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50. 上下の対応付け ~FinePix 40i


よっしゃ、50番いただき。今度ともよろしくお願いしますm(..)m。

約1年半ぶりにデジタルカメラを買い換えました。富士のFinePix 40iです。σ(^^)の用途の9割はこの使いやすさ日記用の写真を撮ることなので、最近の200万画素オーバーの高画質はまったく不要だったのですが、この機種はMP3プレーヤーにもなるということだったので、両方持ち歩いていたσ(^^)には荷物が減るというメリットで落ちました。それでいて前のデジカメより小さいんですから相当なものです。

さてこのFinePix 40iですがいくつか気に入らない点があります。主にMP3機能関連です。カメラに関しては長年のノウハウがあるんでしょうが、MP3についてはそうもいかなかったんでしょうか(AXIAブランドではシリコンオーディオプレイヤー出してたような?)。

最も額の血管が盛り上がりそうになったのはリモコンです。たいていの製品がそうであるように裏にクリップがついていてポケット等にとめて使えるようになっています。写真は実際にそうした状態。

リモコンをポケットにつけた状態
音量調節の上下が逆ぢゃん!

上を押すと音量が下がる、という対応付けになっちゃってます。

単純なことですが、σ(^^)のつたないハード設計の知識の範囲ではこうなっていることの理由(こうした方がコストが節約できるとか)が見つからないだけに腹たちますね〜。

○いきなり使いやすさの秘訣ゲリラ編

この上下は音声信号を伝えるのをブロックする抵抗値をアップ/ダウンするものだと思い込みましょう。値を「上」にあげることでブロックが激しくなり音が小さくなるってカンジ(どうせ見ながら操作するわけではないのでリモコンの+/−表示は忘れて!)。

はい?えぇ、確かにちょっと虚しいです…

2000/10/13 補足

読者の方から、「ポケットに縦につけたのを、上から見下ろすと、リモコンをさかさまに見る形になるので、丁度良いのではないか」という御指摘をいただきました。なるほど、そう考えるとだいぶ気持がスッキリします。σ(^^)のFinePixライフが少しだけ幸せになれました。ありがとうございました。>コメントいただいた方

関連ページ
FinePix 40i製品紹介ページ(リンク先消滅)

49. トイレの水栓


当社ではオフィスが9Fと10Fの2フロアに分れていて、男性用トイレはそれぞれに1つづつ有ります。

そのトイレの水栓は、それぞれ下記の写真の様なものがついています。9F(図1)は自動で水がでるタイプ、10F(図2)は自分で水栓をひねる〔手動)タイプのものです。私は9Fで仕事をしているので、ほとんどは9Fのトイレを利用するのですが、ごくたまに10Fのトイレを利用することが有ります。

自動型 手動型
図1:自動型 図2:手動型

ここまで書けば皆さんお気づきの方も多いと思いますが、そう10Fで用をたして手を洗うときに、水栓の下に手を添えて水が出るのを待ってしまうことが有るのです。

その理由をいろいろ考えてみると

  1. 環境から受ける影響
  2. 形態から受ける影響

の大きく2つが思いつきます。

例えば1で言えば、キッチンではそんなことを(少なくとも私は)したことが無いのです。また2で言えば明らかに水栓本体が細かったり、つまみが見て取れる形態(図3:後日掲載)の水栓でも同様です。

具体的に書くと

1.は『概ね9Fのトイレを利用する頻度から、オフィスのトイレという環境で、「自動で水が出る」ということを無意識に思い込んでしまっている』

2.は、9F及びその他の公共トイレなどで利用した経験から、『太くてニョッキっと首を出した(水栓が一見して認められない)ような形態の場合、「自動で水が出る」というアフォーダンスとして認知されている』

というようなことです。

これは、いろいろな作法が混在している世の中で、通常接している作法と異なるものに遭遇したとき、人間に思わぬ負荷がかかっている例とも言えます。

今回のような自分で人知れず苦笑いして終わるような些細なことから、もっと重大なことまで、また何か有ればご報告しようと思います。

48. 一番危険なところを歩いてください?


京王線ホームの白線

写真は京王線の駅でよく見られる「白線」です。なんと、視覚障害者用の点字ブロックの上にペイントされています。

つまり視覚障害者の方は「電車が来る時に危険だからここより後ろに下がりなさい」というギリギリのラインの上を歩かされるわけです。

ちょっとヒドいと思いませんか。?

2000年9月26日 補足
 読者の方から御指摘をいただきました。点字ブロックには線状の「誘導ブロック」と、写真のような点状の「警告ブロック」があり、この使用方法は正しいのではないか、とのことです。そういえば、点字ブロックが交差する部分だけこの点状のものが使われていたりしますね。なるほど、そういうことでしたか。失礼しました。>京王電鉄殿

47. エレベータの「閉」ボタンの動作


『38. 「閉」はいつまで押していればいいのか』について、読者の方からコメントを頂きました。

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about: 『38. 「閉」はいつまで押していればいいのか 』
Your Web Contents:
前者のように、「閉」ボタンを押したらボタンの照明が点いて、閉じきったら消える、というように、操作そのものに対するフィードバックが一貫性を持っていれば、自信を持って「閉」ボタンから指を離せるんですけどね。
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の件ですが、「開」と「閉」は、他のものと一貫性を持っていて良いんでしょうか?

安全性や、後に続く人たちの事を考えると、

  • 「開」は即座にレスポンスし、開かなければいけない。
  • 「閉」は安全確認がなされるまで、閉じてはいけない

という、扉のあるべき動作が違うと思います。

もちろん、扉には挟まれ防止機能がついているので、「即座に」閉じてしまっても問題は無いのですが、間違って押してしまった 等も考えると、閉じ始めるまで押しつづけるのが、「他人にやさしい」動作かも知れません。

38.の日記では、「ボタン操作に対するフィードバックの適切さ」を焦点としていましたが、まず「開」と「閉」のボタンがどのように動作すべきか、ということも合わせて考えていかなければ、よいデザインにはならない、ということをご指摘していただいたのだと思います。

この方は実際のエレベータの動作も調べて下さったのですが、現在、エレベータには

  1. 押すと、ランプが点灯し、“開”の場合は開いた後に消え、“閉”の場合には、ちょっと間をおいてから閉じ始め(指を離しても生きている)、閉じ終わるまで点灯しているもの
  2. “開”も”閉”も押した瞬間だけランプが点灯し、どちらも即反応するもの
  3. ランプがつかず、扉の動きだけでフィードバックされるもの

といったタイプのものがあるようです。

これらを踏まえた案(閉ボタンの動作)として、

●佐藤の案

  • 一定時間押し続けないと閉まらない
  • 閉まり始めたところでボタンが点灯する

●読者の方の案

  • 押下時に点灯する
  • 一定時間押しつづけないと閉まらない
  • 一定時間に満たずに離した場合には、消灯する
  • 閉まり始めた後は点灯を続け、閉まりきった後、消灯

という動作を考えてみました。如何でしょうか。

皆さんの周りのエレベータはどうなっていますか?

関連ページ
『38. 「閉」はいつまで押していればいいのか』

46. 券売機


画面に何も映ってない

先日京都へ行ったときのことです。

京都駅に設置してあるJRの券売機にふと、目が留まりました。この券売機は上段と中段に2つの大きなディスプレイを持ってます。ここで写真のように上段には「発売中」とありますが、中段の料金ボタンが表示されているはずのディスプレイは真っ暗です(これはおそらく省エネのためと思われます)。

どうしたら買えるのか。

答えは「ディスプレイに触ると、ボタンが表示される」です。

最近のATMなどでは近づけば表示されるものがあります。私はまずそう思い込んで近づいたのですが、何も起こらないので、故障なのか?ともう一度「発売中」の文字を確認してしまいました。さらにこの後、一瞬ぱっと触っても反応がせず、このことでどうしたら使えるのか考え込むことになってしまいました。結局はしばらく(といっても0.3s位だと思いますが)触ってないとボタンが表示されなかったように記憶しています。ついでになりますが、(この券売機はわからないのですが、)通常、上段のディスプレイが、「発売中」か「発売中止」の1文字しか変わらない表示というのもよろしくないです。せめて背景色と文字色を反転するとか、言葉を全く変えるとかして欲しいものです。

券売機って結構急いで利用する場合がありますが、そういう状況でこの券売機に初対面していたらかなり慌てたことでしょう。

せめて「画面に触って下さい」の表示を、画面のすぐ脇にでも記しておいてくれれば良いのですが(残念ながらそれらしき←のシールはそうではありませんでした)。またこの手の省エネ券売機、最近では関東にも設置されているそうです。

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