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441. 気の利いたルーフレール


私の愛車には、ルーフレールがついています。

海や山が好きな私はいろいろな道具に合わせてキャリアの位置を自由に決められるルーフレールつきの車を選びました。しかし実際にキャリアを取り付けてみると思った以上に大変でした。

ルーフレールの図

キャリアをつけるときは、車体に対して横方向に2本の棒(ベースキャリア)を取り付けますが、高い位置で作業するためなかなか位置決めができません。ちゃんと平行になっているかメジャーで測ったり、タイヤに乗って屋根の上から確認したりしなければならず、ひと苦労でした。

しかし、先日出かけた東京モーターショーで、そんな私の悩みを解決してくれそうなルーフレールを見つけました。そのルーフレールには写真のような目印がついていました。 

ルーフレールの目印

これなら両側の目印をあわせるだけで簡単に位置あわせができそうです。ちょっとしたことですが、私にはとてもうれしい工夫でした。

440. 適量が取りやすいへら


突然ですが、皆さんはさくらんぼ1個分や、パール1個分と言われてピンときますか?私はさくらんぼも、パールもイメージする大きさに個人差があり、わかりにくいのではないかと思っています。実際に、職場で「さくらんぼの実を実物大で描いてみて」とお願いしたところ、やはり驚くほどのばらつきがありました。しかし、化粧品の取扱説明書を見ると、結構この手の表現があるのも事実です。

私が使っている化粧品にもまさに同じ表現がありました。『朝はパール2個分、夜はさくらんぼ1個分を取り分けて使用してください』と書かれているのです。初めのころは自分の感覚ですくっては、「多すぎたかなぁ」と思いつつ使っていました。そんなとき、使用しているへらのデザインが気になり始めました。

ある朝、寝ぼけてへらの幅が狭いほうを使って気がついたのですが、そちら側ですくうとなんとなくパール1個分で、逆の幅が広いほうを使うとさくらんぼ1個分の量に等しい気がしてきたのです。 

写真1:朝は幅が狭いほうを使っています
写真2:夜は幅が広いほうを使っています

早速、使いやすさ日記のネタにしようと思った私は、念のためメーカーに問い合わせてみることにしました。その回答はあっさり『朝も、夜も幅の広いほうを使ってください』とのことでした。

そこでこんなへらのデザインはいかがでしょうか?

幅の狭い方ではパール2個分をすくえ、反対側の広い部分ではさくらんぼ1個分をすくえるようにしてみてはいかがでしょうか?さらに朝と夜とがわかりやすいように太陽と月のイラストで視覚的にデザインしてみてもいいかもしれませんね。 

写真3:幅の広さと使う時間の対応がわかりやすい

439. ライダーは安心!サイドターンランプ付きドアミラー


先日、新型のカローラフィールダーに試乗する機会がありました。乗る前に車体を眺めていてふと思ったのですが、ここ最近になってドアミラーにサイドターンランプ(ウィンカー)が埋め込まれた車が増えてきたような気がしませんか?このサイドターンランプにはどんな利点があるのか、体験をもとに自分なりに考えてみました。

サイドターンランプの位置として、以前は前輪フェンダーの上部付近が定位置だったと思います。わざわざ変えなくともこの位置でもちゃんと周囲から目に入るのでは?と最初は思っていました。しかし、思い起こしてみると、私のバイク経験上、信号待ちで車と並んでいる場合など、フェンダー上部だと腰に近い高さにあり、決して目に入りやすい位置とは思えませんでした。実際、左折車に気が付かず危ない思いをしたこともありました。一方、ドアミラーはフルフェイスのヘルメットをかぶっていてもよく目に入ります。バイクに乗っている方なら分かると思いますが、ドアミラーは走行中でも常に意識しているものです。ハンドルと接触する可能性が高いからです。一概には言えませんが、少なくともバイクのライダーから見れば、フェンダー上部にあるよりも、ドアミラーについていた方が、より視認性は高まるのではないでしょうか。 

やっと普及してきたサイドターンランプ付きドアミラー  後方からでも点滅しているのが分かる

ところで、前述したようにドアミラーはぶつけたりぶつけられたりし易いパーツです。自分がこのタイプのターンランプがついた車を購入するとしたら、割ってしまったときの出費を真っ先に考えてしまいます。もしかしたらこのことも、今までこういうタイプのドアミラーが少なかった要因の一つなのかもしれませんね。

2008.07.28補足

読者の方から頂いた情報によると、ドアミラーに配置された要因の一つとして、正面から見た場合に、ヘッドライトの光にターンランプが紛れて見づらくなるといったこともあるようです。最近のヘッドランプはHIDなど高輝度のものが多くなってきていますので、確かに分かる気がします。

438. ドアのガードアーム


仕事を終え、家に帰る。玄関の前に立ち、ポケットの中の鍵に手を伸ばす。機能主義的な手触りだ。また終電だよとつぶやきながら鍵を差し込み、「カチャッ」とシリンダーを回す。ドアのノブに手をかけ、ドアを開ける…

『ガチャーン!』

ドアが途中までしか開かず、辺りに場違いな音がとどろき渡る。来訪者確認用のガードアームが僕の寂しげな帰宅シーンを見事にシャットアウト。

「またやっちゃった…」 

ガードアームでドアが全開しない

うちのドア、施錠されている状態からは「カチャッ、カチャッ」と二段階回さないとロックが解除されません。ちなみにドアの内側(家の中)からみると、下図のようになります。

ドア内側からみた図

ガードアームとは、しつこいセールスマンや、こわい系の人が簡単に中へ入ってこられないようにする、いわばドアチェーンと同じ役目をするものなのですが、これって家の中から使うもの、在宅時に持ち味を発揮して欲しい機能ですよね。もちろん、外出時に鍵の施錠と併せてガードロック状態をつくることができるので、その意味での防犯性が上がることは理解はできるのですが、自分の家から閉め出されたようで釈然としません。

例によって、「セキュリティと使いやすさの共存は難しい」と納得しないといけないのでしょうか… 

437. お湯が沸いたらガタガタお知らせ~おまけ機能発見!~


先日、下の写真のようなモノを購入しました。鍋の中に入れるだけで、大きな蒸気の泡を発生させ、小さな泡を吸収することで、吹きこぼれを抑える便利な道具です。名前は「なべ底くん」。

なべ底くん (左:表、右:裏)

いつものようにパスタを茹でるために「なべ底くん」を鍋に入れ、お湯を沸かしている時でした。待っている間、時間があったのでTVのニュースに見入っていたところ、

「ガタガタガタッ、ガタガタガタッ」

とキッチンの方から音が聞こえてきました。

「あっ、そういえばお湯を沸かしていたんだ!」

TVに夢中だった私は、すっかり忘れてしまっていたのです。

その音は、下の図のように鍋の中で大きくなった蒸気の泡が、「なべ底くん」の本体を持ち上げ、泡が抜け出た後本体が落下し、鍋底とぶつかることで発生していたのです。吹きこぼれを抑えるために使っていたのに、こんなおまけ機能があったなんて!

蒸気の泡が「なべ底くん」を持ち上げる
「なべ底くん」と鍋底がぶつかり、音が発生する

私のようにうっかり忘れてしまったり、誰かが急に訪ねてきたりといった状況でも、お湯を沸かしていたことを音で知らせてくれます。案外大きな音がするので、ワンルーム位の広さであれば頼りになりそうです。

とはいっても、キッチンで火を扱う場合は、極力火のそばから離れないように気をつけましょう。何かあってからでは遅いので・・・。
 

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