最近はコピーを取ることより、プリンターとして複合機を使う方が多くなった気がしますが、そうは言ってもそれなりにコピーを取ることはあります。 そんな時に困った現象を何度か体験しました。 コピーを済ませて、原稿カバーを開けたその時でした。 コピー機の裏に原紙が落ちてしまったのです。

写真A ヒンジ部が広く紙が裏に落ちてしまう

このコピー機は、原稿カバーを開けるとヒンジの間に広い隙間が空いてしまい、原稿カバーを開けた時の風圧でその隙間から紙が落ちてしまうのです。しかも、複合機の周りにはキャビネットやコピー用紙などが置いてあり、容易に複合機を動かせる環境ではありません。一度コピー機の裏に落ちた原紙を拾うのはとても大変な作業です。 当然、ゆっくりと原稿カバーを開けばこのような現象は起きませんが、急いでいる時に勢いよく原稿カバーを開けるとその頻度も高くなります。

会社には複数の複合機があるので他はどうなっているかを調べてみると、

写真B ヒンジ部が狭く紙が裏に落ちにくい

隙間の狭い複合機もありました。写真Bはヒンジ部の隙間が185mmでB5用紙の短手より(182mm)少し大きいだけです。 これなら、B5用紙でもコピー機の裏に用紙が落ちるなどということはないでしょう。 機構上の都合やメンテナンス上の都合など何かヒンジ部を広くする理由があるかも知れませんが、実際に他の社員も同じ現象を体験していることを考えると、もうすこしユーザーの利用状況に配慮した設計をしてもよいのではないかと思います。
同型の複合機を使用している他のオフィスでもきっと同じ現象が起きているのではないでしょうか。