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290. 楽に通れます~ウィーンの地下鉄改札


先日ウィーンの信号機ネタをご紹介しましたが、今度はウーバーン(地下鉄)の改札をご紹介しようと思います。

切符を購入していざホームへ!と思ったら、ホームから来る人向かう人、皆、手すりのような所を素通りしていきます…。

一瞬、「ただ乗り?」、と疑いの目で見てしまいましたが、実はこれが改札なのでした!

写真の茶色い手すりのようなものが改札で、その上にある青い箱が切符に打刻する機械です。改札へ入る時に切符を通せば、改札を出る時や乗換時にはゲートをそのまま通過するだけになります。

手すりのような改札が並んでいる

ちなみに、私達が利用した駅はU4線とU6線の乗換駅でした。

各線の改札は独立しており、乗り換えるためには一度改札を出て乗り換え路線の改札へ向かいます。そのため、みんなが「ただ乗り」しているように見えたんですね。

また、ウィーンのウーバーンは全部で6路線あり、それぞれ色分けされています。

「U4」や「U6」という表示だけでなく色も頼りに改札を通るので、「改札を出た」というより、「緑から茶色の改札へ向かった」という感じです。

システムを理解できた所で改札に切符を通し、乗換では改札を素通りしてみました。

なかなか便利なシステムですよね。一度切符に打刻すれば、降りる時に切符を探して慌てることも、荷物を持ち替えたりすることもないのですから。

便利だなと思いつつ、改札から出る時に切符の在処がわからなくて慌てた私は、やっぱり日本人なんだと痛感しました…。

関連ページ
使いやすさ日記『40. 駅の自動改札を通るときに…』

289. 直感的な分かりやすさ~ECサイトの情報デザイン~


インターネットショッピングは実物を手に取って確かめることができないので、購入に躊躇することがあります。カバンを探していたらちょっと親切な表示を見つけました。

それは、収納容量の目安になるように収納例が表示されていたのです。

カバンに入れられるモノのシルエットが並んだ図

実際の店舗のカバン売り場では、A4サイズなどの厚紙が用意されていて収納可能かどうかを確かめられますが、インターネットでは寸法表示のみであるため確かめにくいです。それを補う方法として、このサイトでは大きさを数字だけではなく実際の物を使って視覚的に表現し、イメージを沸きやすくしています。 この情報は購入検討に役立ちますし、且つ、サイト側の販促効果の向上にも有効だと思いました。 このカバン買っちゃおうかな〜。

■関連ページ
AssistOn
AssistOn 実際の提示例

288. 複数購入ができないえきねっとの画面~JR指定席券売機


青森から東京まで行くため、webのえきねっとでチケット予約をした時のことです。

切符の受け取りにJRの駅まで行ったのですが、時間が遅く、みどりの窓口は閉まってました。しかたなく、指定席券売機で買おうとクレジットカードを機械へ入れると、以下の画面に切り替わりました。

青森から東京へ行くには、在来線特急と新幹線を使います。webでは「乗り継ぎ」切符として購入してあり、それら二つが表示されたんです。

そこで、これらを一度に買えるのかと思いきや…。

webで購入したチケット2件が表示されている

[八戸→東京]の方をタッチすると、購入方法画面へ切り替わってしまいました。

「次のステップで乗り継ぎの切符を選べるのかな」と操作を進めたのですが、結局[八戸→東京]しか買えませんでした。さらに、切符が発券されるとクレジットカードも排出され、この行程を再度繰り返すことに…。

webでは「乗り継ぎ」切符として二枚同時に購入しているのに、指定席券売機では別々に決済するとは、二度手間ですよね。

ちなみに、往復分のチケットを購入していたので、実際は四回も繰り返してかなりイライラさせられました。(クレジットカードの領収書も四枚です…。)

窓口と同じくらい手早く!とは言いませんが、もう少し手間を減らして欲しいものです。

287. 一目瞭然~キャスターの状態表示~


会議室のテーブルや椅子を移動させてレイアウトを変更したときのお話です。 テーブルを移動させたときに「ギギギギギー」と鈍い音がした経験ありませんか?これはテーブルのキャスターにロックがかかっていることに気付かず動かしてしまったからなんですよね。問題なのはキャスターのロック状態が一目でわからないことなのです。

ロック状態がわかりにくいキャスター

このキャスターはロックスイッチに「LOCK」「FREE」と書いてあるのですが、遠目では文字が見づらく、しゃがまないとロック状態を確認することができません。 そんなロック状態がわかりやすいテーブルを見付けました。

ロックした状態 フリーな状態

これは色を使って状態を表示しています。赤はロックした状態、青はフリーな状態を示していて、トイレのドアなどで同じような状態表示を見かけたことがあるため、初めて目にした時でもその意味がわかりました。 色で状態を表示するだけでなく、それを身の回りのモノと同じルールにすることがポイントですね。 もちろん、ロックの操作はボタンを押すだけで簡単にできます。スバラシイ。

2006/01/12日 補足

色だけで状態を表示すると、視力の弱い方や色覚に異常を持っている方などへの対応ができなくなる恐れがあります。そのため、色だけでなく文字や記号と組み合わせた表示にすることが望ましいと思います。

286. 電気ポットのフタと湯気の関係


電気ポットはコーヒーやお茶を飲むときに大変便利なものですが、ひとつだけ以前から改善して欲しいなと思うところがあります。

それは、お湯が減り新しく水を継ぎ足そうとフタを開けるときです。 フタを開けようとすると湯気が腕にダイレクトにあたり「熱っ!」ってことになってしまうのです。 お風呂なんかとは違う熱湯の湯気なので、想像以上の熱さなんです。

非表示用キャプション
湯気が熱い!

電気ポットのフタの上部に開閉レバーがあるため、開いたときに出てくる湯気が腕にまともにあたってしまうのです。 実際の利用ではお湯がまだ残っている状態での継ぎ足しという使い方が多いので、いつも被害を被ってしまいます。

しかし先日、電気屋さんに足を運んだときに本体側にフタを開くボタンがある電気ポットを発見しました。 本体側のボタンを押すとフタが自動的に跳ね上がってくれる、いわゆるポップアップ式のフタだったので、腕に湯気があたる心配はありません。

非表示用キャプション
Nationalの電気ポット

炊きたてのご飯の湯気が熱い炊飯器では、このポップアップ式を採用する製品が増えているようですが、電気ポットにも早くこのポップアップ式が広がれば良いなと思います。

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