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45. 低いキッチン台


これは私のアパートのミニキッチンです。これは大変使いにくいです。というのもコンロが置いてある方の台があまりに低く、フライパンを使うときには腰をけっこう曲げないと作業できないのです。なんとこの台の高さは60cmです。流し台は80cm。

ガス台は一口コンロしか置けない!
キッチン台の写真 使用中の風景

80cmのキッチン台でも低いと感じているのにさらに大変です。ここでの長時間の作業は向いていません。もともとキッチンの高さは80cmか85cmとの基準があったようです。

日本人の平均身長や女性の5パーセンタイル値・男性の95パーセンタイル値など、設計をするのに基準とする数値はいろいろとありますが、誰が使用するか特定することが難しいキッチン台。

少なくとも腰痛ぎみの私には、このキッチン台は使いやすいものではありませんでした。

44. 上品なストロー


先日、栄養失調気味の私がある野菜ジュースを買ってきました。

ストローに注目

これにはストローがついていたので、袋をやぶって普通にストローを差して飲みました。ふつうこのようなジュースをストローで飲むと「ズズッーーー」と音が鳴り、静かな会社での仕事中では他の人の仕事に迷惑がかかります。

しかし、このストローは断面が、図のようになっていて、空気が通れるようになっています。このことで「ズズッーーー」と音が鳴らない工夫がなされています。

空気が通れるようになっている

このようにジュースを飲む人の立場から考えると、すばらしいアイデア(デザインの力)ではないでしょうか。

43. 無言の拒絶


無言の拒絶

写真は言わずと知れたケンタッキーのカーネル・サンダースおじさんであります。でもちょっとヘンですね。通りから背を向けています。

そうこの写真はまだ開店前の準備中に撮影したものなんです。つまりまだお店はやってないよ、ということをサンダースおじさんの背中が語っているわけですね。

同時にイーゼルに置かれたメニューが入口の真正面に置かれて制約となっています。

なかなか見事だと思いませんか?

42. 人の流れを整理する床サイン


駅の床の足跡(クリックで拡大)

床サインシリーズ第3弾です。

写真はσ(^^)の家族がドイツに出張にいった際に、デュッセルドルフ駅で見つけてきてくれた床サインです。

過去に紹介した2件よりも直接的なデザイン(足跡)ですね。

しかもこれはただ進行方向を示すだけではありませんでした。よく見ると足跡の中にカバンの絵を「luggage」の文字(他のには他の国の言葉で)が見てとれます。

実はこれ、大きなトランクなどをひきずって歩く人が、他の人の迷惑にならないように、専用のレーンを作ってあるんだそうです。確かに当研究所にも腰が悪くて普段からタイヤつきのバッグを引いてる者がいるんですが、混雑した駅とかでしばしばすれ違う人がつまづきそうになりますからね。人は普通雑踏の中でそれほど低い位置に視線を向けていないので、うまくすれ違ったつもりがその後ろ手に引かれたカバンには虚をつかれるようです。

σ(^^)自身はドイツに行ったことがないので、そもそもこういうレーンを設ける余裕すらないような日本の駅と事情が違うのかどうかなどまではわかりませんが、お互い迷惑をかけないように活動するための仕組みは進んでるなぁ、などと思いました 実際どのくらい遵守されているかも知りませんが、リサイクルなども徹底されてるお国柄ですしねぇ、きっとうまく機能しているんじゃないでしょうか?

41. ATMの「テンキー」について


みなさんも銀行や郵便局のATMをよく利用すると思います。当然、金額や暗証番号を入力することになると思いますが、そのときは「テンキー」を使うことになります。そこでテンキーについてよく見てみると次の3種類に分類することができます。

電卓型 写真1:電卓型
電話型 写真2:電話型
並列型 写真3:並列型

テンキーの操作性について、ある研究によると3種類のうち電卓型が一番早く入力できるという結果が得られたそうです。しかし、ATMの場合早く入力するよりも正確に入力するということのほうが、プライオリティは高いと思います。また、お金を引き出して何時間かたったあとに「いくらおろしたっけ?」となった場合、一番並列型が記憶に残っているともいわれています。どの方式が良いのかというのは一概にはいえないのかもしれません。

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