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391. モバイルSuicaの利用履歴


それはいつものように月末、まとめて営業交通費を精算していた時のことでした。

私は携帯電話を「おさいふケータイ」対応機種にしてから「モバイルSuica」を愛用しているのですが、もしかして「モバイルSuica」の利用履歴を見れば簡単に運賃が調べられて、 この作業をすばやく終わらせられるのではないか?と思いつきケータイ取り出し、早速アクセス!!

・・・したのですが、期待はあっさり裏切られてしまいました。“使った金額の履歴”ではなく、“残高の履歴”が表示されたのです。利用履歴という見出しから、クレジットカードの利用明細のような画面を期待してしまったのは、私だけなのでしょうか。 

武蔵溝ノ口-武蔵小杉の運賃は573-423=150・・・ちょっと面倒

ちなみに「Edy」も愛用しているのですが、「Edy」は利用履歴で使った金額を確認することができます。

マイナス表示は支払額、使った額が一目でわかる

「Edy」も「モバイルSuica」もトップページで現在の残高を表示しています。残高は現在の残高さえわかれば十分なので、利用履歴では残高より使った額が一目でわかるほうが望ましいのではないでしょうか。

390. 危険を回避することができない~コーヒーメーカー


先日、会社でコーヒーメーカーを購入しました。

東芝のコーヒーメーカー HCD-6LJ

このコーヒーメーカーのボトルからカップにコーヒーを注ぐ際に、多くの人が「熱い」と言います。なぜかというと、下の写真の様に、ボトルの蓋に空いている穴が指の方向にあるため、熱い湯気が指にあたってしまうからです。

注ぐ時の手

コーヒーメーカーの様な道具は、ユーザの安全を十分に考えてデザインされていると思っていました。そのため、私の使い方が間違っているのかもしれないと思い取扱説明書を見ました。
しかし、この製品に対しての「安全な注ぎ方」や「注ぐ際の危険」については何も説明がなく、PL法対策のために書かれたような「ボトル(ガラス容器)なしで使わない」「ボトル(ガラス容器)をのせたまま、本体を動かさない」などの「警告」や「注意」に関する記述が面積の多くを占めています。
いくら「警告」や「注意」が多く書かれていても、この取扱説明書では、ユーザが安全に使える様にはなりません。

危険が伴う道具に関しては、ユーザが安全に使えるような「形状やデザイン」を第一に考える必要があります。それに加え、ユーザが危険を回避できるような使い方を取扱説明書に明記するなど、安全対策を二重に行うことでユーザが道具を安全に使用できるのではないでしょうか。 

389. POWERボタンの位置が改善されたニンテンドーDS Lite


ゲームをプレイしていて「POWERボタンを誤って押してしまい強制終了」 という状況ほど悲しいことはありません。 頑張ってプレイした数時間がすべて消えてしまうのですから…。

ニンテンドーDS(以下、旧DS)ではこのような悲しい過ちを犯してしまいがちでした。 原因はPOWERボタンとSTARTボタンが同じ面に配置されている点にあり、 ボタン形状も似ていることから両者を押し間違えることが何度もあったのです。

旧DS
POWERボタンが筐体上面にあり、同じ面のSTARTボタンと押し間違えることがある。

以前の機種ではSTARTボタンは筐体上面/POWERボタンは側面に配置され 両者の差別化が図られていたのですが、フタに覆われていない側面にPOWERボタンがあるとカバンの中での誤作動が多く 「いつの間にか電源がONになっていて遊ぼうと思ったら電池切れ…」 という悲しい状況も起こっていました。 その誤作動を起こさせないために旧DSではPOWERボタンが 筐体上面にレイアウトされたのだと考えられますが、 STARTボタンと押し間違えるという新たな問題が生まれてしまったという訳です。

以前の機種
POWERボタンが側面にあるため、いつの間にか電源ONになってることがある。

そこで、新DSではPOWERボタンの位置・機構が変更され、 位置は以前のように側面に戻り、 ある程度の力を入れてスライドさせないと電源がONにならないバネ仕掛けのスイッチになりました。 この改良によりゲームプレイ中に押し間違えることも、 いつの間にか電源ONになっていることも無くなりました。

新DS
POWERボタン位置が側面に戻り、バネ仕掛けのスイッチに変更。

新機種が発売されるたびに、ゲーム内容の面白さだけでなく 前機種での不満点にしっかり対応してくれているのはありがたいことですね。

388. つまようじ入り割り箸袋を安全に開く工夫


割り箸の袋に入っているつまようじ、危ないですよね。

食事中に使う割り箸と、食後に使うつまようじがセットになっていることはとても合理的ではありますが、滅多につまようじを使わない私にとっては、危険なだけの存在なのです。
普段は袋から割り箸を押し出して開封しているのですが、つまようじの存在に気をつけながら、そっと取り出すようにしています。
しかし、お腹がぺこぺこのときなんかは、早く弁当が食べたいがために、勢いあまってつまようじが指に刺さったことも・・・。

変わった開封方法で、安全に開くように誘導している割り箸を発見したので紹介します。 

「つまんで引っ張る」という開封方法で、つまようじが入っていても安全に割り箸を取り出すことができます。パッケージを引っ張って割り箸を取り出すので、袋の中のつまようじが手に迫ってくることはありません。

簡単な工夫で、ユーザの身の回りに潜む危険を回避することも可能なんだ、と感心しました。

産業界の中では「機能安全」という概念が提唱されています。機能安全とは、産業機械などに潜む危険性を回避し、安全性を向上しようという考え方です。
「割り箸」と「機能安全」、一見関係の無いように思えますが、私達のごく身近にある割り箸にもこの機能安全は求められるべきではないでしょうか。
私はこの割り箸から、袋に入っている箸を取り出すときの「機能安全」について考えさせられました。

387. かゆいところに手が届くR25式モバイル路線検索サイト


私は、会社に来るまでに2時間弱、電車の乗継を3回もする場所に住んでいます。朝出社の際はさほど影響はないのですが、夜遅い時間に帰宅する際、乗継によっては帰宅時間が大幅に違って来ます。そこで私はよく携帯電話で路線検索サイトを利用するのですが、使っていて「なぜだろう?」と思うことがあります。

それは、次のようなケースです。

その日も帰宅が遅くなりそうなので、いつものように路線検索サイトで時刻を調べ、検索結果の電車に乗り込みました。ところが、検索結果では途中の乗継駅である南武線武蔵溝ノ口駅への路線検索が「23:26発」と表示されているにも関わらず、実際には一本早い「23:12発」に乗ることが出来たのです。 

図1:いままで使用していた乗換案内サイトによる検索結果

常々思っていたのですが、この手の検索システムは、駅の混雑状況に関わらず、多少余裕を持たせた路線検索を設定してくれるのではないでしょうか。ですからスタートは指定の電車に乗っても、途中の乗換のタイミングによっては一本早い電車に乗れることもあるのだと。であれば、最初から利用者の急ぎ度合いに対応して検索してくれるサイトがあっても良いものではないかと考えていました。

ある時、友人にこの話をしたところ、「R25式路線検索」というサイトを勧められました。 このサイトは普通に乗換を検索する機能の他に『せっかち』、『ふつう』、『ゆっくり』といった具合で、3タイプの乗換状況に合わせて検索できる機能が備わっています。 早速『せっかち』に設定し、前述した路線検索サイトと同じ経路と出発時間で調べてみました。すると、南武線武蔵溝ノ口駅を「23:12発」という一本早い検索結果が表示されたのです。

図2:R25式路線検索サイトによる検索

この『せっかち』、『ふつう』、『ゆっくり』という乗換状況に応じて選択できる機能は、いままでの路線検索にはなかった利用者の状況(急ぎ度合い)に対応してくれる便利な付加機能だと感心しました。

ちなみに、私は一刻も早く目的地に着きたいタイプなので、もっぱら「せっかち」に設定して検索しています。 

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