カテゴリー: 公共、住宅 (page 32 of 53)

288. 複数購入ができないえきねっとの画面~JR指定席券売機


青森から東京まで行くため、webのえきねっとでチケット予約をした時のことです。

切符の受け取りにJRの駅まで行ったのですが、時間が遅く、みどりの窓口は閉まってました。しかたなく、指定席券売機で買おうとクレジットカードを機械へ入れると、以下の画面に切り替わりました。

青森から東京へ行くには、在来線特急と新幹線を使います。webでは「乗り継ぎ」切符として購入してあり、それら二つが表示されたんです。

そこで、これらを一度に買えるのかと思いきや…。

webで購入したチケット2件が表示されている

[八戸→東京]の方をタッチすると、購入方法画面へ切り替わってしまいました。

「次のステップで乗り継ぎの切符を選べるのかな」と操作を進めたのですが、結局[八戸→東京]しか買えませんでした。さらに、切符が発券されるとクレジットカードも排出され、この行程を再度繰り返すことに…。

webでは「乗り継ぎ」切符として二枚同時に購入しているのに、指定席券売機では別々に決済するとは、二度手間ですよね。

ちなみに、往復分のチケットを購入していたので、実際は四回も繰り返してかなりイライラさせられました。(クレジットカードの領収書も四枚です…。)

窓口と同じくらい手早く!とは言いませんが、もう少し手間を減らして欲しいものです。

282. 音と形で状態を伝える~ウィーンの視覚障害者用信号機


先日休暇を取って、友人と二人でちょっとウィーンまで行って参りました。 見るもの聞くものいろいろと珍しかったのですが、中でも信号機に驚かされました。

信号機には、「コチコチコチコチ・・・」という音を発する箱が設置されています。これ、視覚障害者のためのものでした。引いた写真を撮ってくるのを忘れてしまったのですが、日本の信号機の押しボタン箱よりも少し高い位置に設置されています。

「音を元に場所を確認でき、安心して渡れていいね」と話してた時、箱の横にあるでこぼこが目に入りました。

信号機の箱の側面に矢印と四角と線の凹凸がある

矢印のようなマークに、四角いボコボコ、それに線。 いったいこれは何?と信号を渡るたびに思っていましたが、何気なく道路を見つめていて、やっと判明しました。これ、自分が渡っていく方向、これから渡る車線数、車の進行方向を示しているんです。 下の写真で、二重線の出っ張りと四角の数が、路面電車と車線数と一致しているのがわかりますか?

信号機凹凸と道路の対応:左側から路面電車と3車線の車がくること、また渡り終える右側から路面電車が来ることを示している

もし、渡ろうとしている道が一方通行で、車の来る方向がわからなかったら不安だと思いませんか? この表示をなぞることで、車道の情報を得られるわけです。 また、何車線あるかが予めわかれば、自分がすぐに渡り終えられるかという判断材料にもなりますね。 さらに、路面電車がある場合は地面がでこぼこしています。知らずに渡って躓いたり、白杖が引っかかったり、ということにも備えられそうです。

音で信号の在処を示し、凹凸で車道の状態を伝える。 なかなか親切な方法だと感心しました。

<補足>

ちなみに、赤と青を判別するには、「コチコチ」音の速度が変化するらしいです。ここまで私は確認できませんでしたが、以下のURLで紹介されています。

関連ページ
3人気ままな旅
片岡忠さんのヨーロッパ旅行 音のおみやげ 「4 信号機の音 Number2」

280. 重要な情報が目に入らない~浦和美園駅バス案内システム~


今回も以前の日記で紹介した埼玉高速鉄道浦和美園駅にあるバス総合案内システムのお話です。このシステムは目的地を入力すると、そこへ向かうバスの乗り場や発車時刻などの利用情報が表示されるものです。

バス案内システム

目的地を入力し検索が終わった後に次のような画面が表示されました。

検索結果画面

私はこの時点でバスの乗り場などの情報が見られると思っていたのですが、まだ操作の続きがあるように思えたのです。 実はこの時すでにバス乗り場などの情報は(3)の情報表示パネルに表示されていたのですが、それを示す“上の情報表示パネルをご覧下さい”という一文が全く目に入りませんでした。

改めて考えてみると、文章ではなく「情報切替」や「時刻指定」のボタンが先に目に入りました。操作した結果の表示位置を伝える重要な一文であるのに、表現の差別化がされていないため目に入りませんでした。例えば、ボタンを小さくし、操作結果の表示位置を示す一文の上下に余白を設けるなどして、重要な情報が最初に目に入るようにレイアウトして欲しいと思いました。

279. トップ画面の在り方がおかしい~浦和美園駅バス案内システム~


バス案内システム

写真は埼玉高速鉄道浦和美園駅にあるバス総合案内システムです。 これは、目的地へ向かうバスの乗り場、発車時刻などの利用情報が表示されるものです。画面の表示に合わせて、乗り場案内図や路線案内図のランプが点滅してくれます。

トップ画面

最初の画面を見た時に私はこう思いました。「目的地の索引番号って何?」「番号なんて知らないよ」「番号知らないと操作できないってこと?」最初に何をしてよいのか分からずちょっとしたパニック状態でした。

このシステムは「目的地索引番号」の他に、「50音」「公共施設」からも目的地を探せるようになっていますが、始めに見る画面では番号を入力するようになっていてよく分かりません。

今のシステムのように最初の画面でダイレクトに入力させようとするならば、「目的地引番号」よりも「50音」か「公共施設」の入力がよいと思います。あるいは、ユーザによって色々な検索方法が考えられるので、最初に入り口だけを見せる方が色々なユーザが使いやすいと思います。

場合にもよりますが、公共的なシステムは画面数を減らし迅速性を優先するのではなく、ユーザへの間口を広げ確実性を重視する方が良いと思いました。

277. つまずく階段


東武伊勢崎線 久喜駅の階段です。

駅の階段を上から見下ろした写真

なんてことのない階段ですが、ちょっとしたトラップが潜んでいます。

どこまでが階段になっているかわかりますか?実は一番下の緑色の段は、ホームとほぼ同じ高さになっているのです。

正面からの写真

階段を降りる際、最後の段から地面へ足をつこうとした瞬間につまずいてしまいます。あるはずの段差がそこには無く、自分の予想より高い位置に地面があります。観察をしていると、本を読んでいたり、隣の人と話しながら降りてくる人達がつまずいていました。あわてて駆け降りたりすることを考えるとちょっと怖いですね。

どうやら元々中途半端な段差があったようです。中途半端な段差につまずくという問題が発生し、改善策として矢印のある部分にアスファルトを盛り、階段とホームをなめらかにつないだのでしょう。しかし一番下の段が緑色のまま残っているため、もう一段あるとおもってしまい、つまずいてしまいます。

中途半端な段差をなくすだけでなく、階段全体をみて改善を行う必要がありますね。問題に対する改善案を考えるときは、対象全体をみて考えなければなりません。これはこの階段だけではなく、なににでも当てはまる大切なことだと思いました。

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