カテゴリー: パッケージ (page 26 of 30)

228. たためて持ち運びしやすい~キシリッシュのパッケージ


僕は徹夜をするときにガムを噛んで眠気を覚ますということが多くあるので常にガムを持ち歩いているのですが、そんなガムのパッケージでちょっとした工夫を見つけました。

キシリッシュのパッケージはガムの残りが5粒以下になると半分にたたんでコンパクトにすることができます。あらかじめ箱の中央にエンボス加工で折り目が入れてあるのでたたみやすいです。

このようにたたみます

ガムがたくさん残っているうちはかばんに入れて持ち歩いていますが、ガムが減ってたたんだ後はポケットに入れて持ち歩くことができるようになります。

また、ガムが箱の中でカシャカシャと音を立てることがなくなったのにも気が付きました。

ガムをいつも持ち歩いていたい僕にとってはとてもうれしい工夫でした。

【補足】

 たたんだパッケージを使っていたら少し困ったことがありました。ガムを取り出すときに箱全体を開けないといけないのでガムをこぼすことがあるのです。箱をたたむ前はガムを取り出すのに必要な分だけ内箱をスライドさせていたのでこぼすことはありませんでした。

パッケージのコンパクトさとガムの取り出しやすさを両立させるのは難しそうですね。

関連ページ
明治製菓:XYLISH(リンク先消滅)
製品サイトのパッケージ関する説明(リンク先消滅)

224. 閉じたまま中身の有無がわかる~DVD-Rのケース


先日、ユーザテストの業務にてDVDレコーダーを使い記録を残す作業を行いました。

「VHSぐらいは使ったことがあるけれど、DVDってどう使うの…?」

そのくらいの経験しかなかった私には、少し緊張する作業となりました。

この日、お越しいただいく予定のユーザさんは3人。私はあらかじめディスクを3枚分用意し、フロントカード(ケース表側の紙)に番号をつけておきました。そうしておくと、ユーザテストの最中はディスクを取り替えるだけで済むのです。

あっという間に2人目までユーザテストが終わり、次のセッションを記録するためにディスクを入れ替えようとした、その時です。フロントカードの端っこで、ささやかに存在感をアピールしていた半円の窓が活躍しました。ケースのふたを閉じたままでもディスクの有無を把握できるのです。緊張気味の私に、ちょっとした安心感を与えてくれました。

フロントカードの端に半円の窓
会話イラス
ト「中に入っているのは何番目のDVD-R?」、「2番目の中身がDVDレコーダーの中だ」

また、レコーダーにどのディスクが入っているのかを知りたい時も、この半円の窓が活躍。半円の窓からディスクが見えないものが、レコーダーの中にあると分かるのです。

今までのフロントカードをほんの少し改良しただけですが、ずいぶんと作業工程が把握しやしくなり、また購入したい気持ちにさせてくれました。

221. 足りない色はどれ?~プリンターのトナーケース


私達のオフィスでは、プリンターをたくさん使用しています。その為、トナーの減り方も早く、予備をいくつかキャビネットに保管してあります。

今回は、社内で行っているトナーの在庫管理について、ご紹介したいと思います。

トナーケース

トナーは、黒・赤・青・黄をそれぞれ2〜3個ずつ、キャビネットの引き出しに保管しています。以前、黒の在庫はまだあると思い込み、いざ必要となった時「しまった!カラーのトナーしかない」という出来事がありました。ケースを横から見る場合は、トナーの色ごとにラベルの色が異なる為見分けることができます。しかし真上から見た場合は、英数字が書かれた白いシールが貼ってあるのみで、色の確認ができません。

そこで私達は、元々貼ってある白いシールに、ペンで色を塗ることにしました。

引き出しを開けて上からトナーを見た時

試した結果、足りなくなりそうなトナーを瞬時に把握しやすくなったと思います。トナーケースは、オフィスによって保管の方法が異なる為、どのように並べた場合でも色を判別できる配慮があると良いですね。

220. 一緒に洗える液体洗剤の計量カップ


スウェーデンで面白い洗剤の容器を発見したのでご紹介します。

液体洗剤容器

この容器には蓋の部分に計量カップが付いていて、取り外すことができるようになっています。なんとこのカップ、単に洗剤を計量できるだけでなく、計量した後にも使い道があるのです。

計量カップの使い方

a:洗剤を計量する
b:汚れた箇所に洗剤を直接塗りつける
c:洗剤の入った計量カップをそのまま洗濯機へ放りこむ

計量カップにボールが付いていたので、直接洗剤を塗りつけるということは何となく想像できました。しかし、計量カップを洗濯機の中へ入れ、一緒に洗ってしまうとは。びっくり!

スウェーデンでお世話になったクリスティーナさんは「これ、本当に使いやすいわよ。」と満足されているようでした。しかし、私が日本に持ち帰り利用してみても、あまり使いやすいと感じることができませんでした。逆に、洗濯機の中でゴロゴロとうるさい音を立てるカップに苛立ってしまったほどです。

スウェーデンの洗濯事情は、日本のものとはちょっとばかり違うようです。ドラム型洗濯機が多いせいか、陳列棚には液体洗剤ばかり並んでいました。また、染み抜き専用洗剤や、柔軟剤というようなものはなく、洗剤一つで洗うのが当たり前のようなのです。そのため、液体洗剤の浸透力を活かして計量しやすさを売りにした、今回のような計量カップにお目にかかれたということなのでしょう。

使い方が異なれば、求められる機能も変わり“使いやすい”と感じるポイントも変わってくる、ということでしょうか。

関連ページ
スウェーデンの「ARIEL」液体洗剤のページ(英語版)(リンク先消滅)

218. 浅田アメの続けて舐められる包装の工夫


ちょっと前に書いた使いやすさ日記『217.ヴィックスドロップの続けて舐められる包装の工夫』を読んだ方から、「こっちもいいよ!」というご連絡をいただきました。早速日記にさせていただきます。今度は、「浅田飴」です。

浅田飴「せきこえのどドロップYP」の包装

スティック状の包装は、ヴィックスドロップと一緒です。携帯しやすさ、ゴミの削減など、のど飴を舐める時のうれしい配慮が盛りだくさん、というのは以前の日記に書いたとおり。

しかし、浅田飴の方が優れている面を発見してしまいました。

それは、袋の口が閉じやすいこと!!!

スティック状の袋の口を閉じたところ

この写真のように、ククッとひねれば、ぴっちりと袋の口を閉じることができます。ヴィックスドロップの包装材とは異なっていて、ひねった形が崩れにくいものが使われているのです。これなら、「カバンの中で散らばらないか?」なんて心配はいりませんね。また、飴が少なくなってきた場合には、袋を途中で切り裂くことも簡単にできました。飴を押し出さなくても良いのです。なんとも。のど飴業界も、なかなかやりますな。

関連ページ
浅田飴製品情報
使いやすさ日記『217.ヴィックスドロップの続けて舐められる包装の工夫』

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