242. メタファ活用の効果~コンタクトレンズケース


最近のお気に入りグッズを紹介します。

koziolのコンタクトレンズケース

これは、コンタクトレンズのケースです。人が双眼鏡を覗いている姿をしています。 とても愛着のわくデザインですよね。

このレンズケースで使いやすいと感じた点は2つあります。

ます一つ目は「持ちやすい」ということ。

このレンズケースは、収納部しかない通常のレンズケースと比べて、人形の分だけグリップできる範囲が大きくなっています。そのため、蓋の開閉時にしっかりと把持することができるのです。レンズの脱着時には手が濡れていることが多く、蓋をあけるのにモジモジしたり、ひっくり返さないように気を張っていました。 携帯するにはちょっとかさばりますが、家で使うにはこのくらい大きい方が扱いやすいですね。

それから二つ目。「右と左がわかりやすい」

これは、普通のレンズケースでも十分わかりやすいのですが、さらにちょっとしたメリットを持っています。

大半のレンズケースには、右側に色がついていて、かつ、「R」「L」という左右を示す記号が記されています。しかし、右と左が自分の感覚とうまく結びつかない人にとってはどうでしょうか?

私の友人で右と左を間違えて記憶している人がいます。その人は「右」と言われると左に、「左」と言われると右に反応します。考えているうちにどんどん混乱していくようです。 また、恥ずかしながら私も、高校生くらいまではライトもレフトも両方「R」から始まると思い込んでおりました。

そんな人でも、人形の背中を見ながら自分の左右とマッチングさせれば、間違えることはありません。人という、前後が非対称の形がモチーフにされているため、対応づけが行いやすくなっているのですね。

この商品は、「人が双眼鏡を覗いている姿」というメタファを取り入れ、レンズケースの機能をうまく引き出すことに成功しています。持ちやすさと分かりやすさと可愛らしさを向上させた、ちょっとしたユニバーサルデザイン商品だと思います。

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ドイツの雑貨メーカーkoziol(リンク先消滅)

1 Comment

  1. コンタクトレンズのケースを考えてみるぞ

    ◎レンズケース付きコンタクトレンズ洗浄液 コンタクトレンズ洗浄保存液を購入すると…

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