カテゴリー: その他 (page 23 of 30)

242. メタファ活用の効果~コンタクトレンズケース


最近のお気に入りグッズを紹介します。

koziolのコンタクトレンズケース

これは、コンタクトレンズのケースです。人が双眼鏡を覗いている姿をしています。 とても愛着のわくデザインですよね。

このレンズケースで使いやすいと感じた点は2つあります。

ます一つ目は「持ちやすい」ということ。

このレンズケースは、収納部しかない通常のレンズケースと比べて、人形の分だけグリップできる範囲が大きくなっています。そのため、蓋の開閉時にしっかりと把持することができるのです。レンズの脱着時には手が濡れていることが多く、蓋をあけるのにモジモジしたり、ひっくり返さないように気を張っていました。 携帯するにはちょっとかさばりますが、家で使うにはこのくらい大きい方が扱いやすいですね。

それから二つ目。「右と左がわかりやすい」

これは、普通のレンズケースでも十分わかりやすいのですが、さらにちょっとしたメリットを持っています。

大半のレンズケースには、右側に色がついていて、かつ、「R」「L」という左右を示す記号が記されています。しかし、右と左が自分の感覚とうまく結びつかない人にとってはどうでしょうか?

私の友人で右と左を間違えて記憶している人がいます。その人は「右」と言われると左に、「左」と言われると右に反応します。考えているうちにどんどん混乱していくようです。 また、恥ずかしながら私も、高校生くらいまではライトもレフトも両方「R」から始まると思い込んでおりました。

そんな人でも、人形の背中を見ながら自分の左右とマッチングさせれば、間違えることはありません。人という、前後が非対称の形がモチーフにされているため、対応づけが行いやすくなっているのですね。

この商品は、「人が双眼鏡を覗いている姿」というメタファを取り入れ、レンズケースの機能をうまく引き出すことに成功しています。持ちやすさと分かりやすさと可愛らしさを向上させた、ちょっとしたユニバーサルデザイン商品だと思います。

関連ページ
ドイツの雑貨メーカーkoziol(リンク先消滅)

233. 可動式自転車ラックのユラユラトレイ


今年の春、祐天寺駅に新たに自転車置き場ができました。 イケナイと思いつつ迷惑駐輪をしていた私は、「これで撤去されずにすむワ!」と喜んでいたのですが…、何か使いにくいんです、この駐輪場。

以下の写真は、その駐輪場の自転車ラックなのですが、これ、下段の自転車を停めるトレイが左右に動くんですよ。一台でも多くの自転車を停めるために、駐輪スペースの間隔を詰められるスグレモノ…のはずなのですが、とにかく停めにくいんです。

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自転車がトレイに載っているところ

<使いにくい点>

  • 自転車を駐輪する時にトレイがユラユラ動き、うまく停められない。
  • トレイを詰められてしまうと隣の自転車のハンドルが干渉し、両脇の自転車をスライドさせなければ自転車を出せない。
  • スライドさせる自転車は一台ではなく、トレイに載っている数台なので、重くて大変!
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3台の自転車が干渉している

朝は、トレイが動いてうまく停められずにイライラし、夜は、自転車が他の自転車にあたって出せなくてムカムカします。そして、上段はいつも空いているので、下段を可動式ラックにして駐輪スペースを確保する意味があるのかな???と疑問に思うのですよ。毎朝、必ず何人かは、私のようにうまく停められないでいる人を見かけますし・・・。

しかも、空きトレイがあるので「停められる」と期待して他の自転車をスライドさせても、結局スペースが確保できずに他の場所を探すという無駄なこともしてしまいます。それだったら、最初から上段に停めれば良かったと後悔するし、そんな期待をさせるようなラックにしないでよ〜とワガママなことを思ってしまうのですが・・・私だけでしょうか?

とりあえず、今日も駅に着いたら自転車ラックと格闘です…

232. サイフの中、カードだらけですね


お店のレジで「ポイントカードはお持ちですか?」と問いかけられ、「ちょっと待ってください・・・えーっと・・・」とサイフの中身をぶちまける勢いで目的のカードを探す。皆さんもこんな経験ありませんか?

だいぶ減らしてはみたのですが・・・

ポイントカードにクレジットカード、プリペイドカード、診察券、会員証・・・

どれも必要なカードばかりなのですが、枚数が多くなりすぎてどこにどのカードを入れてあるのか把握できません。文頭のシーンのように、瞬時に目的のカードを探し出すのは大変な作業になります。また、目的のカードがどんなものだったのかすら覚えていない場合・・・店員さんに「どんなカードでしたっけ?」と聞いてしまうこともよくあります。

カードを提供する側は、「はいどーぞ」で済むわけですが、提供される側である私たちは、そのカードを管理していかなければなりません。そうなると、押し入れに大量のモノを巧みにしまいこむときのように、何らかの収納術が必要になってくるわけです。自分はカードの厚み、色、素材などにより、カードの種類を判別し、大ざっぱではあるものの、分類してサイフに収納しています。

人によって、カードの収納術は十人十色であるとは思いますが、最低限「分類しやすい」カードであることは必須だと言えるのではないでしょうか。例えば、銀行のカード上部にある「▲矢印の方向にお入れください。」は、自分にとって「銀行のカード」を認識するための手掛かりとなっています。カードをデザインする際には、『サイフのポケットに入れていても見える部分には、店名やその業種がわかる表記などを必ず入れましょう』といったような共通のルールがあっても良いのかもしれません。

そうは言っても、そんな「ルール化」なんてカンタンに実現されることはないでしょう。やはり今のところは、ジャンルごとにカテゴライズして収納するなど、個々の収納センス(力量)に頼るしかないのでしょうか。

皆さんはどんな収納術、識別方法をお持ちですか?

229. ルールが覚えやすいスタディ将棋


先日、某書店の児童書コーナーで変わったゲームを見つけました。

くもん出版から発売されている「スタディ将棋」というもので、駒がおなじみの五角形のものではなく四角形の板になっています。

スタディ将棋の盤面写真

そして、駒にはその駒の進み方が印刷されています。裏にも“成った”時の駒の進み方が印刷されています。

僕が将棋を始めた頃は「金」と「銀」の進み方を間違えることが多く、駒の進み方をメモに書いてそれを片手に将棋を指していました。でも、このスタディ将棋の場合は駒を見れば進み方が分かるのでメモがなくても間違える事はありません。キャッチフレーズはズバリ「ルールは駒が教えてくれます」でした。

初めての人でも簡単に将棋を始められて遊びながらルールを覚えられるので「将棋に興味はあるんだけどルールが難しそうだなぁ・・・」と思って諦めていた方にオススメです。

【補足】

この日記を書く際に「あのとき見かけたゲームはなんだったんだろう?」と思ってインターネットで調べていたら、またまた変わったゲームを見つけました。

こちらは「らくらく将棋」というもので駒に「短い矢印=その方向に1マス進める」「長い矢印=その方向に何マスでも進める」という記号が印刷されています。

他には駒の数を減らし、駒の動きを本来の将棋よりも簡単にし、“成る”というルールを省略するなど手軽にゲームを楽しめるようにする工夫が見られました。

らくらく将
棋の盤面写真
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らくらく・じゃんけん将棋

225. パンツの前はどっち?


私が日常身に付けているパンツ類、下着ではトランクス、そして家ではジャージのパンツを愛用してます。 何をいきなり言い出すのかって? 実は最近この2つの衣類に関して少〜し困ったことが起きているのです。

私がここ1〜2年の間に購入したものの内、2枚のトランクスと1枚のジャージ、何故かブランドやサイズなどが明記された札(タグ)がはいた時に前に来る側についているのです。(下図参照)

ズボンの図解

察しの良い方はもうおわかりですよね。そうです、良く前/後ろを逆にはいてしまうのです。恥ずかしながら自分ではなかなか気づかないのですが、これ傍から見るとすぐに分かるんですよね。その度に妻に「また逆にはいてるじゃない」(実際はこんなに優しく言ってはもらえません)と指摘されることになります。トランクスにはちゃんと大事な出入り口(社会の窓)もあり、ジャージも左右にポケットが付いていますが、タグを目印にすることが私にとって一番便利で間違いの無い方法だと思ってしまう様です。

思い返してみても、私はタグが前にあるタイプを今までに着用した記憶がありません。もちろん現在所有している他のもの(トランクス:10枚くらい、ジャージ:2〜3枚)も全て後ろにタグがあります。少し専門的かつ大げさに言うと、こうした「タグは後ろに付ける」というデファクトスタンダード(決まり事ではないが、広く普及することによって事実上の標準となっているもの)に接する中で、それがそのままユーザのメンタルモデル(システムに対してユーザが期待する概念モデル[解説]として、私の中にでき上がっていると言えます。

きっと私は所有する他の多数のパンツ類が「後ろタグ」であるために、いつまでたってもこの「前タグ」のものには慣れる(学習する)ことができないでしょう。妻に冷たく指摘され続けるだけならまだしも、うっかりとコンビニなどに行ってしまわないように気をつけないといけない様です。

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