電車に乗ろうとして、改札からホームへ向かう通路を歩いていた時のことです。写真の案内板を見て一瞬迷いました。

改札からホームへ向かう時に見た案内板

右手の青い案内板を見て、右側通行をしようと思ったのですが、よく見ると中心に通行禁止の記号があります。

「青なのに止まれ?」

何かおかしくありませんか?

通常は道路の信号機に代表されるように、「青は進め(許可)、赤は止まれ(禁止)」というのがルールになっていると思います。案内板の色と記号の意味が合致していないため、混乱してしまいました。

では何故、混乱を起こすようなの配色がされているのでしょうか。実は通路に青と赤の色がつけてあることが原因になっています。

通路に色が付いている

この色が案内板の色に反映されています。本来は通路の進行方向を区別するために使われている青と赤が、案内板で見ると「進め/止まれ」に受け取られてしまうため混乱を引き起こしてしまいます。

ちなみに、反対側から見た場合は「進め/止まれ」と色の意味がマッチしているため表示内容を受け入れやすくなっています。

ホームから改札へ向かうとき

青と赤の色は、「進め/止まれ(許可/禁止)」のイメージが強く、使い方を間違えるとこのような混乱を起こしてしまいます。色を使うことの難しさを示す一例ですね。