「エスカレータでは、どちら側に立ち止まり、どちら側を歩くのか?」
そもそも「エスカレータの上を歩くことは推奨されていない」ということは、以前の日記 『186. エスカレータ、動く歩道では左右どちらに立つか?@アムステルダム編』でも扱っていますが、実際のところ、関東方面は左側に立ち、関西方面は右側に立つ、というような暗黙のルール(?)があるようです。海外の様子を見てみても、右と左に分類することができます。
- 右側に立つ・・・米国、欧州(アムステルダム)、関西方面
- 左側に立つ・・・シンガポール、関東方面
以上のように、米国、欧州をはじめ、“右側に立つ”国が多いようですが、先日行ったシンガポールでは“左側に立つ”ルールになっているようでした。海外では“右側に立つもんだ”と思いこんでいた私には、ちょっとした発見です。
駅のエスカレーター | 空港の歩く歩道 |
人の流れの多い場所には、このようなルール付けがやはり必要なのでしょうか。
もちろん、エスカレータは不安定な地面を歩くので非常に危険です。あせって歩いたりせずに乗り降りするのが良いのでしょう。しかし、不安定でも素早く移動したい人もいるのは確か。そんな場合に、自分に合った方法で移動でき、せかされないゆとりを確保できるなんて、有難いルールだと思います。
2004/6/2日補足
「エスカレータで左右どちらに立つかは、その国の自動車の通行方向によるのが自然なのではないか」と、なおさんよりご意見をいただきました。確かにそうかもしれませんね。もう少しデータを集めて実証したいところです。皆さんも、海外へ行ったおりには、ちょっと意識して観察してみてくだい。特に左側通行の国(イギリス、オーストラリア等)の情報お待ちしております。なおさん、ありがとうございました。