カテゴリー: 公共、住宅 (page 49 of 53)

42. 人の流れを整理する床サイン


駅の床の足跡(クリックで拡大)

床サインシリーズ第3弾です。

写真はσ(^^)の家族がドイツに出張にいった際に、デュッセルドルフ駅で見つけてきてくれた床サインです。

過去に紹介した2件よりも直接的なデザイン(足跡)ですね。

しかもこれはただ進行方向を示すだけではありませんでした。よく見ると足跡の中にカバンの絵を「luggage」の文字(他のには他の国の言葉で)が見てとれます。

実はこれ、大きなトランクなどをひきずって歩く人が、他の人の迷惑にならないように、専用のレーンを作ってあるんだそうです。確かに当研究所にも腰が悪くて普段からタイヤつきのバッグを引いてる者がいるんですが、混雑した駅とかでしばしばすれ違う人がつまづきそうになりますからね。人は普通雑踏の中でそれほど低い位置に視線を向けていないので、うまくすれ違ったつもりがその後ろ手に引かれたカバンには虚をつかれるようです。

σ(^^)自身はドイツに行ったことがないので、そもそもこういうレーンを設ける余裕すらないような日本の駅と事情が違うのかどうかなどまではわかりませんが、お互い迷惑をかけないように活動するための仕組みは進んでるなぁ、などと思いました 実際どのくらい遵守されているかも知りませんが、リサイクルなども徹底されてるお国柄ですしねぇ、きっとうまく機能しているんじゃないでしょうか?

41. ATMの「テンキー」について


みなさんも銀行や郵便局のATMをよく利用すると思います。当然、金額や暗証番号を入力することになると思いますが、そのときは「テンキー」を使うことになります。そこでテンキーについてよく見てみると次の3種類に分類することができます。

電卓型 写真1:電卓型
電話型 写真2:電話型
並列型 写真3:並列型

テンキーの操作性について、ある研究によると3種類のうち電卓型が一番早く入力できるという結果が得られたそうです。しかし、ATMの場合早く入力するよりも正確に入力するということのほうが、プライオリティは高いと思います。また、お金を引き出して何時間かたったあとに「いくらおろしたっけ?」となった場合、一番並列型が記憶に残っているともいわれています。どの方式が良いのかというのは一概にはいえないのかもしれません。

40. 駅の自動改札を通るときに…


私は東急東横線の渋谷駅を通勤にいつも利用します。当然ですが、自動改札を通るとき切符を通さないと通過できません。そのとき切符は右手で通すことになります。いいかえれば、右手で通すことが普通です。それは写真のように、人が通る右側に切符を通す差込口が設置されているためです。ここで「自動改札は人間の右側で処理しなければならない」という制約が生まれます。


改札の写真

しかし、右手で荷物を持っているときに改札の前にくると荷物を持ち替えたり、そのまま左手で通さなければならない状況になります。また、左利きの人はおそらく左手に切符を持っている機会が多くなるのかもしれません。

しばらく改札の前で「切符を左手で差し込む人」に注目して見ていたのですが、それほど苦にはしていないように感じました。しかし、右手で処理する人はすんなりと通っているのですが、左手で処理する人は、一瞬立ち止まる人が多く見られました。

それほど大きな問題点ではないかもしれませんが、ユニバーサルデザインという観点からすると、左手でも処理できる自動改札があってもよいかと感じました。

39. 床のサイン


「36.東京駅のコンコースの木の葉」で、床にアサインされた図記号が紹介されましたが、下の写真のように、先日偶然似たようなものを見つけたので紹介します。

エレベータの案内が床にある

これはあるデパート内でエスカレータがある方を示しています。

このフロアでは上の階からエスカレータで下ってきた際に、さらに下るエスカレータが同じ場所に見当たりません。私も辺りを見回して探していたら、このサインを見つけたというわけです。意味することは一目瞭然で、デザインとしては大変OKなのですが、もし混雑して床が見えない場合はきっとエスカレータの在りかはわからないんでしょうね。

ちなみにはじめは頭上にそれらしき案内を探して見つからなかったので、これ以外の案内は無かったと思います。

この案内は混雑度合に関わらず、ユーザにとって必要な情報です。

床にあるのはOKですが、是非頭上か壁にも案内をつけて欲しいと思います。

38. 「閉」はいつまで押していればいいのか


エレベータの各階のボタンは、押すと各ボタンの照明が点きます。

このことによって、行き先として指示されている階、すなわちこれから止まる階をユーザに伝えている訳ですが、この照明は、「あなたのボタン操作を認識しましたよ」という操作そのものに対するフィードバックにもなっています。

ところで、エレベータにはあと2つボタンがありますね。そう、「開」と「閉」です。これがくせ者です。

たいていのエレベータでは、全てのボタンのデザインは同じデザインテイストになっています。ですから当然どのボタンに対しても同じメンタルモデルを適用しようとします。

しかし、この「開」「閉」ボタンを押したときのフィードバックは、エレベータの種類によって、大きく2つにわかれます。

押したときに、各階のボタンと同様に点灯するものと、何の反応もないものです。

後者では、「上手く押せたら照明が点く」というモデルは、各階のボタンにしか適用できません。同じモデルで接してしまうと、「閉」ボタンを押しても照明が点かないから、ちゃんと認識してくれたのか不安になってしまいます。僕はいつまで押していればいいんでしょうか。仕方ないので閉じ始めるまで押しているしかありません。

たったあれだけしかボタンも機能もないのに、開閉ボタンと各階のボタンとで、想定されるフィードバックに対するモデルを切り替えなければならないのです。

前者のように、「閉」ボタンを押したらボタンの照明が点いて、閉じきったら消える、というように、操作そのものに対するフィードバックが一貫性を持っていれば、自信を持って「閉」ボタンから指を離せるんですけどね。

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