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55. AIWAのMP3リモコン


AIWAのMP3プレーヤー(レコーダー)MM-FX500のリモコンです。ポータブルプレーヤーのリモコンの例に漏れず、このリモコンにも、誤動作防止用のHOLDスイッチが着いています。

しかし、このHOLDスイッチは、ちょっと普通のスイッチとは違います。HOLDした時に、操作が電気的に無効になるだけではなく、ボタンそのものを物理的に押し込むことが出来なくなります。

なので、普通に操作をしようとしただけで、HOLDしてあることに気付くことが出来るのです。

HOLDのフィードバックには、いくつかの方法がありますが(大抵は無視を決め込むだけですけど…)、これもなかなか有効なフィードバックだと思います。

Postscript:
でも、HOLDのインジケータは、銀→白になるだけで、目立ちません。ぱっと見て解るように赤とかにして欲しかったですね。

54. 対応付けって知ってる?~Microsoft Keyboard


Keyboardの写真

写真は昨日新しく買ったキーボードです(Microsoft Natural Keyboard Pro)。ブットンだ外見をしていますが、人間工学的デザインにより手首に負担がかかりにくいようにとの配慮に基づいています。その昔Appleも同じコンセプトでAdjustable Keyboardというのを作っていました。

さて、IntelliMouse Optical以降、Microsoftのハードウェア製品群を非常に高く評価しているσ(^^)は、キーボードを買い換えると決まった時点で、ほぼMicrosoftの一連のキーボードシリーズのどれかにしよう、と狙いを定めていました。その贔屓目が良くなかったのかもしれません。店頭でキータッチが好みのものであるところまではチェックしたんですが、ひとつ重大なチェック漏れをしてしまいました。

下の写真はMicrosoftが「インターネットホットキー」と呼ぶ、ブラウザをダイレクトに操作するボタン群です。その下がInternet Explorer 5のツールバー。

Internet Hot Key
Tool Bar of IE5

ボタンの配置が違うぢゃん!!

なんでわざわざ順序を入れ替える必要性があるかな?!

σ(^^)の道具眼もまだまだ修行が足りませぬ。ていうか、普通いちいち並びをチェックしないでも常識的に同じと思いますよねぇ。

Normanは水道のレバー式カランの上下と出水、止水との対応付のように、どちらがより自然か甲乙つけがたいような場合にのみ、ルールを作って統一すれば良いと言いました。σ(^^)もうそう思っていました。個々の場面でそれぞれわかりやすければ、一貫性は必ずしも必要ではない、と。でもこれを見て、仮にちゃんとした必要性があったとしても(例えば実はMicrosoftが詳細なリサーチ行って、「マウスでツールバーを使うときと指でボタンを押す時とでボタンの使用頻度が違って、それぞれに最適化してあるんです」とか)、一貫性による学習負荷の軽減の方が大事な場合があるんだなぁ、と思いました。

この例の場合、ツールバーを使う場合と、ホットキーを使う場合がデバイスこそ違うものの、タスクとしてはすごく似ているものなだけに、頭の中の学習が個々に別れないで互いに転用しあっちゃうのかも知れません。その結果永遠に学習結果を上書きしあうっていうか、あちらを立てるとこちらも立っちゃう、みたいな。

P.S.

下のリンクを張るためにMicrosoftのサイトに製品紹介のページを探しに行ったんですが、ハードウェア製品の情報が見られるリンクがどこにあるのかサッパリわかりませぬ。せっかく「社名をMicrohardにしては?」ってくらい素晴らしい製品をリリースしているのだから(いや、たまには上みたいなチョンボもあるけど)もっとアピールしてもいいのでは?

関連ページ
Microsoft Natural Keyboard Pro
Microsoftのトップページ (ハードウェア製品の情報を探してみましょう)

53. Rio500 HOLDにすると電源OFFになる?


Rio500の電源ON/OFF切り替えは、本体上部のスライドスイッチで行います。スライドスイッチには、OFF/HOLD/ONの切替ができるようになっています。

Rio500の上部にあるスライドスイッチ

私はいつもカバンの中に入れて利用するためHOLD機能を使います。

ヘッドホンを耳に当て、再生を開始。そして、スライドスイッチをHOLDへ移動させればよいはずですが。。。勢いあまってOFFまで移動させてしまうことが多々あります。そうすると、またONにして再生をして同じ曲をはじめからまた聴かなくてはならないという状況に陥ってしまいます。HOLDに移動するときの制約が少ない分こういう状況が起こってしまうと考えられます。

今でも慎重にHOLDまでもってこようとするのですが、たまに電源を切ってしまうことがあります。みなさん、この問題に対して何かよい解決策はあるでしょうか?

52. “『ときたら””』””~日本語IMの使いやすさ”


コンピュータでの日本語入力の話です。

開き括弧として”『”を入力すると、閉じ括弧を変換するときには、対になっている”』”が自動的に第一候補として表示されます。
気が利いてます。思わずニヤリ。ありがとうっ、てな気分です。

を変換 を変換
【が第一候補 >>> 』が第一候補
対の括弧が自動的に先頭に
(ちなみにこれはATOK13 for Macintosh)

良くできた『使いやすいデザイン』は、その使いやすさ故になかなか気が付きにくいものですが、世の中には『使いにくいデザイン』と共にたくさんの『使いやすいデザイン』も溢れています。
皆さんのIM(日本語入力を担当する部分です。MS IME、ATOKなど)ではどうなっていますか?

51. トイレサインの照明~入ってますか?


今日、打ち合わせの前に駅前の喫茶店(ド○ール)で朝食をとっていました。トイレに行こうと思い、周りを見渡すと、壁にトイレのサインがあります。

しかし、サインに照明がついています。先客が居るのでしょう。トイレまで行って確認しなくて良いので便利ですね。

仕方ないので、席でしばらく待っていました。ところが、待てども待てども出てくる気配がありません。

もしやと思い、行ってみると、何のことはありません、トイレははじめから空いてました。サインの照明は単なる照明に過ぎなかったんです。

私は、『誰か入っていたら点灯で、空いていたら消灯』というメンタルモデルを適用したわけですが、間違っていたんですね。

では、どうして私は勘違いをしたのでしょうか。

トイレサインの照明に対するメンタルモデル
  使用中  空き  解釈
×モデルA 点灯 消灯 照明は、人が入っていることを知らせるために点灯している
◎モデルB 点灯 点灯 照明は、サインを明るくするために点灯している

まず、これらの2つのモデルは、単に照明が点いている状態を見ただけでは区別がつきません。すなわちどちらのモデルでも「それっぽい」んですね。

そこで私は、

  • 新幹線などでモデルAのタイプはよく知っている
  • 朝の時間帯では使用中の時が結構多い

ので、ごく自然にモデルAだと思ってしまったのです。Bの様なモデルなんて、考えもしませんでした。

更に問題だったのは、誰かが改めてトイレに入らない限りは、このモデルが破綻しないことです。いつまでも照明が点いているのは、いつまでも中に入っているからだと解釈できますから、モデルの再構築の機会をなかなか持てなかったのです。

やはりトイレまで行って確認するしかないんですね。残念です。

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