投稿者: 古田 (page 84 of 103)

410. 丸い凹みが穴開けガイドに~個人情報保護グッズ~


毎日のように届くダイレクトメールや支払いの明細書、私の場合は確認したらすぐゴミ箱に直行したいのですが、記載されている情報は個人情報の塊…そのまま捨てるのは何だか気が引けます。しかし、その為だけに本格的なシュレッダーを購入するのも大げさな気もしますし…

 そんな時に見つけたのが、隠したい部分だけに穴を開けてシュレッダーの代わりに使えるお手軽個人情報保護グッズです。これなら、ハガキや明細書の住所・名前・金額などを隠して捨てられます。 

使い方は簡単

使い方は簡単、穴を開けたいハガキ等を差し込んで、本体レバーを押し下げるだけです。これならシュレッダーと比べ、場所、騒音、電源の面から自宅で使用するのに良いと思い購入しました。

 そして、使ってみてある事に気が付きました。 

並んだ丸い凹み

この上面にある丸い凹み、ただのデザインのアクセントだと思いきや、どこに穴が開くか使用時に見えないという“パンチの弱点”を補うためのガイドだったのです。これにより、狙った場所に正確に穴が開けられます。かくして個人情報が守られました。

 小さな凹みですが、効果は大きいです。
 

409. つまんで引っ張りやすいベーコンのパッケージ


少量パックのベーコンやハムは、ちょっと使いたいときにちょうどよい量で、ストックにも最適、我が家では大活躍です。

でも、その真空パックが開けにくいと、常々不満に思っていました。料理するときは手がぬれていたり油っこいものを触ったりするので、あのぴったり張り付いたビニールの角をつまむときに、指が滑ってしまうのです。いつも指先にぐぐっと力を入れて引っ張っていました。

ところが先日料理をしていてベーコンのパックをあけたとき、思いのほかあっさりと、軽い力であけることができました。あれ?と思いよく見てみると、指でつまむあけぐち部分に「クリアオープン」「特許出願中」と書かれており、凹凸のエンボス加工がされていました。

あけぐち部分

なるほど、これかと思いました。凹凸で指が滑りにくくなっており、小さなあけぐち部分をうまくつまんで引っ張ることができるのです。

つまんで
ひらく

日々の不満が解消されて、今後はこのシリーズのハム・ベーコンがますます活躍しそうです。

408. シャンプーとコンディショナーの違い


これはよく考えられているなあ、と感心した商品を紹介します。

左がシャンプー、右がコンディショナーです

ラックス カラーシャインです。

一見するとありふれたシャンプーとコンディショナーのボトルセットですが、よく見るとキャップの位置がシャンプーは上側、コンディショナーは下側についているのがわかります。 一般的にこの手のボトルはキャップが上についているものですが、なぜこのセットは上側、下側にキャップが位置されているのでしょう? シャンプーはさらっとした液体なのでキャップが上についていてもそれほど問題ではありませんが、コンディショナーのようなどろっとした液体は、中身が減ってきたときにボトルをひっくり返してもしばらくしないと出てこなかったり、勢いよく振り過ぎて予想以上に中身が出たり…ということがあります。 そこで、コンディショナーのキャップを下側につけることにより、普通に置いておくだけで自然とキャップ付近に中身がたまるため使う際に手間がかかりません。つまり、中身の液体の特性を考えて、上下異なった位置にキャップを配置するという工夫がされているのです。

そんな工夫がされているにもかかわらず、この両ボトルには美しい統一感があり、私はとても気に入っています。 しかし、このタイプは限定セットで売られていて、店頭で目にする機会はあまり多くないのです。売り切れたら消えていってしまうのでしょうか。そう思うと、少し残念です。

407. 湯切り量が調節できるナベ


私は最近、ゆで野菜がお気に入りで、ブロッコリーばかり食べています。ただ、湯切りにザルを使うと、あの緑のプツプツがザルの目に挟まり、洗うのがとても面倒です。

そんな時、友人から変わった形のナベをいただきました。 

写真1.ふたを回転させるとすき間ができる

実はこのナベは、ふたを回転させるとすき間ができ、写真2のように傾けるだけで、湯切りができます。ちょっとお湯をすてたい時にも、中身をこぼさず湯切りができるので、重宝しています。

写真2.傾けると湯切りができる

他にも湯切りのできるナベはありますが、このナベの良いところは、ふたを回す加減で湯切り量が調節できるところです。ジャガイモのようなゴロっとした食材は、食材が落ちない程度にすき間を空け、ザバっとお湯をすてることができます。

私のような「ザルを使わずに湯切りをしたい」という面倒屋さんにはもってこいのナベです。 

406. ユーザーに配慮されたマヨネーズのパッケージ


私はマヨネーズ好きで、2種類のマヨネーズを使い分けています。1つは200g入りのキユーピーマヨネーズで卓上用に使っていて、もう1つは350g入りで料理用に使っています(下図)。

200g入り(左)と350g入り(右)のパッケージ

先日、卓上用のマヨネーズがなくなったので、200g入りのマヨネーズを開封した時のことです。

賞味期限を確認するため、パッケージに記載されている表示を探していると、栄養成分表示が大きく見やすくなっていることに気づきました。気になったので、ストックしてあった350g入りのパッケージを確認してみると、200g入りのパッケージは、350g入りのものより小さいにもかかわらず、栄養成分表示など一部の表示の文字が大きくはっきりとしています(下図)。

200g入り(左)と350g入り(右)の栄養成分表示

この違いが気になったので、インターネットで調べてみました。キユーピーがマヨネーズの容量別にどのようなユーザーに使用されているのかを調査した結果、200g入りは、年輩夫婦の2人暮らしの家庭で多く使用されていることがわかったそうです。そのため、小さな文字が見にくくなっている高齢者に配慮し、パッケージの表示の一部を大きくしたとのことです。

私はこの話を知って、前より一層キユーピーマヨネーズのことが好きになりました。このように、製品の開発ストーリーやユーザーのための工夫を知ると、その商品のことを好きになってしまいますよね。

■参考

・Nikkei Business online
「お客様相談室」に集まった声を開発に役立てる 第1位「キユーピー」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20060807/107599/

・キユーピーホームページ
http://www.kewpie.co.jp/company/activity/universal/ud01.html 

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