最近のプリンタインクは以前に増して多色になっています。
プリンタインクの交換では少なからず、
「どれも同じに見えて分かりにくいなぁ・・・どのインクが交換なの?」
「インクの取り出しを間違えたら戻せないかな・・・」
などといった混乱と緊張を覚えます。

そんなある日、HP(日本ヒューレット・パッカード株式会社)の複合機のインクを交換する機会があり、カバーを開けて「えっ!?」と思いました。 コロンと丸みのある形のインク達が、こっちを向いて仲良く並んでいるのです。

私が普段使っているプリンタのインクカートリッジは、細長の角ばった平らな形状でインク間の隙間も狭くどれも同じ様に見えます。また取り出す時は小さいつまみをつまんだまま持ち上げねばならず、非常にやりにくいのです。

このようにインク交換に対してネガティブなイメージがあったのですが、初めてHPのインクカートリッジを見たときは驚きました。

まずそれぞれのインク色がハッキリ分かったこと、次に一つ一つが大きくつまみやすそうな形状であったこと、さらに見た目がコロンとして親しみがもてたことで直感的に「使いやすそう!」と感じたのです。いつも不安に感じていたインク交換でしたが、ちょっと楽しい気持ちになれたことはすごいと思いました。

このようにネガティブに感じていたことを楽しみに変えることでユーザの積極的な気持ちを引き出せるのであれば、「見た目」ということも使いやすさの重要な一要素と言えますね。