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386. つり銭切れを知らせてくれる自動販売機


皆さんは自動販売機のつり銭切れランプにすぐに気がつきますか? 私はいつも、『ジュースが出てこない!』とボタンを連打した後につり銭切れランプに気がつきます。

小さくて気がつきにくいつり銭切れランプ

そんな私にぴったりな自動販売機を見つけました。 つり銭切れに気が付かずに、お金を入れてボタンを押してしまうと、『すんません、今つり銭切らしてますねん』(関西弁)と、音声で教えてくれます。

つり銭切れランプが点灯していても、ついつい商品に気を取られ、ランプに注意が向かないこともあると思います。 関西弁が良いかどうかは別として、ボタンを連打しておろおろしてしまう私にとっては、すぐにつり銭切れに気づくことができるので とても便利だなと感じました。

ちなみに、関西弁だけではなく、共通語、博多弁、名古屋弁、津軽弁もあるようです。 HPから視聴出来ますので、一度聞いてみてください。

■関連ページ

DyDo 公式サイト: http://www.dydo.co.jp/jihanki_w/talk/kansai.html

385. 荷物はここにどうぞ~国際展示場駅のトイレの手洗器


これ、女子トイレの手洗器です。

女子トイレの手洗器

手を洗うボウルの後ろ側にバーがついてますね。 いったい何のためのモノでしょうか。

タオル掛け?

トイレットペーパーをひっかけておく?

私はこんな風に使いました。

鞄とカタログの手提げ袋をかけてみました

このバー、いかにも「荷物をかけてください」と、両腕を伸ばしているようじゃ ないですか。 こんなアフォーダンスがあると、自然にバッグをかけることができますね。

このトイレは、りんかい線の国際展示場駅そばにあるので、展示会でもらった パンフレットをたくさん持った人が使用することもあるでしょう。荷物を持っていると手が洗いにくいし、どこかに置くことができても倒れてきたり、置ききれなかったりと、なかなか大変です。
その点、こんなバーが手洗器についていると、そこに荷物をかけてゆったり手が洗えます。 ただ、取っ手のない鞄や荷物ではダメですね。

一長一短ですが、手洗器の弱点を補うように化粧ブースがすぐそばにあり ました。 鏡の下に荷物置きがあり、ちょっとした小物や鞄ならそこを利用すればいいわけです。

このバーつきの手洗い器、「荷物をかけてもらうため」にデザインされたかどうかわかりません。 でも重い荷物を小脇に抱えて手を洗う大変さを思うと、立地に合った形状をしていて、「なかなか気が利くじゃん!」と感心しています。

ちなみに、男子トイレではバーがついていない手洗器のようですので、女性読者の方、このトイレを利用する機会があったら、是非感想をお聞かせ下さい。 

384. 上りやすいが下りにくい?波打つ手すり


とあるショッピングセンターの階段に、波打つ手すりが設けられていました。 屋上駐車場から1Fへ降りる時にその手すりを使用してみたのですが、 身体がガタンガタンと揺れなんとも使いにくい! 「何故こんな使いにくい形なのだろう…?」と疑問に感じました。

そこで、買い物を終え今度は1Fから上ろうとする時に手すりを握ってみると、 通常の手すりを持った時よりも手が垂直に近い角度になりました。 これだと手で体を引き寄せやすく、荷物が多い時でも楽に階段を上ることができますね。

通常の手すり 波打つ手すり 垂直部を握ると体を手前に引き寄せやすい

しかし現状では下りにくいと感じるので、 階段の片方は波打つ手すり、片方には通常の手すり、 と両タイプの手すりを併設することにより、 上がる時下りる時それぞれにあわせたサポートを行えるのではないでしょうか。

2007.09.20補足

こちらの記事に関し 「手すりが下りの際に使いにくいのは、駆け下り防止のためにわざとではないか」というコメントを頂きましたが、手すりの役割を考えたときに下りをわざと使いにくくすることは考えにくいと思います。やはり降りやすさも考慮すべきだと思うので私は「登る際は波形手すり、降りる際は直線手すり」と2種の手すりの併用を
提案させて頂きました。

2008.02.19補足

こちらの記事に関し 「この手すりは足が悪い方にとっては下りにも有用なのではないか」というコメントを頂きました。確かに足が悪い方にとっては頂いたコメントの
とおりだと思いますが、私のように使いづらいと感じる方もいらっしゃると思いま
す。設置の仕方に工夫が必要だとは思いますが、より多くの方が利用出来るよう、波
打つ手すりと通常の手すりとの併用を提案させて頂きました。

あくまでも私個人、つまり非身障者(年寄り含む)としての利用についての日記でしたが、その点が説明不足でした。また是非コメントいただければと思います。なお、
ご指摘を受けて日記の種類を「×」から「memo」に変えてみました。

これからも「使いやすさ日記」をご愛読下さい。よろしくお願い致します。

383. 宅配レンタルDVDの封筒デザインで、コストとゴミ削減!


最近、家で映画を観たい時は、品揃えが豊富な事から宅配レンタルDVDというサービスを利用しています。このサービスはネット上で観たい映画を予約すると、後日自宅にDVDが配送されてくるというものです。 もちろん、レンタルですから観終わったDVDは返却しなければなりませんので、封筒で送り返します。

配送されてきた封筒

その返却の封筒が、半年前頃から新しくなりました。 従来までは同封されていた「返信用封筒」を使い返却していました。 しかし、新しい封筒は配送されてきた封筒をそのまま返信用として使えるのです!

住所部分を切り取ると返信用の住所が。

従来の封筒は、配送されてきた時点でゴミとなり捨てていましたが、新しい封筒は住所部分のみゴミとなり捨てる部分が減りました。一つ一つは小さな差ですが、会員数が21万人を越えるサービスですのでコストダウンとゴミ削減の効果は大きいのではないでしょうか。 デザインひとつで「返却する」という本来の目的は達成しつつも、コストとゴミを減らすこのアイディアには感心させられました。

382. 荷物がぶつからないエスカレータ


みなさんは写真1のようなエスカレータを利用するときにどちらの手で荷物を持ちますか?

写真1:センター北駅のエスカレータ(エスカレータ壁面と身体の間のスペースが狭い)

写真1の場合、手すりから足元まで真っ直ぐな壁があるため、手すりの横に立つ と体と壁の間にスペースがなく、荷物を持ちにくく感じます。そこで、反対側の手に 荷物を持ち替えることが多くあります。また、反対側を通る人も同様に、手すりとは 反対側の手で荷物を持つことが多いようで、よく荷物同士がぶつかってしまいます。

一方、写真2のエスカレータでは写真1と手すりの下の形状が異なり、手すりの横に 立っても荷物を持つスペースができます。つまり両側に人が立ったときでも、お互い に手すり側に荷物を持つことができるので、荷物同士がぶつかることを防ぐことがで きます。

写真2:大井町駅のエスカレータ(エスカレータ壁面と身体の間のスペースが広い)

荷物を気にせずエスカレータを利用することができるので、朝のラッシュ時などにはイライラすることが減って便利ですね。

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