先日(といっても1ヶ月前ですが)、読者の方からこのようなコメントを頂きました。
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『東京に出張のたび、「単なるデザインだろうか? それとも、通行方向の誘導表示なのか?」と思ってしまうものがあります。どちらなんでしょう?
東京駅の中央コンコース?の床に、木の葉型をしたタイルが埋め込まれています。で、この木の葉型の一方に、菱形の金属が埋め込まれており、通路の右側と左側で反対方向を向いています。
見ようによっては、矢印の様でもあり、単なるデザインのようでもあり・・・・。歩いている人の進行方向はこの矢印?とは無関係にばらばらなので、誘導表示と認知されてはいない様ですが・・・。』
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遅くなってしまいましたが、東京駅で写真を撮ってきました。
確かに、木の葉型の一方に何やら金色の金属がついています。また、ご指摘のように方向性を意図してデザインされているようにも見受けられました。しかし、やっぱり誰もそんなことは気にも留めていないようです。
確かに、駅のコンコースで人混みの中を歩くのは結構大変ですから、階段のように片側通行になっていると楽に歩けそうです。
しかし、現在、これぐらい広いコンコースで進行方向を指示することはまずありませんので、足下の木の葉が実は進行方向を示しているなんて、一般的には想像すらしないでしょうし、たとえ明示的に進行方向を示した(矢印にするとか)としても、やはり有効に機能しないのではないでしょうか。
機能していないのですから有効性もないんですけど、現時点ではこの程度の緩やかな指示で丁度良いのかな、とも思います。まずは初めの一歩、でしょうか。
2006年12月20日 at 12:27 PM
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