友達の家に遊びに行ったときのことです。その家のキッチンではIHクッキングヒーターが使われていて、電源を入れると写真のように鍋を置く部分が赤く光っていました。

鍋を置く部分が赤く光っているIHヒーターの写真

あまりに自然だったので最初は気が付かなかったのですが、よく考えると、IHクッキングヒーターは熱を発生させる仕組みの上で赤く光ることはないはずです。 しかし、これはあえて赤いランプで光らせて「点いてるから注意して!!」という事を知らせていたのです。もし、この赤いランプが無かったら、点いているのかどうかを見た目で判断するのは難しかったのではないでしょうか?

身近なところではコタツも同様にあえて赤いランプを使って点いていることを知らせています。

これらの赤いランプで点いているかを確認できる上、火を連想させる赤い光で熱に対する注意を喚起している事に気が付きました。

ユーザの火に対するイメージを利用して、本当は火が無いけど火があるのと同じように注意しなくてはならないという事を感覚的に知らせているのですね。

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