Page 107 of 165

295. 上から覗ける計量カップ


先日、まとまった休日を利用して実家に帰省したのですが、キッチンに少し風変わりな計量カップを発見しました。

横から見た写真

計量カップは、主にキッチンでテーブルなどの水平な台の上に置いて使用しますが、たいていの場合は腰をかがめて覗き込まなければ目盛りを正確に読むことはできません。

上から見た写真

ですが、このカップには側面の目盛り以外に斜め上向きのもう1つの目盛りがあるため、腰をかがめることなく目盛りを読むことができます。また、そのおかげで分量を量りながら液体を注ぐという使い方もでき、非常に便利です。

計量カップを使う時のふるまいをデザインに活かした良い道具といえるのではないでしょうか。

294. ピントが合わせられない~SANYOのプロジェクター~


打ち合わせのためにプロジェクターの準備をした時のことです。「このプロジェクター、ピントが合わせられないんだけど…」と尋ねられました。私はレンズ付近のダイヤル等でピントとズームの調整ができると思っていたので、早速ツマミをいじったのですが、ズーム操作になってしまいました。「あ、間違えた。」と思い、ピントの操作部分を探したのですが、どうも見当たりません。

ズーム操作部分しか見当たらない

実はピント調整をするためには、ツマミの下にあるダイヤルを回せば良かったのですが、ズームのツマミとピントのダイヤルが一体化して見えるため、わかりませんでした。

ズームとピントの操作部分が一体化して見える

その原因は、ツマミの位置がピントのダイヤルの真上にあることです。実際には奥のダイヤルを操作するための部分なのですが、この位置のせいで手前にあるピントのダイヤルを操作するものに見えてしまいます。

このツマミが奥のダイヤルの真上にあれば、もっとわかりやすかったのかなと思いました。

293. 罪作りな自動ドア


朝、会社に行く前に駅構内にあるATMコーナーに立ち寄った時の事です。 そのATMコーナーは箱形で、中に2台のATMが設置されています。

ATMコーナーの自動ドアの写真

近づくと、2台ともお客さんが使用している様子。このATMコーナーは中に入って待てるほど広くはないので、入り口付近で待とうと思い、その手前で立ち止まろうと考えました。その瞬間、入り口の扉が開き、私は「え?」と驚きましたが、私以上に中にいたお客さんは驚いた様子で後ろを振り返り、暫くの間、怪訝な顔でこちらを凝視しました。

私は「いや、開けるつもりでは・・・」と思いながら、「すいません」と謝るはめに・・・。

このATMコーナーは入り口が自動ドアになっています。後で良く考えたら、驚いたお客さんの気持ちもよくわかります。お金の出し入れをしている時に、いきなり背後から扉が開けばそりゃ驚くのも仕方がないですね。 こういった施設では、自動ドアであれば、高齢者の方や体の不自由な方にとっては出入りがしやすくて良いと思います。しかし、入り口に背を向けてお金を出し入れする利用者の側から考えると、この自動ドアは、時に不安を与えてしまうありがたくないものなってしまうなと思いました。もちろん間違って扉を開けてしまう私のような場合にとっても。

以来、その近くを通る時、待っている人の姿を何げに見てしまいます。みなさん、扉から1.5mくらい離れて待っていますね。あの中には、私と同じ体験をした人が結構いるんじゃないかな。

ドアから離れて並んでる人たちの写真

292. かさばり解消~メガホン~


最近のスポーツ応援では肉声や拍手で応援している様子をよく見かけますが、応援グッズと言えばやはりメガホンでしょう。 メガホンには声を増幅させる効果や叩いて音を出す使い方があり、これがあると応援が盛り上がります。 しかし、かさばるから持って行きにくいのです!

その問題をデザインで解決したのがこのメガホンです。

メガホンの写真

一見すると普通のメガホンと変わらないのですが、実は組み立て式になっているのです。組み立てはとても簡単で、ひもを引っ張るだけで出来てしまうのです。

組み立ての様子

このようにシート状に形を変えられるので、かばんに入れて持ち運ぶときにメガホンが占めるスペースが少なくなってかさばりが改善されます。これなら持っていく機会が増えそうですね。 このメガホンなら購入して使用するユーザがうれしいのはもちろん、メガホンを製造・販売するユーザにとって、輸送シーンで積載効率の向上に繋がるのでうれしいことだと思いました。

291. 赤でも青でも残り時間のわかる信号


秋葉原にヨドバシカメラができたということで足を伸ばしてみたところ、お店の前の横断歩道で新しい歩行者用信号機を発見しました。 赤・青信号の両方にはインジケーターが付いており、目盛りが段々減っていくことで残り時間が一目わかります。

新型インジケーター付き歩行者用信号機

今までのインジケーター付き信号機は赤信号の待ち時間のみを表しており、青信号の残り時間は従来通りの「最後の数秒間の点滅」で表されていました。赤・青信号とも同じ表示に統一されたことで、利用者にとって直感的で分かりやすいものになっています。

そしてなにより、青信号の残り時間の全てが表示されているので、急に点滅して慌てて走り出すというようなことはなくなるのではないでしょうか。この様な表示があることで信号無視などが減少し事故が少しでも減ると考えると、非常に良い信号機だと思いました。

関連ページ
使いやすさ日記『30.信号待ち〜より良いインジケータの提案』

« Older posts Newer posts »