先日、新型のカローラフィールダーに試乗する機会がありました。乗る前に車体を眺めていてふと思ったのですが、ここ最近になってドアミラーにサイドターンランプ(ウィンカー)が埋め込まれた車が増えてきたような気がしませんか?このサイドターンランプにはどんな利点があるのか、体験をもとに自分なりに考えてみました。

サイドターンランプの位置として、以前は前輪フェンダーの上部付近が定位置だったと思います。わざわざ変えなくともこの位置でもちゃんと周囲から目に入るのでは?と最初は思っていました。しかし、思い起こしてみると、私のバイク経験上、信号待ちで車と並んでいる場合など、フェンダー上部だと腰に近い高さにあり、決して目に入りやすい位置とは思えませんでした。実際、左折車に気が付かず危ない思いをしたこともありました。一方、ドアミラーはフルフェイスのヘルメットをかぶっていてもよく目に入ります。バイクに乗っている方なら分かると思いますが、ドアミラーは走行中でも常に意識しているものです。ハンドルと接触する可能性が高いからです。一概には言えませんが、少なくともバイクのライダーから見れば、フェンダー上部にあるよりも、ドアミラーについていた方が、より視認性は高まるのではないでしょうか。 

やっと普及してきたサイドターンランプ付きドアミラー  後方からでも点滅しているのが分かる

ところで、前述したようにドアミラーはぶつけたりぶつけられたりし易いパーツです。自分がこのタイプのターンランプがついた車を購入するとしたら、割ってしまったときの出費を真っ先に考えてしまいます。もしかしたらこのことも、今までこういうタイプのドアミラーが少なかった要因の一つなのかもしれませんね。

2008.07.28補足

読者の方から頂いた情報によると、ドアミラーに配置された要因の一つとして、正面から見た場合に、ヘッドライトの光にターンランプが紛れて見づらくなるといったこともあるようです。最近のヘッドランプはHIDなど高輝度のものが多くなってきていますので、確かに分かる気がします。