カテゴリー: 公共、住宅 (page 48 of 53)

51. トイレサインの照明~入ってますか?


今日、打ち合わせの前に駅前の喫茶店(ド○ール)で朝食をとっていました。トイレに行こうと思い、周りを見渡すと、壁にトイレのサインがあります。

しかし、サインに照明がついています。先客が居るのでしょう。トイレまで行って確認しなくて良いので便利ですね。

仕方ないので、席でしばらく待っていました。ところが、待てども待てども出てくる気配がありません。

もしやと思い、行ってみると、何のことはありません、トイレははじめから空いてました。サインの照明は単なる照明に過ぎなかったんです。

私は、『誰か入っていたら点灯で、空いていたら消灯』というメンタルモデルを適用したわけですが、間違っていたんですね。

では、どうして私は勘違いをしたのでしょうか。

トイレサインの照明に対するメンタルモデル
  使用中  空き  解釈
×モデルA 点灯 消灯 照明は、人が入っていることを知らせるために点灯している
◎モデルB 点灯 点灯 照明は、サインを明るくするために点灯している

まず、これらの2つのモデルは、単に照明が点いている状態を見ただけでは区別がつきません。すなわちどちらのモデルでも「それっぽい」んですね。

そこで私は、

  • 新幹線などでモデルAのタイプはよく知っている
  • 朝の時間帯では使用中の時が結構多い

ので、ごく自然にモデルAだと思ってしまったのです。Bの様なモデルなんて、考えもしませんでした。

更に問題だったのは、誰かが改めてトイレに入らない限りは、このモデルが破綻しないことです。いつまでも照明が点いているのは、いつまでも中に入っているからだと解釈できますから、モデルの再構築の機会をなかなか持てなかったのです。

やはりトイレまで行って確認するしかないんですね。残念です。

48. 一番危険なところを歩いてください?


京王線ホームの白線

写真は京王線の駅でよく見られる「白線」です。なんと、視覚障害者用の点字ブロックの上にペイントされています。

つまり視覚障害者の方は「電車が来る時に危険だからここより後ろに下がりなさい」というギリギリのラインの上を歩かされるわけです。

ちょっとヒドいと思いませんか。?

2000年9月26日 補足
 読者の方から御指摘をいただきました。点字ブロックには線状の「誘導ブロック」と、写真のような点状の「警告ブロック」があり、この使用方法は正しいのではないか、とのことです。そういえば、点字ブロックが交差する部分だけこの点状のものが使われていたりしますね。なるほど、そういうことでしたか。失礼しました。>京王電鉄殿

47. エレベータの「閉」ボタンの動作


『38. 「閉」はいつまで押していればいいのか』について、読者の方からコメントを頂きました。

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about: 『38. 「閉」はいつまで押していればいいのか 』
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前者のように、「閉」ボタンを押したらボタンの照明が点いて、閉じきったら消える、というように、操作そのものに対するフィードバックが一貫性を持っていれば、自信を持って「閉」ボタンから指を離せるんですけどね。
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の件ですが、「開」と「閉」は、他のものと一貫性を持っていて良いんでしょうか?

安全性や、後に続く人たちの事を考えると、

  • 「開」は即座にレスポンスし、開かなければいけない。
  • 「閉」は安全確認がなされるまで、閉じてはいけない

という、扉のあるべき動作が違うと思います。

もちろん、扉には挟まれ防止機能がついているので、「即座に」閉じてしまっても問題は無いのですが、間違って押してしまった 等も考えると、閉じ始めるまで押しつづけるのが、「他人にやさしい」動作かも知れません。

38.の日記では、「ボタン操作に対するフィードバックの適切さ」を焦点としていましたが、まず「開」と「閉」のボタンがどのように動作すべきか、ということも合わせて考えていかなければ、よいデザインにはならない、ということをご指摘していただいたのだと思います。

この方は実際のエレベータの動作も調べて下さったのですが、現在、エレベータには

  1. 押すと、ランプが点灯し、“開”の場合は開いた後に消え、“閉”の場合には、ちょっと間をおいてから閉じ始め(指を離しても生きている)、閉じ終わるまで点灯しているもの
  2. “開”も”閉”も押した瞬間だけランプが点灯し、どちらも即反応するもの
  3. ランプがつかず、扉の動きだけでフィードバックされるもの

といったタイプのものがあるようです。

これらを踏まえた案(閉ボタンの動作)として、

●佐藤の案

  • 一定時間押し続けないと閉まらない
  • 閉まり始めたところでボタンが点灯する

●読者の方の案

  • 押下時に点灯する
  • 一定時間押しつづけないと閉まらない
  • 一定時間に満たずに離した場合には、消灯する
  • 閉まり始めた後は点灯を続け、閉まりきった後、消灯

という動作を考えてみました。如何でしょうか。

皆さんの周りのエレベータはどうなっていますか?

関連ページ
『38. 「閉」はいつまで押していればいいのか』

46. 券売機


画面に何も映ってない

先日京都へ行ったときのことです。

京都駅に設置してあるJRの券売機にふと、目が留まりました。この券売機は上段と中段に2つの大きなディスプレイを持ってます。ここで写真のように上段には「発売中」とありますが、中段の料金ボタンが表示されているはずのディスプレイは真っ暗です(これはおそらく省エネのためと思われます)。

どうしたら買えるのか。

答えは「ディスプレイに触ると、ボタンが表示される」です。

最近のATMなどでは近づけば表示されるものがあります。私はまずそう思い込んで近づいたのですが、何も起こらないので、故障なのか?ともう一度「発売中」の文字を確認してしまいました。さらにこの後、一瞬ぱっと触っても反応がせず、このことでどうしたら使えるのか考え込むことになってしまいました。結局はしばらく(といっても0.3s位だと思いますが)触ってないとボタンが表示されなかったように記憶しています。ついでになりますが、(この券売機はわからないのですが、)通常、上段のディスプレイが、「発売中」か「発売中止」の1文字しか変わらない表示というのもよろしくないです。せめて背景色と文字色を反転するとか、言葉を全く変えるとかして欲しいものです。

券売機って結構急いで利用する場合がありますが、そういう状況でこの券売機に初対面していたらかなり慌てたことでしょう。

せめて「画面に触って下さい」の表示を、画面のすぐ脇にでも記しておいてくれれば良いのですが(残念ながらそれらしき←のシールはそうではありませんでした)。またこの手の省エネ券売機、最近では関東にも設置されているそうです。

45. 低いキッチン台


これは私のアパートのミニキッチンです。これは大変使いにくいです。というのもコンロが置いてある方の台があまりに低く、フライパンを使うときには腰をけっこう曲げないと作業できないのです。なんとこの台の高さは60cmです。流し台は80cm。

ガス台は一口コンロしか置けない!
キッチン台の写真 使用中の風景

80cmのキッチン台でも低いと感じているのにさらに大変です。ここでの長時間の作業は向いていません。もともとキッチンの高さは80cmか85cmとの基準があったようです。

日本人の平均身長や女性の5パーセンタイル値・男性の95パーセンタイル値など、設計をするのに基準とする数値はいろいろとありますが、誰が使用するか特定することが難しいキッチン台。

少なくとも腰痛ぎみの私には、このキッチン台は使いやすいものではありませんでした。

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