私は、会社に来るまでに2時間弱、電車の乗継を3回もする場所に住んでいます。朝出社の際はさほど影響はないのですが、夜遅い時間に帰宅する際、乗継によっては帰宅時間が大幅に違って来ます。そこで私はよく携帯電話で路線検索サイトを利用するのですが、使っていて「なぜだろう?」と思うことがあります。

それは、次のようなケースです。

その日も帰宅が遅くなりそうなので、いつものように路線検索サイトで時刻を調べ、検索結果の電車に乗り込みました。ところが、検索結果では途中の乗継駅である南武線武蔵溝ノ口駅への路線検索が「23:26発」と表示されているにも関わらず、実際には一本早い「23:12発」に乗ることが出来たのです。 

図1:いままで使用していた乗換案内サイトによる検索結果

常々思っていたのですが、この手の検索システムは、駅の混雑状況に関わらず、多少余裕を持たせた路線検索を設定してくれるのではないでしょうか。ですからスタートは指定の電車に乗っても、途中の乗換のタイミングによっては一本早い電車に乗れることもあるのだと。であれば、最初から利用者の急ぎ度合いに対応して検索してくれるサイトがあっても良いものではないかと考えていました。

ある時、友人にこの話をしたところ、「R25式路線検索」というサイトを勧められました。 このサイトは普通に乗換を検索する機能の他に『せっかち』、『ふつう』、『ゆっくり』といった具合で、3タイプの乗換状況に合わせて検索できる機能が備わっています。 早速『せっかち』に設定し、前述した路線検索サイトと同じ経路と出発時間で調べてみました。すると、南武線武蔵溝ノ口駅を「23:12発」という一本早い検索結果が表示されたのです。

図2:R25式路線検索サイトによる検索

この『せっかち』、『ふつう』、『ゆっくり』という乗換状況に応じて選択できる機能は、いままでの路線検索にはなかった利用者の状況(急ぎ度合い)に対応してくれる便利な付加機能だと感心しました。

ちなみに、私は一刻も早く目的地に着きたいタイプなので、もっぱら「せっかち」に設定して検索しています。