昨年の秋に「グッドデザインプレゼンテーション」というイベントに行ってきました。グッドデザイン賞にノミネートされた商品が展示されるイベントです。
そこで見つけたのがこの「OZAB」です。カップケーキではありません(笑)。正座をするときに足にはさむようにして使います。実際に座ってみたら、普通に正座をするときと比べてお尻が少し浮く格好になりました。膝や足裏に負担がかかりにくく足がしびれにくいので、長時間の正座が楽になりそうです。
OZAB |
偶然居合わせた作者の方に製品を作ったきっかけや完成までの経緯を聞くことができました。これを作ったきっかけは事故で膝を痛めて正座がつらくなったことだそうで、形状は早い段階で決まったものの、高さに関しては膝に負担がかからないような高さになるまで試行錯誤を繰り返したそうです。いろいろな人に使ってもらっていたら女性の知人に「私にはちょっと(高さが)高すぎる」と言われたそうです。それがきっかけになって、小柄な体格の人にも合うように約2センチ低いタイプも作ったということでした。はじめは自分のために作ったものが人の目に留まり、意見を取り入れながら製品化に至ったというお話が聞けてとても興味深かったです。
奥が2センチ低いタイプ |
僕が今までに見たことのある正座椅子は、いかにも正座の補助具という印象のものやお殿様の肘掛けみたいなデザインのものばかりなので、あまり欲しいと思えませんでした。でも、この「OZAB」は正座が楽になる高さについてしっかり考えられている上に、かわいらしいデザインで部屋にも溶け込むので買ってみてもいいかなと思いました。
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↑の方のブログのエントリ「GDP 2004 二日目」(リンク先消滅) - ITmedia ライフスタイル:“グッドデザイン”の祭典、開催中
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