東武伊勢崎線 久喜駅の階段です。

駅の階段を上から見下ろした写真

なんてことのない階段ですが、ちょっとしたトラップが潜んでいます。

どこまでが階段になっているかわかりますか?実は一番下の緑色の段は、ホームとほぼ同じ高さになっているのです。

正面からの写真

階段を降りる際、最後の段から地面へ足をつこうとした瞬間につまずいてしまいます。あるはずの段差がそこには無く、自分の予想より高い位置に地面があります。観察をしていると、本を読んでいたり、隣の人と話しながら降りてくる人達がつまずいていました。あわてて駆け降りたりすることを考えるとちょっと怖いですね。

どうやら元々中途半端な段差があったようです。中途半端な段差につまずくという問題が発生し、改善策として矢印のある部分にアスファルトを盛り、階段とホームをなめらかにつないだのでしょう。しかし一番下の段が緑色のまま残っているため、もう一段あるとおもってしまい、つまずいてしまいます。

中途半端な段差をなくすだけでなく、階段全体をみて改善を行う必要がありますね。問題に対する改善案を考えるときは、対象全体をみて考えなければなりません。これはこの階段だけではなく、なににでも当てはまる大切なことだと思いました。