私が日常身に付けているパンツ類、下着ではトランクス、そして家ではジャージのパンツを愛用してます。 何をいきなり言い出すのかって? 実は最近この2つの衣類に関して少〜し困ったことが起きているのです。
私がここ1〜2年の間に購入したものの内、2枚のトランクスと1枚のジャージ、何故かブランドやサイズなどが明記された札(タグ)がはいた時に前に来る側についているのです。(下図参照)
察しの良い方はもうおわかりですよね。そうです、良く前/後ろを逆にはいてしまうのです。恥ずかしながら自分ではなかなか気づかないのですが、これ傍から見るとすぐに分かるんですよね。その度に妻に「また逆にはいてるじゃない」(実際はこんなに優しく言ってはもらえません)と指摘されることになります。トランクスにはちゃんと大事な出入り口(社会の窓)もあり、ジャージも左右にポケットが付いていますが、タグを目印にすることが私にとって一番便利で間違いの無い方法だと思ってしまう様です。
思い返してみても、私はタグが前にあるタイプを今までに着用した記憶がありません。もちろん現在所有している他のもの(トランクス:10枚くらい、ジャージ:2〜3枚)も全て後ろにタグがあります。少し専門的かつ大げさに言うと、こうした「タグは後ろに付ける」というデファクトスタンダード(決まり事ではないが、広く普及することによって事実上の標準となっているもの)に接する中で、それがそのままユーザのメンタルモデル(システムに対してユーザが期待する概念モデル[解説])として、私の中にでき上がっていると言えます。
きっと私は所有する他の多数のパンツ類が「後ろタグ」であるために、いつまでたってもこの「前タグ」のものには慣れる(学習する)ことができないでしょう。妻に冷たく指摘され続けるだけならまだしも、うっかりとコンビニなどに行ってしまわないように気をつけないといけない様です。