最近のトイレはハイテクです。しかしこのハイテクさのために、ちょっと痛い思いをしました。

何がハイテクかというと、便座カバーがセンサーで人を感知して自動で開閉します。これは知っていたのですが、この機能によって思わぬ攻撃を受けました。トイレに入ろうとして内開きの扉を開けて、一歩踏み出した瞬間に、「ばくんっ」とカバーで太股を攻撃されました…結構痛かったです。

ドアから便
器まであまり隙間がない状態の写真
左が入る時、右が入った後(既にカバーが開いている)

写真だとちょっと分かりにくいかもしれませんが、扉が便器とかなりスレスレで開きます。

赤矢印:便座が上がる動き 青矢印:人間が入ってくる動き 点線:ドアの動き

入る時は、扉を開きながら体の向きを変えて入る必要があります。 つまり、どこかに体を寄せながら入るのですが、その時には便器にかなり近づいているので、センサーが反応して、便座カバーが開く…

太股なので良かったのですが、これが子供だったらどうでしょうか?お母さんと子供がトイレに入る、という状況はあり得るはずです。小さい子供が先に入った場合、便座カバーが顔面を直撃しそうです。(ものすごく速く開くわけではありませんが、やはり顔に当たったら痛いと思います。)

自動開閉カバーは、ヒーター入り便座の省エネのために、使ってない時はカバーをしようという物ですので、この機能自体はすごく良いと思います。また、「ぱかっ」と便座カバーが開くと、「あなたが来るのを待ってました。ゆっくりくつろいで用を足して下さいね〜」というように、便器が出迎えてくれたような気持ちにさえなるのですが…(私だけ?)

ちなみに、男子用トイレも同じシステムの便器が設置されていましたが、一緒にいた男の友人は普通に「ハイテク〜」と喜んでいました…これは攻撃された私がのろまなのか、たまたま友人が攻撃されなかったのか、はたまたちょっと個室を覗いてみただけなのか…

通常の便座と同じに見える自動開閉便座…見た目で便座カバーが自動開閉機能付きかが分かると、使う側も心の準備ができて、トイレに入れるのではないでしょうか。 しかし私としては、個室の広さとドアの開閉の半径を考慮した場合、通常の便座でも良かったのではないかな、と思ってしまいました。