カテゴリー: その他 (page 27 of 30)

104. 世界記録!


分かりにくいことを分かりやすく説明するための手段の一つとしてとして、可視化、具現化、ユーザエクスペリエンス・・・などユーザビリティ向上のための要素をうまく対象に盛り込むことが挙げられます。

次の例は、これらの要素をうまく盛り込み、見る人に感動も与えることもできる事例です。(陸上の3段跳びと走り高跳び、棒高跳びの世界記録です。)

3段飛びの世界記録
世界の3歩 !
棒高跳び・走り高跳びの世界記録
世界の壁 !

どうですか?「世界」を感じることができましたか!?

これを見て感動した私は、今後とも使う人に感動を与えられるような活動を目標に日々精進して行こうと思いました。

103. 蟹みそ汁と大たこ焼き ~文言の多義性


こないだ入った回転寿司屋さんで、「蟹みそ汁」というポップが目に入りました。なんと魅惑的な響きを持つメニューでしょう。σ(^^)は蟹みそとかウニといった珍味に目がないのです(酒飲めないクセにな、とカゲの声)。

「なんと、蟹みそを使った汁とな?!苦しゅうない、持ってまいれ」となんだかとてもゴージャスな気分になりオーダーしてみたんですが…

勘の良い読者の方ならオチはお分かりですね?

ぐはぁ、なんて蟹みそマニアの探求心を巧みについたズルいポップなんだー。

#古田のユーザビリティ評価者の心得その1(仮)
#「失敗を自分のせいにしていてはインターフェイス評価は始まらない」

いやまぁ、蟹みそっぽいダシが出ていてそれなりに美味しい味噌汁ではありましけどね。

似たような例は他の所でも目にしました。

「大たこ焼き」

という看板です。大きいのは「たこ」なんでしょうか、それとも「たこ焼き」なんでしょうか?非常に気になりますね。見た目はデカいのに、タコはちっちゃいのしか入ってなかったらゆゆしき事態です。

このような文言の多義性への感度を磨いておくことは、あらゆるインタラクション設計に携わる人には必須だと言えるでしょう。そう、お店の宣伝ポップひとつ書くのだってインタラクション設計です。そういう意味ではここでいう「ツッコミ」力のようなものは、もはや基礎教養と定義されてしかるべきですね。中学校一年生くらいの教科に組み込んではいかがでしょうか?「察しと思いやり」とも言えるの力だから、小学校の道徳の時間でも良いかも(あれ、最近は道徳って呼ばないんでしたっけ?)。

世の中のあらゆるインタラクション・デザイナーがこういう眼力を持つことで、あらかじめ想定される誤解の種をつぶしたり、意図的に注意を引いて注文させたり(^^;)、消費者もそれに引っかからないように防衛できたりするように、なるといいなぁ。

101. 音のデザイン


「ユーザがある操作をしたときにフィードバックを与える」ということはユーザビリティ向上を考える上で、非常に有効な手段のひとつになります。よく利用されるフィードバック手段としては「音」によるものです。例えば、「携帯電話のボタンを押したときにピッと鳴る」というようなことです。(私の場合、会社の中など静かなところで他の人の迷惑にならないように、この機能はOFFにしているのですが・・・)

フィードバック手段として有効な音も、逆に氾濫すると何のフィードバックの音だかわからなくなってしまうという欠点をもっています。適切なタイミングで適切な音をユーザに提供することができるようにすることがさらにユーザビリティ向上の要素になるでしょう。

ということで、私はこれから「音のインターフェイス」というのを勉強してみようと思いました。よい「音」を提供し、ユーザビリティの向上に向けて試行錯誤してみたいと思います。

読者の中でもいろいろと情報をお持ちの方、ご連絡お待ちしております。

■ご紹介

音のフィードバック、音のインタフェースデザインについて研究している前田さんという方を、以前上司から紹介してもらいました。(実際にはお会いしたことはなくメールでご挨拶したのですが)前田さんは「自動車の音(騒音)」についても詳しく様々な研究をなされている方です。前田さんが開設しているサイトでは詳細について説明されております。また、サウンドデザインコンテストという企画もありますので皆様も挑戦してみてはいかがでしょうか?

関連ページ
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95. で、結局いくら使ったのか?~ユーザニーズ


パスネットの裏

写真はパスネットカード(関東圏共通の鉄道運賃プリペイドカード)の裏面です。

いつどの駅から乗って、どの駅で下車して、残高がいくらかが記載されていきます。

ここにいつもσ(^^)が必要とする情報が載っていないので、いつも不便な思いをしています。

それは「その乗車で結局のところいくら使ったのか?」です。

下の写真が最後の2行をアップにしたものです。

下2行の拡大図

最後の行は、512日に、田急町田から乗って初乗り運賃130円を引き(ここまでは乗った時に印刷)、OE(Odakyu Express?)央林間で下車、残額800円という意味だと思われます。

#金額が末尾の0が一個省略されてるのも直感的じゃないんですよね。

さて、σ(^^)の会社では、月末に立替交通費の申告をするんですが、この履歴が役に立つようで立たないです。その時かかった運賃は1行上の残額から当該行の残額を引き算しないと出てこないんですよね。

場所が限られているのはわかるんですが、上記の情報も結構ニーズが高いと思うんですけど、どうなんでしょうね?

ついでに似たような事例をもうひとつ。

T-ZONEカードの明細レシート

写真はパソコンショップのT-ZONEのポイントカードを利用した時に発行される明細レシートです。前回までの累計と今回新たに獲得したポイントが表示されてるんですが、結局今いくらたまっている(使える)かがどこにも書いてないんですよね。

ふぅ…

P.S.

ところでこういう鉄道のプリペイド、会社支給のと個人のと間違えないように、油性ペンで表にでっかく「会社用」とか書きたいんですが、面白いことに、JR東日本のイオカードは問題ないんですが、パスネットは弾いてしまって書けないんですよね。見ためにはわからない材質(印刷?)の違いで、以外なところに使い勝手の差が現れてます。皆さんのお住いのエリアの鉄道会社のものはいかがですか?

84. ジッパーが左右逆な理由?


読者の方から、先日L.L.Beanというアウトドアブランドのショップで買い物をしていて、何故かジッパーが左右逆(ヘッド(?)が着た状態で右側についている)についてて使いにくそうなので購入を断念した、というメールが届きました。

何故そうなっているか店員さんに尋ねてもわからないといわれたそうです。

早速σ(^^)も町田にあるショップに調査に行ってきました。本当に反対側です。確かになんとなく違和感があってサッと着るには違和感あります。最初店員さんに聞いたら「男女で逆なんです」と言われたんですが、「でも、こっち(男性用)もこっち(女性用)も右側ですよね?」と聞いたら「あれっ?本当だ。確かにちょっと違和感ありますね」と(^^;)。少なくともL.L.Beanの従業員なら当然知っているFAQである、ということはなさそうです。

少しネットで探してみましたが別に左手利き用ということでもないみたいです(全商品逆になっている理由になりませんし)。

ウチのスタッフの佐藤が「アウトドア系のだけ理由があって逆についてるという話をどこかで聞いたことがある気がする」と言っています(なんと彼のジャケットも反対側についてる!)。

理由をご存知の方がいらっしゃいましたら、是非こちらまで

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