以上のメリットを感じられるので、よく考慮された製品だと思います。

245. preminiを持ちやすくする方法


少し前に携帯電話をpreminiに替えました。気に入って替えたので文句は無いのですが、強いて言えばひとつだけ不満があります。

それは片手でメールを打つと安定しないことです。小さすぎて手のひら部分でホールドできないので、ボタンを押すと人差し指を支点に電話機がグラグラと動いてしまいます。

前に使っていた携帯電話では片手で電話機を持ってメールを打っていたのですが、いつの間にか両手で電話機を持ってメールを打つようになっていました。

グラグラするしくみ

そこで新提案!!ストラップに指を通して電話機を持つと、動こうとする電話機をストラップで引っ張る形になるので、ボタンを押してもグラグラしません。

色々なストラップで試してみましたが、短めのストラップを使うとより安定します。

ストラップに指を通すとグラグラしにくくなります

普段つけているストラップを使った簡単な方法でメールを打ちやすくできます。

preminiをお持ちの方、ぜひお試し下さい!

243. 挿入したカードはどこだ?4種のカード対応のカードリーダ


仕事柄、デジカメで写真を撮ることが多く、データの吸い出しには図1右上にあるカードリーダを使用します。このカードリーダ、コンパクトフラッシュ(CF)、メモリースティック(MS)、スマートメディア(SM)、SDカード(SD)の4種類に対応しているんです。なので、さまざまなデジカメを使う私にとっては、かなり重宝モノです。

ただ、ちょっと問題もあります。PCと接続すると「リムーバブルディスク」として全て認識され、どこに自分が挿入したカードがあるかわからないのです。

図1. 認識した状態

マイコンピュータを開くと図1のウィンドウのように表示されます。ごらんの通り、全て同じアイコン・同じ名称で見分けがつきません。また、カードリーダの挿入口が2×2列で、ウィンドウのアイコンの並び方と対応しているように見えます。でも、実際は対応していません。ですから、カードリーダの(SD)にカードをさして「リムーバブルディスク(G:)」をクリックすると、「カードを挿入して下さい」とPCに注意されてしまうのです。いつも繋ぎっぱなしで使っているのならば覚えられるのですが、会社の共有物なのでそういうわけにもいかないのですよ…。

最近のカードリーダではアイコンを変更させるドライバが標準でついており、認識されると図2のように一目瞭然なモノもあるようです。

図2. ドライブ名称がつき、属性もアイコン表示されている

これだけでも充分わかりやすいですね。 でも、この表示でもカードが挿入されているか否かは判断できません。私としては「挿入したカードの在処がはっきりわかる」のが一番嬉しいのですけど…。ワガママですか?

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